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2007.10.30

10月30日(火) / ムクロジの実・園の秋・園内通信

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              <無患子(ムクロジ)の果実>  
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                 ムクロジ科 ムクロジ属
                 学名 Sapindus mukorossi
ムクロジの実ってご存じですか?木は山地にはえ、15m~20mにもなる落葉高木です。ムクロジ科の植物は世界には1100種類ほどもあるそうですが、日本には2~3種類しかなく、お寺などによく植えられています。
このムクロジの実は黄色っぽい色をしていますが、振ってみるとコロコロと音がします。割ると、中には黒くて丸い種が入っていますが(写真左端)、これはお正月の羽子板で使う羽根つきの球に使われています。そう言えば小さい頃、羽根についた球から白い毛のようなものが出ていて、なぜ?こんなの要らないのになぜついているの?と思ったものでした。
また、果実の皮には「サポニン」という洗剤成分が含まれていて、容器に水とこのムクロジの皮をちぎって入れ蓋をしてよく振ると、白い泡がたくさんでてきます。これでお皿を洗ったり油分を落としたりできるという有り難い実なのです。
実はこの果実は、<京都府立植物園>の“園長さんときまぐれ散歩”(月一度、月末近くの日曜日に開催される) に先日参加して拾ったもの。予定時間になると、定員30名のところにざっと100名近くの方が集まって来られました。そして、その季節の木々や花の見所について、一般によく知られている話題から学名を含む専門的な内容までを、その日の気分できまぐれに案内して下さるという気軽で楽しいひとときでした。
印象的な内容が幾つかありましたが、その一つにロウバイ(蝋梅=冬12月頃~香りの強い蝋細工のような色つやの黄花を咲かせる)の木に案内された時のお話がありました。園長先生のお家にはロウバイの大きな木があり、冬の時季がくると毎年咲いてくれるそうですが、実はその木は、ご自身が幼稚園の頃に当時の植物園の園長先生からお話を聞いて、ロウバイの実をもらって帰ってご自分の家に植えたものが今大きな木になっているということでした。
そして年月が経過した今、植物の専門家として幼い頃にも来られたロウバイの木の下で、大好きな植物の話を大勢の方にしておられる様子をうかがい、とても感慨深く素敵なお話だなと思いました。
「12月に入ると花の数は少なくなるけれど、冬の大芝生地の真ん中に立って360度見渡してください。すると、いろんな声や音、また香りがしてくるかも知れない、そうして辺りの雰囲気を五感で感じとることができます。また寒い雪の日にこそ植物園は最高、是非植物園に来てほんまもんの植物に接して下さい。」という熱いメッセージもウェブに載っていました。今はドングリがいっぱい落ちています。私はつい、マツボックリ拾いに夢中になります。
皆さんも一度お出かけになりませんか!
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【園の秋】
いま幼稚園の中は、紅葉した落ち葉でいっぱいです。真っ赤なサクラの葉や色とりどりのカキの葉が目にとまります。お馬さんの上のクスノキの黄色の落ち葉も、見逃せない魅力的な色です。
今日はこどもたちと、“むかご”(ヤマノイモの実で、ご飯と炊いたりそのままでも食べられる)をとったり、何だか不思議な実をいくつも拾ったり、マテバシイのドングリを見ながら食べられるスダジイの話をしたり、どの学年もそれぞれに実りの秋を満喫して自然の中でとても元気に過ごしています。
花壇のセンニチコウにはキチョウがたくさん飛んでいて、横のカラタチの木にはアゲハの幼虫が何匹も見つけられます。カラタチのトゲに包まれた葉の中に卵を産むチョウの知恵に感心するとともに、どんなものもすぐに見つけてしまう「しぜんのめがね」を持つ子どもたちにかかったら、アゲハチョウのお母さんの知恵もお手上げだなあ・・と思わず笑いがこみ上げてきます。手の平に乗せたり虫かごで観察したら、また元の葉っぱの上にかえしてあげています。
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本日は、園内通信「お知らせ62」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 園児募集ポスター掲示のお礼など
◇ 途中入園のお友だちのご紹介
◇ 歯科検診(年長児対象)のお知らせ

2007.10.19

10月19日(金) / 鹿ヶ谷かぼちゃ・母の与える愛・園内通信

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  <鹿ヶ谷かぼちゃ>  ウリ科  別名 唐茄子(とうなす)
                 学名 Cucubita moschata var meloniformis f.toonas
京野菜の「鹿ヶ谷かぼちゃ」を、ご存じですか?
この瓢箪にも似た珍しい形のかぼちゃは、200年近く京都で栽培されてきた京野菜の一つです。昔、山城国粟田村(現在の東山粟田口で平安神宮周辺)のお百姓さんが津軽の国を旅し、お土産に持ち帰った種を鹿ヶ谷村のお百姓さんが栽培したところ、偶然このユニークな瓢箪型のかぼちゃができ上がったのだそうです。そして、戦前までは、とくにこの鹿ヶ谷かぼちゃが日本でのかぼちゃの主流だったようです。今では京都も畑が少なくなり、「京野菜 鹿ヶ谷かぼちゃ」は綾部市でその多くが生産されているとのことです。これは、小学生のMちゃんが、畑でお父さんと一緒につくられた手作りのかぼちゃだそうです。
始めはみどり色、熟するにつれて綺麗な褐色から橙色に変わります。また、よくある西洋かぼちゃと比べるとリノレン酸が約7~8倍,ビタミンCは約1.7倍など、非常に栄養価が高いようです。煮くずれしにくいので、“そぼろあんかけ”や“いとこ煮”などにしていただきます。感謝!
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【子を育てる愛】
よく、栄養と水分を与えるだけではなく、語りかけ愛情を注ぎながら育てた植物は立派に花をつけ実がなるといいます。言葉を口にしなくても、一つ一つ花がらを摘みながら手をかけると、また次々と花を咲かせてくれます。そこには、思わず植物が伸び伸びしたくなるような穏やかな空気(オーラ)があるのでしょう。
では、子どもの成長にとって不可欠なものは何でしょう?
ある研究結果が報告されています。子どもたちを非常に自然環境のよい施設に入れ、正しい栄養を与え、きわめて厳格に規則正しい生活を2年間続けました。一方、同じ生活階層の家庭で育った子どもたちとを比較したところ、完璧な条件を満たした施設の子どもたちが、家庭で育った同年齢の子より身長,体重ともに成長が滞っていたそうです。そして、その原因を分析し最終的に残った問題点は、施設長である女性の厳格すぎる性格にあると考えられました。そして次には、情緒豊かな人と交代し、また2年後に前回と同じように比較したところ、今度は施設の子どもの成長がぐんと伸びたということでした。
このような実験ですべてが結論づけられる訳ではありませんが、ここから考えられたことは、栄養の効果がよく現れるかどうかは、それを与える人の「愛情の質」によって変わるのではないか・・ということでした。
子どもの成長にとって、五感の感覚は非常に大切です。五感を駆使しあらゆる情報をインプットして脳を成長させています。上にご紹介しました“親子で土に触れる活動”などはとても大切なことです。そして9歳くらいまでに脳のハードウェアはほとんど出来上がることになります。ですから、子どもが心身共に健やかに成長するためには、愛情に包まれた家庭の空気の質が何より大事になります。一見よいようですが、あまり、「こうでなければ」といった真面目で厳格な空気が漂うと、子どもでなくても周りも辛く窮屈になるものです。
加えて、子どもの脳が出来上がる過程では、親の手で『触ってあげる』という感覚の刺激が大変大きく発達をうながすと言われます。子どもたちを見ていると、もしや親子のスキンシップが足らないのではないかな?と思うことも時折あります。「キレる脳」「キレない脳」などと一時よく言われましたが、親子の愛情のある触れ合いが、脳に深く関係しているとも言われています。ですから、赤ちゃんは勿論、幼稚園から無事帰宅されましたら、よく頑張ってきたねと言って抱きしめて上げたり、頭を撫でてあげたり、忙しい中にもお母さんのゆとりを何とか捻出していただき、ある程度のベタベタは脳の栄養と思って男の子女の子隔てなく、遊びを通してなど子どもに触れるスキンシップの時間を大切になさって下さい。
一方、子どもにとって、お父さまの愛情も不可欠です。お休みの日などは、お父さまとお子さんが手をつないで楽しそうに歩いておられる微笑ましい姿をたびたびお見かけしています。貴重な父と子の触れ合いの時間も、是非積極的にアレンジなさってはいかがでしょうか。
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本日は、園内通信「お知らせ59」「お知らせ60(年長児用)」「お知らせ61」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ59」
◇ 敬老会出演について
◇ 京都府補助金について
◇ 山びこクラブについて
「お知らせ60(年長児用)」
◇ 年長児 就学時健康診断について
「お知らせ61」
◇ カプラ教室について

2007.10.16

10月16日(火) / カラスウリ・funeral・園内通信

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   <カラスウリ>  ウリ科  学名 Trichosanthes cucumeroides
              
毎年お山の中腹に成り、実が1つか2つほどぶら下がっているのにふと気づかされる「カラスウリ(烏瓜)」はツル性の多年草。花は見たことがないのです。夏の夜にだけ咲いて、白いレース飾りが華やかな幻想的な花だそうです。
多くの花は日中に花を咲かせますが、海辺でよく見られる“オオマツヨイグサ”や“カラスウリ”は夜に花を咲かせ、夜に活動する“スズメガ”などに花粉を運んでもらいます。そしてできた果実はもっと赤く熟します。
同じくウリ科に「キカラスウリ」があります。秋に黄色い果実が成りますが、地中の大きくふくらんだ根からはデンプンが採取されます。これを昔は、天花粉(てんかふん)と呼んで赤ちゃんのお風呂上がりやあせもの部位に使っていましたが、私の子育ての頃からは、体の毛穴をふさぐためあまり使わない方がよいとなった記憶があります。
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【出会えたことに感謝】
先日、娘の幼稚園時代のお母さん仲間のお一人が天に召され、昨日お別れをいたしました。暫くご無沙汰していた間に密かに闘病生活を送っておられ、別の友人より突然の連絡が入ったのが13日夜のことでした。
ご夫婦ともに、お父さまが大変著名人である境遇を共有されることもあってか大変仲むつまじく、ご家族皆さんが幸せに過ごしておられましたから、なぜそんなに早く逝かれたのか私の理解の及ぶところではありませんでした。
ただ、終始お参りの場をお供させていただきながら、最前列に座られた大学院生の長男さんをはじめ計三人のご子息が、当幼稚園~小学校の時を経て立派に凛々しく成長された姿は確かに間違いのない事実でした。
女性としてとても穏やかで優しいお人柄でしたが、三人のお子さんそれぞれの成長の節目節目では、母親として私が知る由もないほど身を捧げるような思いで見守られたことと察します。
『渇(かつ!)』と言う、禅宗の葬儀の中ほどに叫ばれる言葉に、彼女の魂があの世に送り出されたことを思い我にかえりました。同時に祭壇の上を眺めると、生前と変わらない彼女の遺影が微笑んでいました。私たちはなぜ生きているのか、どう生きればよいのかを思いました。
この世の試練の限りを全うし、三人の子どもたちに身を分けて逝かれた彼女のご冥福と、ご子息の今後の栄えある成長をお祈りしたいと思います。合掌。
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本日は、園内通信「お知らせ57」「お知らせ58(年長児用)」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ57」
◇ 第58回運動会についてのお礼
◇ 秋のおいも掘り遠足代金について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 時代祭について
◇ 10月ふれあいサタデーについて
「お知らせ58(年長児用)」
◇ 進学小学校について
◇ 月ぐみ卒園写真撮影について

2007.10.13

10月13日(土) / 第58回北白川幼稚園運動会!

  【午前の部】
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    年長児「旗体操」         年少・年中児かけっこ         年長児かけっこ
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     年中親子競技           年少親子競技              年長親子競技
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     年中児おゆうぎ        お父さん競技「めだまやき」        未就園児競技
  【午後の部】
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     年長児おゆうぎ      年中児リレー「お当番さんリレー」    年長児リレー(女の子)
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             年長児リレー(男の子)                       閉会式
本日は、皆さまのご協力,ご理解をいただきましたお陰で、朝から晴天のもと「第58回運動会」を無事執り行うことができました。二度にも及ぶ雨天延期の末に、念願叶って実施できた思い出深い運動会になりました。そして各プログラムにおいて、子どもたちがこの約1ケ月間に、保育の中で毎日積み上げてきた力一杯の競技,演技を皆さまにご覧いただくことができたように思います。
また、ご家族のお父さま,お母さまの競技、お祖父さまお祖母さまと園児の競技についても多くの皆さまがご参加下さり、花あり,勢いあり,愛情に包まれた思い返すたびに楽しく幸せな時間であったように思います。
4月に新年度を迎え、まだ半年しか経っていないとは思えないほど成長された年少児、更にたくましくなった年中児の姿が見られました。また、幼稚園最終学年の年長児「旗体操」や、捻りはちまきで威勢のいい「お遊戯」、そして何より最後の「クラス対抗リレー」では、バトンを手にグランドをけって走り続け、次に待つお友だちにしっかりとバトンを渡すことができました。そして走った後も、クラスのお友だちの頑張りを一生懸命応援する姿が印象的でした。
秋晴れの空の下、小学校の約100m余りのトラックを力いっぱい走りぬいた男女別のクラス対抗リレーは、どちらのリレーも私たち大人にとっても学ぶところの多い、凛々しく立派な姿だったと思います。
今回、早朝より多くのお仕事をお引き受け下さいました役員のお父さま,園児誘導係のお母さま、また遠方から何度も足をお運び下さいました祖父母の皆さま方、そしていつも温かなご理解ご協力を頂戴していますお母さま方に心より厚く感謝申し上げます。本日は有り難うございました。

2007.10.11

10月11日(木) / ポポーの実・おいも掘り遠足無事終了!

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   <ポポーの果実>  バンレイシ科  原産地アメリカ東部,南部
                 学名 Asimina triloba  別名 ポーポー  
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                  <大きな葉っぱは、なんと25㎝もある!>
『う~ん!とてもいい香り!』。
ポポーの実ってご存じですか?私はつい最近まで知りませんでした。とても可愛い名前です。これは、幼稚園音楽教室の美都子先生のご自宅にできたポポーの木になる果実だそうで、顔を近づけなくても甘く、パイナップルにバニラの香りを混ぜたような何とも言えないよい香りが漂ってきます。
日本名はアケビガキ、英名はpawpaw(ポウポウ)と呼ばれ、日本には明治時代中期に入ってきました。春に紫色~チョコレート色がかった花をつけて、そのあと秋に黄緑色の果実が成ります。果実は勿論食べられて、中にたくさんの黒い種があります。
原産地アメリカでは栽培が盛んなようですが、日本市場で目にすることはほとんどないので(輸送中にとても痛みやすく長期貯蔵が難しいとのこと)、実を試したい方は、苗を仕入れて気長に育ててみられてはいかがでしょうか。花が咲くのが楽しみですよ。
樹高は3m~10m位になるようです。いただくのがもったいないくらい、可愛らしい実です。
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【おいも掘り遠足を終えて】
今朝目覚めるなり、ポトンポトンと雨の音。「え~?」予報は昨日からまん丸の晴れマークだったのに、どうして??急いで外に出てみると、西の空まで一面雲が広がり徐々に雨音が増してきます。それから、大慌てで電話連絡をお回しする算段となりました。各ご家庭のご協力を、有り難うございました。
早朝、静原「橋本農園」さんにお電話しますと、あちら方面は霧雨なので、水たまりができることもないだろうから大丈夫でしょうとのことでした。降水確率もわずか10%で晴れに向かう予報に願をかけ、無事、9時20分に配車をお願いしていた京都バス3台に学年毎に分乗し、9時30分過ぎには出発にこぎつくことが叶いました。
幸い、宝ケ池通り~北稜高校北の大きな道路~市原方面経由でスムーズに農園へ到着し、橋本農園さんからのご挨拶の後、ひなびた田園風景に包まれてのおいも掘りがスタートしました。畑はまったく濡れずによい土で、一人一つのスコップを手に、「ヨイショ、ヨイショ」と土と大奮闘。シャベルがほしいと思うくらい、大人でも結構の力が要りますが、どの子も忍耐強く頑張って掘り進めていきました。
今年のおいもは、長細い「べにあずま」と丸く大きな「なるときんとき」の種類が混ざっているとのこと。例年と比べてどの株もとてもジャンボなおいもだったように思います。ビニール袋が収穫したおいもでふくらむ度に、子どもたちの表情からは満足と達成感がうかがえました。
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     <大きな大きなおいも! 手前のは約35㎝もあるビッグサイズ>
その後は記念写真を撮影しました。掘った中で一番大きなおいもを選んで写りますが、一瞬“猫”を抱っこしているのかと思うくらいの大きなおいもを、頑張って抱えている子もいました。
力を出し切った後は、「お腹空いたよ~」の声が相次ぎ、田舎の風景と空気を吸いながらお弁当をいただきました。
1時前には、みんなの何より大事な収穫物のおいもを、ワゴン車に山積みにして出発。各公園に無事届けることができました。静原発の京都バスも予定通り、木ノ本町着。そして、各学年ともお母さんの待たれる公園まで元気に歩いて戻ることができました。
お昼には晴れ間も出てきて、幸運にも実施できた「おいもほり遠足」でしたが、来週は園庭での“焼きいも”などを予定しています。このまま週末予定している運動会が無事に行えて、たっぷりと実りの秋を楽しむ活動が来週からできますように祈りたいところです。
今晩は、おいもの天ぷらかな? おいもご飯かな? お母さんにお料理してもらっての楽しい夕飯のシーンが目に浮かぶようです。

