« | »

2023.06.01

6月1日 (木) / 5月のこと🌺ベニバナトチノキの下で✾優しいきもち🌺🌺(5/9(火)記録)・園内通信


ベニバナトチノキの下で✾優しいきもち🌺🌺(5/9(火)記録)

5月を振り返ると、ひみつの庭入口のシンボルツリー”ベニバナトチノキ”が緑の葉をたくさん茂らせ、中には赤ピンク色の花をたくさん咲かせていました。そんな木陰から木を見上げたり、画板を持ち込んで絵を描いたり、ある時には色水づくりをしたり… と子ども達がそれぞれに楽しい時間を過ごした場所でした。そんな中、ちょっとしたエピソードがありましたので下にご紹介します。

“ベニバナトチノキ”が満開の姿を見せてくれます。

パリの並木道で有名なヨーロッパマロニエとアメリカ原産アカバナトチノキの交配種となるこのベニバナトチノキ。フランスのパリの並木道でも、白花のマロニエとともに4月末は満開となった美しい時季があったようです。

サークルチェアの足元にまだ綺麗な花がらがたくさん散っているのを見て袋に集めていたところ… 「わたしもあつめる!」「色水したい!」と外あそび中の子ども達が集まってきました。

布袋の中にあった小さなビニール袋を手渡すと、落ちている綺麗な花を集めて入れる子ども達。やがてこのチェアのまわりが賑やかな色水づくりコーナーになったベニバナトチノキの木陰🌺

年中、年長クラスの子ども達が色水づくりを終える頃、年少クラスもあとからひみつの庭にやってきて、年中さんのするのを近くで見ながらお花をさっそく集めはじめたNちゃん達の姿。

「これでいいの?」「そう、あとはふくろにいれてあっちでみずをいれるの」「いろがでるものもいれてね」

袋を手渡すと集めたベニバナトチノキの花を大事そうに入れて水を入れにいったようでした。

年中Sちゃんも「できた!」

年長SちゃんEちゃんも、まわりで見つけた植物を入れながらアレンジした色水をつくっていました。

ベニバナトチノキの下でバーゲン会場さながらの賑やかさが下火になってきた頃…

             —–ベニバナトチノキを下から見上げたところ—–

さっきのNちゃんが水を入れて戻ってきて、うっすら水色に変化してきた袋を眺めています…

同じく年少のお友達Kちゃんがそれを見つけ…

わたしこれほしいの✨と… 。

すると、一番に色水をつくっていった年長のMちゃんがどこからかやってきて、

「勝っても負けてもおこりなし…よ。いい? ジャンケンポン👆」

と二人に優しくジャンケンをさせてあげています。色水を持っていたNちゃんがチョキ✌、ほしくなったKちゃんがグー✊、どうするのだろうと色水づくりの子に対応しながらちらと見ていると…

「じゃあ、わたしのこの色水をふたりにあげるからね」と年長のMちゃん。Mちゃんは二つ色水を作っていたのでした。

…負けたNちゃんは自分の色水だからあげることになるのは可哀想、Kちゃんには自分のものをあげる、そうするとNちゃんも欲しくなるだろうから…

と二人それぞれに手元の色水をあげようと細やかに考えたのかもしれません。

私は別の子の色水づくりに応じていたため、このやり取りの終始は分からず、色水のワンシーンとしての記録写真をあとで見て事情が推察できました。年少Kちゃんはジャンケンに勝って年長のMちゃんから色水をもらいその優しさが嬉しかった、負けたNちゃんも嬉しいことにもう一つ色水をもらって二人ともがハッピーな気持ちの笑顔になったというのがこの写真からわかります。

年長Mちゃんの二人の気持ちを想う優しさがわかった時には感動しました。自分が大事につくったものを分け与えてあげる心が育っていることを。あとで年少のkaoru先生に聞くと、Nちゃんはやはり色水を二つ持っていたそうでさらに事情がわかりました。しかもNちゃんはクラスでお友達のIちゃんに色水をプレゼントしようとする様子も見られたそうですが、こうして優しさ、思いやりの連鎖が子ども達の中につながっていくのでしょう。

横に一緒にいた👦Sくんもほのぼのとした気持ちで経緯を眺めていたようでした。

ほらみて! あの花ももうすぐおちてくるかもね!と見上げて指さすNちゃん。

てっぺんにはまだたくさんの花が上向きに咲いていました🌺🌺

“ベニバナトチノキ”の花の下で… 心温まる5月の出来事でした✾
--------------------
本日は、園内通信「お知らせ26」「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ26」
◇ 内科健診について
◇ 健康関連
◇ 台風について
◇ 水遊びのためのお替えお持たせのお願い
◇ 今週末「パパの日」について
◇ 福音館「夏におすすめの絵本」について
「お知らせ27」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内
  💕親子でカプラで遊ぼう!

Similar Posts: