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2014.11.18

11月18日(火) / 秋の深まり・ひみつの庭の“ママの日”だより

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  〔まつぼっくりのフィギーノと紅葉〕
季節を24に分けて表す美しいことば「24節気」が日本にはあり、今週末22日(土)にはその一つ「小雪(しょうせつ)」を迎えます。わずかながら雪がちらつき、いよいよ季節は秋から冬へと移り変わります。でも今しばらく、色鮮やかな紅葉を心から満喫したい気持ちでいっぱいです。
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今朝、西の空に大きな虹がかかっていました。子ども達は知っていたかな。8時45分、そろそろ子ども達の声が聞こえてくる頃。東山大文字もだいぶ色づいてきました。
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園庭下の固定鉄棒や雲梯のエリア。枝の先の葉が赤く紅葉しています。すべて葉が赤くなるのは今週から来週にかけてでしょうか。
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子ども達の足元の安全とお掃除の両面で、遊具やコンクリート敲きの上の砂などを実習生にも掃いていただいています。子ども達の声がだんだんお山の上まで昇ってきました。
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「おはようございまーす!」と明るい笑顔と元気な声。体は随分あたたまっているようです。各グループが毎に到着しこちらは第6グループさん。色づいたモミジやイチョウの木の下をそれぞれのクラスへと向かっていきます。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(本日)
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10時半。早速、ひみつの庭の奥のエリアを手入れして下さるママたち。周りの大木から風が吹くと枝葉がたくさん落ちてくるここは、普段あまり手入れが届かない場所でした。実は大木から落ちてきたドングリの実生がたくさん生えていて、このままだとドングリの木だらけになるので一本ずつ手でのぞいていきます。
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未就園児Hちゃん。今日もお手伝い有難う!落ち葉と枝に分けて、葉はコンポストへ。Hちゃんはドングリを一つずつ手で拾っています。
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あちこちに実生やササの芽が出ているので、一つずつ下を向いて細かな作業をして下さっています。
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ツゲの植え込みトピアリーの足元の落ち葉を取り除いて整理されています。スノードロップの株がそっと眠っているトピアリーの足元です。今年の冬も12月か1月頃に白く可憐な花をうつむきに咲かせてくれるでしょう。楽しみです! Hちゃんは真ん中のサークルチェアの下に何を見つけたのかな?
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一輪車(通称ねこ)に山盛りの落ち葉。コンポストへ向かいまーす。柵を移動させ、普段手入れがなかなかできない場所を熊手で集めて下さいます。
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春にはまた花を咲かせてくれるシャクナゲ“太陽”。芝生が株元までオーバーしていることを写真を見て気づきました。次は手入れをしてあげなくては・・・。クスノキやサクラの落ち葉など、きりのないほど落ちてきています。ママでなくては気づかない足元エリアに手が施されとても有難いです。
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こちらはひみつの庭の外、ライラックの植え込みエリア。「株の大きさはいろいろありますが、この1本は何だかグラグラしていて心配ですよ」と気づかれたママ。本当はライラックのまわりに土留めのレンガや石などを配置したかったのですが、とりあえず比較的丈夫なフッキソウを周りに植えたのでした。ただこのフッキソウが思いのほか強く、根を横へと伸ばしていたため、本来のライラックの根がしっかりと土の中に張れず、ひげ根が土の上に出ている状態でした。他の株との違いに気づかれたママの千里眼には驚きました。不要なフッキソウの地下茎を抜き、コンポスト堆肥とバーク堆肥をブレンドして柔らかくなった株元にたっぷりと積んで下さいました。ひげ根の上に暖かなお布団がかけられたようでライラックがきっと喜んでいるでしょう。
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最終的にはコンポスト堆肥とバーク堆肥を半々にして下さいました。しっかりと根が土をとらえ、木が安定して大きくなれるようにと願います。
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こちらは太郎先生。「ブルーベリーの苗は枝を横に張って大きくなりますから、もう少し樹間を空けた方がいいのですが」とご家族がブルーベリー農園をされているママからのアドバイス。今日は一つをもう少し手前に植えかえることにしました。と言っても十分余裕のあるスペースとは言い難いのですが、何とか気持ち少しでも距離を取って。ブルーベリーが好きな土ピートモスとトマトを植えたときに残った土をブレンドしました。本当は鹿沼土などを混ぜるとよいのかも知れませんが・・。
残りのブリーベリーの木1本は、無理をしてせまいエリアに植えずに、大きめの鉢を用意してたっぷりと植えてあげようと思います。
調べると、ブルーベリーは果樹の中では比較的栽培しやすい方で、鉢植えやベランダ栽培でも楽しめるようです。消毒しないで食べられる果実はブルーベリーとキウイくらいだそうです。