2007.10.09

10月9日(火) / 金木犀・クロアゲハがうまれたよ!・園内通信

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 <キンモクセイ> モクセイ科 学名 Osmanthus fragrans var.aurantiacus
突然、よい香りを漂わせ開花したことを知らせてくれるのは、このオレンジ色の金木犀の花。今年は、先週半ばくらいに咲き始めたようでした。金木犀は、中国南部桂林地方の原産で、日本へは江戸時代に渡来しました。「桂=木犀」を意味しますが、中国の有名な桂林は、この金木犀の花がたくさん植わっていたことからついた地名とのこと。中国では、花で桂花陳酒をつくったり、お茶にまぜて花茶として使用されます。中華街では、確かにキンモクセイ茶などよく目にします。同じ種類に、白花をつける銀木犀がありますが、こちらは控え目でとても上品な香りがします。銀木犀は、金木犀の母種のようです。
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 【羽化したばかりのクロアゲハ】 チョウの好きなブッドレアの花を入れて
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今朝、次々に各クラスからお手紙などを届けてくれるお当番さんを迎えながら、子どもたちのお弁当用のお茶を沸かしていたときのこと、近くの出窓に置いていた透明のケースの中で、何やらフワフワと動いているのが目に入りました。ふと見ると、何と、大きなクロアゲハがケースの中を所狭しとはためいているではありませんか。一瞬、なぜ?と不思議に思いました。
理由は、以前、誰かが連れてきた幼虫は、てっきりアゲハの幼虫だと思い込んで子どもたちと2齢幼虫からの成長を見守ってきたものですから、近いうちにアゲハがサナギから羽化するところは見ることができるだろうと思っていたからでした。お陰で今回、アゲハより二周りほど大きなクロアゲハの羽化を初めて見ることができました。キアゲハの幼虫などは体にラインが多く他と区別がつき易いのですが、クロアゲハはアゲハの幼虫と大きさも柄もよく似ています。
さなぎから羽化後、縮んだハネを徐々に広げる様子は残念ながら見られませんでした。幼虫の頃からの経過を知る子どもたちは、小さなさなぎから大きなクロアゲハが出てきたことを思い、不思議そうに見たりハネや体に触れたりして観察していました。
図鑑で見比べながら、カラスアゲハではないし、オナガアゲハにも似ているけど、やっぱりクロアゲハに違いないとの結論に落ちつきました。
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本日は、園内通信「お知らせ56」・園長便り5をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会(延期日)のご参加について
◇ 秋の遠足のお知らせ(お知らせ55追加事項)
◇ 年長児対象歯科検診について

