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2022.09.24

9月24日 (土) / ハイドランジア “アスペラ”・コンポストの土で畑づくり(年長&年中クラス/9/21(水)記録)


  <ハイドランジア “アスペラ”>  ユキノシタ科  中国原産  四季咲き性テマリ咲き
                   学名 Hydrangea aspera

たしか数年前のママの日にひみつの庭の北側エリア(フジバカマのお隣り)に植えた珍しいタマアジサイ”アスペラ”。一般的なアジサイの葉とは異なる細い葉とゴージャスな花の大きさが魅力です。夏間から今も元気に開花しています。

アジサイは剪定時期を間違えると翌年花が咲きませんが、このアスペラは春に伸びた枝に花をつけるので春先に強剪定をしても大丈夫。もちろん秋も。とはいえ、ビオトープ周りのカシワバアジサイは秋につけた花芽をカットしてしまうと翌年花は咲かないし、種類によってそれぞれ剪定時期が異なるのが手入れをする上で悩ましいところです。気持ちのよい秋の間はひみつの庭のアスペラが鑑賞できます。そしてもうすぐお隣のフジバカマが開花し、旅するチョウ”アサギマダラ”も飛来してくれるでしょう🦋🦋~~
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コンポストの土で畑づくり(年長&年中クラス/9/21(水)記録)
年長クラス~

今週半ばのこの日、いよいよ冬野菜を植えるための畑づくりに取り組みました。

前日放課後、先生達みんなで畑の土台を耕し整えたところへ、このコンポストで出来上がった土を運び入れます。今春3月末から約2カ月間、溢れるほど大量の春落ち葉を落としてきた大木クスノキ。その葉を集めてはコンポストに入れて腐葉土づくりを続けてきました。園庭、ビオトープにもどっさりと落葉して水の色が茶色に変わってしまうほど💧 落ち葉を集めて森へと何度も移動させるならいっそう土にして活用できないかと思いつき始めてから今年で二年目になります。本来クスノキの葉はあまり腐葉土づくりには好まれません。

一学期春に子ども達と植えた野菜は、前年秋~冬に落葉する広葉樹(コナラ、クヌギ、サクラ、モクレン、モミジetc.)でできた土でナスやピーマンなどたくさんの野菜を繰り返し収穫➡調理することができましたが、いよいよこれから植える冬野菜は春から約半年間かけて土になったクスノキの腐葉土をメインに使って育てていきます。本来腐葉土はやはり広葉樹の葉が発酵もはやく土にするには適しているのですが、お山の中でどっさり春に葉を落とす園庭のクスノキの葉を敢えて腐葉土に変える試みは念願事項で引き続き実践中です。

小さな虫や微生物などの生き物の力によって落ち葉に穴が開き、やがて土へと変化していく過程を子ども達と確認後、コンポストで完成した腐葉土を触り容器で運びます。お砂場の山砂とは異なり腐葉土は手触りもソフト、中にはいろいろな生き物が見られます。

手に土をとって匂いを確かめると…「ぜんぜんにおいがないよ」と子ども達は言います。手で直にさわっても気持ちがよいくらいです😊

お砂場でいつも使っている子どもバケツや手で腐葉土を確かめながら隣に置いたフネに入れていきます。ミミズも時折顔を出します。

フネには腐葉土がたっぷり… 土の中から何か出てこないか?と目を大きくして見る姿も。

向こうには大文字山が見えます。お盆の夜の送り火は雷と豪雨の合間になんと火が灯った!という不思議な夏の一日だったことを思い出します☔⚡😊⚡☔
ひみつの庭にはぜひコンポストがほしい!とこの場所に作ったものの色々な支障があり一筋縄に腐葉土づくりは叶いませんでした。こうして子ども達、先生達、またママの日に集めて下さった落ち葉で腐葉土が作れ、その土で野菜や花を育てることができる夢のようなサイクルがここ数年実現した感謝の活動でもあります。

現在は10月運動会に向けてクラス、学年が一体となって取り組む日々を過ごしていますが、この日の畑づくりの活動もみんなで力を合わせて一歩ずつ積み重ねた結果得られるものがあります。

いつもの山砂とは違う腐葉な土、スコップやシャベルでほぐすとホクホクと柔らかい土です。

バケツ、またはフネでひみつの庭の畑へと向かいます。

今ではコンポストの半分で落ち葉堆肥を作り、隣のあと半分のスペースに園庭に落ちた葉をどんどん入れています(ドングリ、枝は発芽したり容易に土にならないので🙅✖)。ずっしりと腐葉土が入ったフネは結構な重さになります。ワッショイワッショイと10名近くで力を出して運びます。

畑についたらフネを横に傾けてザザ~~。こちらはつきAぐみの畝です。

ここは年長クラスの畑、毎年秋には冬野菜を植えています😊 触りたくなる黒い土です。

こちらはつきBぐみの畝。

フネに土が残っていないか念入りにスコップで落とし、畑に広げていきます。

何往復かを繰り返したっぷりと黒い腐葉土が畑に広がりました。元の畑の土と腐葉土を手で混ぜていきます。ねっ、やっぱりミミズがいるでしょ😊👧

地球上の土でミミズのお腹を通っていない土はないとも言われるくらいミミズは良い土づくりの名人。有益な働き者ですね😊~ 子ども達が穏やかに微笑んでいるそんな畑エリア。

ほら、ここに枝があるわ!石や枝があれば取ったほうがいいから…👩✌

こちらは一学期につづきWちゃんのママが先日下さった米ぬか。毎日精米してお米を炊いておられるので米ぬかをコンポストの腐葉土づくりに提供して下さいます。コンポストの落ち葉層+米ぬか層+適量の水のシャワーと、サンドイッチ構造に重ねながら落ち葉の発酵を促しています。お陰で発酵が遅い葉でもスムーズに堆肥化して腐葉土になっているのは有難いことです。感謝👏

つづいて年中クラス~

この日は水曜外あそびの日でしたが、前半は朝一からみんなで力を合わせて畑づくりを頑張りました。

お話を染み入るように聞いて理解する様子が伝わってきます。絵本の中にダンゴムシが葉を食べて穴あきになった絵があったのを覚えていて、すぐにレース状になった葉を見つけ見せてくれた子もいました。バケツ、スコップをつかって早速コンポストに置いたフネに土を入れてみました。みんなで頑張って土を運びましょう!

この辺りの土から掘ってバケツに入れていきましょう。

バケツの土を入れながら枝や石、まだ発酵していない葉があれば取り除いています。

フネは計二個。私はコンポストに腰かけてシャベルで土をほぐしながら子ども達のバケツに入れる、入れる~~

まだまだいっぱいにならないよ~          バケツに山盛りの腐葉土。

昨年は10月に入ってからの作業でしたが、今年は9月中に計画ができて幸いでした。しかし連休が二度もあり何をするにしても時間が足らないのが正直なところ💦

フネは結構な重さになります。みんなで運べるから畑が作れる、大変だけどそうしてできた土からは栄養豊富なお野菜ができることを祈って✨

ザザザ~~~ 大きなフネに残った土をスコップでかき出す子ども達。

腐葉土をバケツに入れてザザ~~… なんども繰り返し続けます。がんばっています😊

だいぶ土がなくなってきたね~~。中に入れるようになったよ😊

ヨイショ、ヨイショ・・・ なかなか腐葉土は重いです💦

こんどはこっちにヨイショ、ヨイショ・・・ 畑へと方向転換して~~

黙々とみんなで続けたお陰で、あちらは黒い豊かな土が広がっているでしょう!

もういっかい、ヨイショ、ヨイショ・・・ みんなとても力持ち😊

がんばっています!

フネに乗らなかった腐葉土は黙々とバケツのまま畑へと向かいます。

悠々とすすみます。

ザザザ~~、ザザ~~~

大事な土がたくさん運ばれて、畑一面柔らかな土の色で温かそうです。

「きもちいいね~~💕 このへんあたたかいよ、さわってみて👧」と土に触れた感想が聞こえてきます。みんなが力を出し合って運んだらこんなに広い畑が出来上がりましたね。いよいよ明日はお野菜を植えますが、お水をたっぷりあげてお世話を頑張って下さいね💕

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