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生長したときに十分な根が張れるように約40㎝の幅、深さに掘りました。そう言えば、バラの苗も地植えはこのくらいの深さが必要です。そして土を投入。
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苗とともにいただいたピートモスもすべて投入しています。そして移植したブルーベリーの苗をそっと一番よい位置を探して植え込みます。
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株元の土をしっかりしめて苗を安定させます。まるく水鉢をつくりあとで水をたっぷりとあげましょう。
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一輪車は大活躍します。前回は大量のガラや石を載せたらタイヤがへこんで可哀想なほど動きにくい様子でした。またパンクしたかと心配でしたが荷物を少し軽くしてあげるとタイヤも大丈夫でした。
またこちらは、いつも手入れがまったくできないエリア、オオデマリの木の下周辺。随分葉が溜まっていたことでしょう。ママたちは気づかれるポイント!があり流石です。
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ササとカシの実生に分けて下さった細やかなママのお仕事。ガラスなどの処分品も見つけて分けて下さいました。右写真は真上のナナミの大木から昨年落ちてきた大量の赤い木の実。まるで麦茶の実のようです。こちらもコンポストに投入して堆肥にします。
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すっかりママたちに整備された奥のエリア。ここでも子ども達が何か活動ができそうなスペースがあります。右写真は先週、ママ達にお手伝いいただいて年中児が植えたヨモギの畑。乾いたら水をたっぷりとあげています。
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ハーブエリアからカットしてきたレモンバームとパイナップルミント。そしてここ数年、マヌカハニーをよく皆さま(お子さま用にも)におすすめしています。ニュージーランドに自生するマヌカ(ティーツリー)の花から集められた蜂蜜は独特の効能を持っています。栄養価が高いだけでなく天然の抗生物質としての効果もあり、のどの粘膜が炎症しやすいこれからの時期には大変有効です。一度試してみられてはいかがでしょう。1才以上の子どもから大人まで使い勝手はさまざまです。口内炎、咳にも効果的で寝る前にのど飴のようにして舐めておくと翌朝は炎症が治まって楽になります。虫歯にもならない上、抗菌作用があるため傷薬としても使用できる万能ハニー。私は朝食に熱い紅茶に干し生姜を入れ、マヌカハニーをスプーン一杯入れてミルクを加えています。[Ikuko Diary過去ブログより]
参考サイトaboutマヌカハニー
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レモンバームとパイナップルミントの生葉。
[ミントティーの効能] 殺菌作用、神経不安、花粉症、食欲不振、便秘、つわり改善など。何よりミントティーは胃の具合が悪いときの胃薬として有効です。数回使用するとだいぶ改善します。
[レモンバームティーの効能] 高血圧、神経性の消化不良、頭痛、ストレス、脳の活性化、若返り。別名メリッサ(ギリシャ語でミツバチの意味)、ヨーロッパでは長寿のハーブとして愛飲されています。
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「いっこ先生、これが前に仰っていたシリブカガシですか?」と突然ポケットから出てきたドングリの一種。きれいに光っていますので、そうです!と言いたいとこでしたが。両手の平でこすればピカピカに光るドングリはシリブカガシ。おしりが深くくれているのが特徴で残念ながら園内にはありません。いつか是非植樹したいと思っています。植物園正門入って右手にある大木から今頃たくさんのシリブカガシのドングリが落ちてきているでしょう。子ども達も大好きになる光るドングリです。
さて、ひと枝ずつどうぞ!葉をちぎってどんどん耐熱カップに入れていきます。
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たっぷり入れて上から熱湯を注ぐと、暫くできれいな薄いグリーンのミントレモンバームティーの出来上がり。そのままでも美味しく、また蜂蜜を入れても美味しくいただけます。今の時季は私は勿論いつもマヌカハニーを入れます。また、ショウガを入れても体が温まるのでおすすめです。
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「ハーブティーは一種類ではなくミックスすると効能が高まるそうですね」とママたち。生葉があるときにはホットティーとしても(夏場は冷たく冷やして)、またどちらの葉もサラダに入れても美味しく多用途に使えます。週末22日に催される植物園、子どもの楽園、京大11月祭の楽しみ方について、お料理のお話、今が旬のお野菜(赤かぶ、白かぶ、バターナッツ、ビーツ)でつくるシチューやスープのお話。珍しいイネ科マコモダケ(真菰筍)のお話などが出て、お腹が空いてしまいそうな楽しい話題満載のひと時でした。
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皆さま、お疲れさまでした。お昼間は気温も上がりそれほど寒さは感じません。子ども達も園庭、第5通園路で紅葉の落ち葉拾い、ひみつの森の広場までおでかけ、など、ママたちも行き交う子ども達とお話をしながらお山の上は秋の賑わいのムードが漂いました。
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午後2時。カプラ教室に残る子ども達以外をすべて見送ったあと。紅葉の色をパチリ撮影。
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部分的には真っ赤に紅葉している様子。日に日に秋の深まりを見せる園内です。明日、子ども達は半日外あそびの日。晩秋の色につつまれて心ゆくまで楽しむ予定です。

2014.11.11

11月11日(火) / ほら、みて!・ひみつの庭の“ママの日”だより

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  <テーブルの素敵なお飾り>
こちらは年長児Kくん、Aちゃん、Yくん。過日、フリー参観の自由あそびの時に集っていた三人が、楽しそうにお話しながらつくっていたものです。カシのドングリがビワの葉のお皿の上に、まわりにはメタセコイヤの松ぼっくりのあしらい。とても素敵です。
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こうして、こうして、と三人で納得のいくデザインになるように並べているのがとても微笑ましくて思わずパチリ。上を見上げるとビワの木、カシの大木、メタセコイヤの高木が子ども達を包むようにそびえています。夏に実がなるビワの木はいまにも白い花が咲きそうです。園庭からお片付けの鐘の音が響きました。「つづきはあした。またここであそぼうね」と仲良し三人のお約束。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(本日)
今日も晴天に恵まれ“ママの日”が実施できました。今日はヨモギを植える予定ですが・・・
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昨日、ヨモギの苗60株分と土9袋が届きました。幼稚園に向かって石段をのぼる道中にもヨモギが見られますが、岩倉などの路傍に元気よく自生しているヨモギを見て以来、春になると美しい新芽が顔を出すヨモギがもっとたくさんあるといいなと考えていました。
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最近は、香川県でつくられ土の内容成分もすべて表示された“金の土”という培養土を調達しています。さらりとしていて栄養分を多く含み、水はけもよさそうな土です。
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こちらは昨日の午前中の短い時間を捻出し、太郎先生、りょうま先生と私の三人でヨモギを植える予定の場所を予め開墾(^^;)している様子です。土質はよいのですがお庭の隅でもあり、シャベルも入りにくいほど固いため、耕してほぐさなくては苗を植えられないほどです。こういう時は本当に男性の力が有難いです。中から大きなガラがたくさん出てくるので私は一輪車にガラを積込む役割を。
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さて、日が変わってこちらは本日午前中。年中クラスがお買い物ごっこの看板づくりをしていました。手でペタペタとカラフルな手形がついて、さていったい何のお店を出すのでしょう!秋の陽射しがポカポカと温かい午前でした。
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10時半。早速来て下さったお母さま方が畑づくりの続きをお手伝い下さいます。ここは元は何だったのかしら?と思うほど石やガラが出てきます。素敵なガーデニンググローブなのに申し訳ないような・・
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小さなお友だち、弟妹さんのTくんもお母さまとご一緒に来てくださいました。お母さまの側だから安心です。
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Tママもシャベルを手にサクサクと土をほぐして下さいます。
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竹の根や木の根、石ころなどをできるだけ取りのぞきながら柔らかな土壌になるように。本日はなかなか力と忍耐力が要る作業になってしまいました。
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すべて手作業なのでまるで土が蘇るように感じます。Tくんも一緒に有難う!幅9センチ長さ9mあるウェーブエッジを土中の仕切りに埋め込んでいます。
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ゆっくり作業は続きます。二箇所に分けてウェーブエッジを埋め終え、気持ちばかり肥料をパラパラと入れます。
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そこへ、笑顔の卒園児Mママがお庭を訪れて下さいました!ゆっくりお話をする間もなく申し訳ありません。1個ずつプラスチックで保護されたヨモギ苗。今は茎のみで、冬を越えて来春は黄緑色の新芽が見られることを楽しみに。
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Mママのご兄弟は滋賀県米原でブルーベリー農園[吾一農園]をされていて、大粒のブルーベリーの実がなる季節にはファミリーで手摘み体験が楽しめます。“先週のママの日”に植えたブルーベリーの木の手入れ、育て方などについてお話を聞きながらの作業が続きました。
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Oママ親子で何をお話しておられるのでしょう。Tママもいつも有難うございます。箱から苗を取り出して、一つずつてみに入れていきましょう。
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準備が整った土の上に、ヨモギ苗を植える予定の場所に一つずつ仮置きしていきます。
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約15㎝間隔でポットごと置いていきます。ビニールポットの中には約一本ずつのぞいている茎を守るように穴の空いたスポンジが載せてあります。
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ひみつの庭の北側エリアですが、比較的陽の当たる場所に約60個の苗が並べられました。
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スコップ10個ほどと整然と並んだヨモギ苗。さあ、準備OK!何とか間に合いました!そこへ・・・
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まず年中ゆきぐみさんがnoriko先生とグループ順にやってきました。そう、今日はママの日と年中の子ども達の活動のコラボ企画!一人一つずつの苗をママたちが整備して下さった土に植えていきます。緑の葉は生えていないけれど、予め担任の先生からお話を聞いていた子ども達はこれがヨモギの赤ちゃん苗だと見てわかりました。ポットから逆さにして取り出して、土に穴を開けた場所に置いたらそっと土をかけてあげましょう。
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上手く植えてあげられたかな。子ども達が植えたあと、次のグループが植えやすいようにと心配りの作業中のママたち。
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さあ次は女の子グループがやってきました。
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前のグループが植えた場所にはスポンジのカバーを置きましたが、奥の方に植えるのは少し難しいかも知れません。ビニールポットから苗を出すと、底には根がいっぱいぐるぐる巻きに生えていましたね。観察中のRちゃん。
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Mちゃんはこれね。ここへ植えましょう。ママにもお手伝いいただきながら大事に植えていく子どもたち。
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自分のヨモギがわかったかな。覚えておいてね。ではこれから植えていきましょう。
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「これはなにかな?」「そうヨモギのくき。春になったら緑のはっぱが大きくなります」「手で穴を開けたところにこうして植えてあげますよ」 みんなとても上手に植えられたね。来年を楽しみに時々お水をあげたり観察していきましょう。
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終了後のひと時。本日も皆さま大変有難うございました。お陰様でひみつの庭にまた一つ小さな畑ができ、早速園庭での活動を終えた年中児さんが植物を植える体験をすることができました。
園児のお弁当用のお茶を沸かした残り時間でささやかに淹れたアップルティー。本当は温かいティーポットで何か淹れてさしあげたいのですが・・・。
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小学生のご兄弟お二人のMママ。子育てのお話やご兄弟だけの初めてのお出かけ体験のお話など、先輩ママのお話は興味深くとても参考になりますね。振り返ると私は仕事をしながら本当に慌ただしく子育てをしてまいりましたが、どのような条件であれお母さま自身が子育てをお子さまとまず楽しむことが何より大切です。お母さまが笑顔で嬉しそうだと、子どもも心から楽しいと感じることができます。あとから思えばあっと言う間に過ぎ去ってしまう子育ての日々。是非ともエンジョイして過ごしていただきたいと思います。
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そこへ、年中クラスの子ども達と先生が。みんなで植えた畑を見たあと、お母さま方にお礼を申し上げる声が響きました。『有難うございました』

2014.11.05

11月5日(水) / ヒヨドリジョウゴとコエビガラスズメ・ひみつの庭の“ママの日”だより

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 <ヒヨドリジョウゴ>  ナス科 学名 Solanum lyratum Thunb.  つる性多年草
             分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、インドシナ

秋に入った頃からひみつの庭に赤い実をつけているのは“ヒヨドリジョウゴ”の果実。葉は朝顔の葉に似て果実は1㎝ほどの丸い実。実は解熱、利尿、解毒などの薬効があり生薬として使用されますが、ジャガイモの芽と同じくソラニンを含んでいるので食べることはできません。勿論、子ども達は触らずに見るだけ、とお話しています。
ところがこの葉に、いつの間にか卵が産み付けられたものが孵り、大型のスズメガの幼虫が5~6匹、葉の中にいるのを子ども達と観察する時間がありました。まるで鮮やかなスポーツウエアのような色彩の幼虫は、その時年長児Rくんが着ていたジャンパーと全く同じ色でした。

Kくんの「スズメガのこれは触っても大丈夫」という声で、毛の生えていない体の表面をみんなでそっと撫でてみると、しっかりしているけど柔らかな感触でした。Rくんに至っては、幼虫を手に載せ顔を近づけるほど平気で、あたかも愛でるような表情をするのが印象的なほどでした。驚いたのは、その横にいたKくんの言葉です。
「このヒヨドリジョウゴはどこかに売ってる?」と私に聞くので、山や林に生える植物だからお店にはきっと売っていないと思う、と応えると、「じゃあ、どうすれば家の庭で育てることができる?」とたずねます。
この大型のスズメガは、幼虫図鑑で調べたところ、“コエビガラスズメ”の幼虫だったのですが、お母さんスズメガが夜の間に卵を産みに来て、その子どもが何匹か孵って葉を食べて大きくなったことを説明したため、植物のヒヨドリジョウゴをまず育てられたら同じくコエビガラスズメが産卵をしにやって来て、同じ幼虫がもっと身近で観察できる、と考えたのでしょう。

挿し木ができるといいけれど・・、と私も思案しながら言うと、「挿し木とはなに?」とたずねます。それをゆっくり説明すると、とても興味深そうな目が再び何かを考えているようです。頭の中にたくさんのアイデアが浮かび、好奇心がムクムクと果てしなく広がっていくのが側にいる私にも感じられました。Kくんの決して急がない、かつ穏やかだけれど真剣に遠くを見るようなキリリとした眼差しは、一研究者のものと何ら変わりのない神聖なもの、と、私自身が深く感銘を受けた瞬間でした。
我がことのようにも思えこのつる性の植物について調べてみると、赤い実ごと土に埋めると来年には葉が茂り果実も実ることがわかりました。確かに果実には種がありますから、種として植えるとよいわけです。
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後日、お母さまに経緯を申し上げると、案の定ご家庭でもお話をされていたらしく、是非一度お庭の土に植えてみます、とお母さまのお言葉。こうして大切な好奇心の芽が守り育てられるのだと私自身も再認識をした次第です。今回のこのことに限らず、子ども達は本当に幸せだな、と思うことが日頃たくさんあります。
夏休み中などに、蝶の幼虫を飼い、食草を与えて育てられたご家庭は多くあるようですが、毒の毛などがあまりないスズメガ科の幼虫は、終齢幼虫になると大抵は木を下り土にもぐって蛹になります。秋の蛹の場合は、冬越しの後、春に羽化した成虫の顔をアップで観察すると、蝶以上に愛らしい?!姿をしている様子も観察することができます。
親として、子どもが秘めている好奇心をどのようにして守り育てることができるのかを問うことは大切です。子どもにとって一番身近である自然の中で出会う小さな生き物や植物に触れながら、いつまでもキラキラとした目を持ち続けてほしいと思います。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(昨日11月4日(火))
昨日は、火曜日“ママの日”でした。大分涼しくなりましたが体を動かすにはちょうどよい季節かも知れません。
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早速来て下さったGママ。未就園児Hちゃんとともにひみつの庭の入口サークルチェアの足元の草引きから始めて下さいました。常にお子さんに楽しく声かけをされながら共に手を動かしていかれます。
一方、夏休み中に卒園児ママから頂戴した大粒ブルーベリーの木を植樹する場所を、庭のあちこちを歩きながらママ達と検討してみました。ブルーベリーは陽当たりが必要なこと、また子ども達の動線を考え、入口近くのレンガの丸窓の辺りに場所を決めました。ここなら陽当たりも十分です。一本だけでは実がならないから、と小ぶりの木も一緒に頂きましたので、合わせて計三本のブルーベリーを植栽しました。受粉を考えると、あまり樹間を広げないほうがいいでしょうし、とHママの案。
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まず熊手で落ち葉の整理をし、なぜかとても硬い土にSママとシャベルを入れ掘り始めました。
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三カ所を少しずつ深く掘り、ピートモス、培養土、元の土を混ぜながら苗を入れる下地をつくります。Sママも合流して下さいました。硬い場所は太郎先生にお願いしました。
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お料理の材料を手でかき混ぜるように合わせます。鉢に根がしっかりと回っているので、急がず少しずつ鉢から外していきます。
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木を苗床に置いてみて、株元がちょうど地面の高さになるように合わせてみます。
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両端に開けた穴の中にもピートモス、培養土、元の土を入れていきます。
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小さめのブルーベリーの苗は、大きくなり過ぎないように上手く剪定しながら育てられたらと考えます。
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秋が深まるこどに芝生が少しずつ枯れて抜けてくるので、熊手でそっと集めて下さいます。野仏さんとして昔から同じ場所におられる古い砂岩の役行者さんの辺りもお掃除して下さっています。
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植え込みを続けられるSママとSママ。外あそびの子ども達が何を植えているのかをたずねています。ブルーベリーなら知っていると、また次に来た子ども達は「うえてくれてありがとう」とママ達にご挨拶していました。
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無事、三本が植わったところでホースリールを延ばしてきてお水を十分にあげる準備をします。
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仕上げを担当されているSママ。ママ達はとても手際がよいのでいつも感心しています。
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次に株のまわりに水鉢を作ります。木のまわりに水たまりをつくるような感じでつくっていきます。
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水鉢をつくる理由は、根にしっかりと水が届くようにするためです。
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手際よく水鉢が出来上がったあとは、その中へたっぷりと水を入れておられます。
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一般の農地はアルカリ性がよいとされていますが、ブルーベリーの土は酸性の用土にする必要があります。ピートモスを使用することで酸性になり木に適した土になるようです。再度調べてみると、ピートモスは水苔が数千年以上堆積してできた物で、とても細いブルーベリーの繊維根がピートモスを使用することでしっかり根付くようです。ただ、根が細く軽いため土表面に出て来やすく、根が日にさらされると木が弱りやすいため、定期的にマルチングをする必要があるようです。土の中の見えない根は樹木の生長にとってとても大切なのですね。
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無事、水鉢が三カ所にでき、三本のブルーベリーの木を植えることができました。お庭が広いので手入れが大変ですね、と熊手とホウキを駆使して落ち葉をボウルに入れて下さいます。
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こちらは、ひみつの庭の外のライラックのコーナーを着々と手入れされています。園庭で外あそびをしていた園児ともお話をしながら、芝生が足を伸ばして植え込みに入り込んでいるのをカットしたり、伸びすぎたフッキソウを整理して下さいました。来年度ご入園予定のHちゃん(園児の弟妹さん)ですが、入園後も手伝ってくれるかな~?!などとふと考えていたり。
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来春もよい香りの花を咲かせてくれるように冬場に施肥をする予定です。ライラックはほとんど剪定が必要ないので庭木にも適しています。今から植えると子ども達が成人した頃には、ずいぶん立派な木になっているでしょう。勿論大きめの鉢植えで育ててもしっかり花をつけてくれます。
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皆さま、お疲れ様でした。先週ほどは風が冷たくなくむしろ陽射しが温かい日でした。来週はお天気が良ければヨモギをたくさん植え込みたいと考えています(予定)。春に沢山のヨモギが成長したら、さて子ども達と何ができるでしょうか。お忙しい中ご参加下さり有難うございました。
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さて、こちらは本日水曜日外あそびの後、年中児がお部屋に入るまでのワンシーンと出会ったので撮影しました。
「女の子、よーい、ドン!」でサーとまず女の子がクラスに入りました。次は男の子。
「いちについて、よーい、ドン!」と先生の声が響きます。フライングしたらもう一度はじめから。
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「いちについて、よーい、ドン!」 全員がダダッとスタートラインから同時にスタートし駆け込みました。来年は年長児となり、今年の年長児のように運動会のリレーで活躍する姿が見られるでしょう。今からとても楽しみです。