2007.10.04

10月4日(木) / ノブドウの果実・足の先までメタリック!・園内通信

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   <ノブドウ>  ブドウ科 学名 Ampelopsis brevipedunculata
お山の中腹にあるノブドウの実。葉はブドウ科の葉の形そのものですが、どこかヤブガラシにも似ています。今春に出たこのノブドウの新芽は、ヒメコガネ(コガネムシの仲間)や何かの幼虫が食べ尽くしてしまい、見る見る枝だけの無惨な姿になっていました。しかし、夏にはまた青々とした葉や蔓が伸び花が咲いて、この秋にはところどころにブルー,紫系の綺麗な実が成りました。山ブドウとは違い、この実は食べられません。
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今日は爽やかな一日でした。年長,年少クラスは、昨日,今日と“おだんご作り”をして楽しみました。自分の手で丸めた白く可愛らしいおだんごを、みたらしあんやゴマ,きなこをまぶしてみんなペロリと食べてしまったようです。子どもたち,先生から園長室にも届けられ、特製のおだんごを美味しくお腹いっぱいいただきました。
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お外遊びでは、15㎝ほどはあるジャンボサイズの“ショウリョウバッタ”や“オオカマキリ”が、園舎の壁やサツキ畑などあちらこちらに出没したので、虫かごを持った子どもたちは懸命に追いかけていました。特に年少児に人気のダンゴムシ(冬が近づくとほとんど見られなくなる)は勿論のこと、みんな素手でいろんな虫を捕まえることができます。ビッグサイズのショウリョウバッタを見つけた子から順に、手の平にのせたりつかんでみたり、ケースに入れて前から横からのぞいてみたり、それぞれ納得がいくだけ観察をしたらみんなで草間へ放してあげました。今日のショウリョウバッタの大きさには、私も大変驚きました。
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    【触角や足の先までメタリックカラーのこれはなに?】           (こたえ↓)
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              獲物をつかまえるポーズ ↓
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きれいな砂地に住み、人間が歩く前を先に先にと進んでいく“ハンミョウ”はみんなよく知っている昆虫で、子ども図鑑にも必ず載っています。タマムシも夏場には時折お庭に出てくる美しい色をした昆虫ですが、このハンミョウもカラフルさでは負けていません。夏休み中も、たくさんのハンミョウが石段を飛び交っていましたが、動きがあまりに早く、とまってもすぐに飛んでしまうためにじっくり観察するのは殆ど無理かと思っていました。
昨日の午後、偶然目にしたハンミョウは、心持ちゆっくりと動いて何かを探しているような様子。また、こんな間近にハンミョウが見られたのも初めてでした。子どもの頃には赤山神社の境内でよく見かけ、カラフルで綺麗だけど、何だかせわしなく飛び回るムシだなあという印象がありました。
早速カメラを向けると、しばらくじっと静止してくれます。撮り終えると、また動き出します。こちらもまたそっと近づいてカメラを向けると、今度はキラキラした前足で頭や体をきれいにグルーミングして見せてくれます。ポーズをとっているようにも思えます。ネコの毛づくろいと同じように、カマキリやバッタの仲間もこの動きをよくするのでユニークです。最後は、立ち上がって獲物を探すポーズも見せてくれました。
ハンミョウは肉食性。大あごが発達しているので、獲物を捕まえて食べます。
一方これは、羽化したばかりの可愛い子どもハンミョウだったのかも知れません。 (こたえ→はんみょう)
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本日は、園内通信「お知らせ55」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 秋のおいもほり遠足のお知らせ
◇ 途中入園のお友だちのご紹介
◇ 左京地区家庭教育セミナーのご案内
◇ 年長児クラス踏水会参加費用について

2007.10.01

10月1日(月) / What a lovely rose !! ・ カマキリが卵を産んでたよ!・園内通信

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  <赤,ピンク,白,コーラル,淡ピンク,淡イエローなどなど、
                        色とりどりの美しいバラ> 感謝!
バラは、その美しさ,香り,バラ水や香油などの効用,トゲまでもが魅力となり、人々に愛され続けている麗しい花です。今も次々に新しい品種が生み出されていますが、原初のバラは今から約7000万年前、白亜紀末頃に、ヒマラヤ山系のどこかで最初のバラが咲き始めたのではないかと考えられています。そこから世界中に分布して広がり、それぞれの環境に適した性質に変化していきました。
実際の有史に登場するのは、紀元前2600年頃。メソポタミアに実在した最古の都市ウルクの王ギルガメシュの神話『ギルガメシュ叙事詩』の中に、バラの花の美しさ,トゲについて記されているそうです。
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    【ハラビロカマキリの産卵の様子】  一昨日9月29日夕方
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                <産卵はじめ>
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<産卵後、乾燥したら褐色に> <ずっと卵を見守るカマキリのお母さん>
一昨日の夕方、ドイツトウヒの中の落ち葉を拾っていたら何と!その横でカマキリのお母さんが卵を産んでいる最中に遭遇しました。実は先日も、目の前でふわふわと飛んでいたクロアゲハがカラタチの枝にとまり、ちょうど産卵するシーンを見せてもらったところでしたので、またこんな貴重な場面を見せてもらえるなんて!と、突然の出来事に思わず急ぎ足でカメラを取りに戻ったのでした。
前ばねの左右に白い点々が見えますから、これは「ハラビロカマキリ」。低木の上によくいて、体の幅が案外広く褐色をしたものもいます。
長い間かかって産卵を終えたら、すっかりお母さんカマキリのお腹はぺたんこになっていました。それから丸二日、今日の夕方まで卵を大事そうに見守るように周辺をゆっくりゆっくりと動いていました。しかも昨日は一日中雨でした。今日の日中は、そんな様子を外遊びの子どもたちも観察していましたが、先ほど、お母さんカマキリの姿はついに見えなくなりました。
お腹の中の大切な命をこの世に残し、安全を見届けてから姿を消したカマキリのお母さん。昆虫にも備わっている子を守る尊い姿を見たように思います。これから涼しくなります。卵で越冬し、来年の初夏にはきっとたくさんの子カマキリが羽化することでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ54」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会の延期について
◇ 役員,誘導係のお申し込み・競技参加について