« | »

2014.12.10

12月10日(水) / ミルテ(銀梅花)植栽~ひみつの庭の“ママの日”だより・見事な干し柿!

DSC08322-20141209
      <ミルテ(銀梅花)>  フトモモ科  原産地 地中海沿岸~南ヨーロッパ
                     学名 Myrtus communis L.  英名 common myrtle

英語でマートル(myrtle) 、ドイツ語ではミルテ(Myrte)と呼びますが、はじめてこの木のことを知った時に聞いた呼び名がミルテでした。ユーカリと同じ「フトモモ科」の植物ですが、ユーカリの香りよりこちらのミルテの葉はとても優しく薫るように思います。ヨーロッパでは花嫁のブーケや髪飾りに使われるお祝いの木。葉は料理に使用したり、果実は生食、お酒や食物の香りづけに使い、香水の原料にもなります。マートルの精油として皆さまご存知かも知れませんね。

ーーー「マートル(ミルテ)はギリシャ時代から美の女神ビーナスと愛を象徴する花とされ、「祝いの木」とも呼ばれて、6月の結婚式に不可欠の花とされるほか、香気のある葉を肉料理の風味付けに、花は生の侭サラダに、月桂樹と共に薬用(消炎・鎮静・抗菌)としても重用されて来たと言うが、こんな楽しい出合いや新しい発見があるから、花ウオッチングはやめられない。」(~つづく)ーーーとし爺さんの花便りより~引用

またシューマン歌曲集の中に「ミルテの花」があります。大変美声のドイツ人ソプラノ歌手ディアナ・ダムラウ(Diana Damrau)が歌う「ミルテの花」はこちら。
シューマン歌曲集「ミルテの花」Widmung op. 25 nº 1 (Schumann) – Diana Damrau
----------------------
ひみつの庭の“ママの日”だより(昨日12月9日)
DSC_0194 DSC08296-20141209
前回のママの日に予め耕し、ひみつの森の落ち葉堆肥を混ぜ込んでおいた植栽予定の場所。前日にミルテの木がたくさん届きました。1mほどの苗を予定していましたが熊本県の苗屋さんの都合から約50㎝ほどの可愛らしい苗になりました。袋を開けたとたんよい香りが漂います。
DSC08295 DSC08297
ご予定を繰り合わせて来て下さった片石造園さん。いつもお世話になります。庭に残っていたバーク堆肥も更に混ぜ込んで柔らかくフカフカの土壌が出来上がります。そこへやって来たのは年少児さん達。「あっ、いいにおいがする、ほらね」
DSC08298 DSC08299
よく眺めて見ています。小さな葉っぱがついて可愛らしい苗はちょうど子ども達サイズでよかったかも知れません。
DSC08302 DSC08303
手で葉をさわさわと触ると香りがふんわりと漂います。葉の形や色を目で確かめ、次に手で触ってみます。
DSC08305 DSC08306
苗を二列に植えていく予定です。このミルテは成長が早いので来春には新芽がたくさん出てやがて白い花がたくさん咲いてくれるでしょう。
DSC08312 DSC08320
定番の熊手、シャベルで掘り土をならしていきます。「なんだろう?ほらっ、さわってみてごらん」
DSC08318
まだ小さな木だね。木の赤ちゃんだからやさしくそっと。どんなにおいがする?ってたずねると「りんごのにおい」「いいにおい」「もりのにおい」。子ども達は嗅覚もとても敏感なのでかすかな香りが感じられるようです。
DSC08317 DSC08328
これはなんだろうね~。しゃがんでじっくり観ています。
DSC08330 DSC08336
お手伝いをお願いするとしっかり持って運んでくれます。数名でいくつもの苗を運んでくれました。
DSC08337 DSC08294-20141209
ひみつの庭の裏門辺りに積もった落ち葉を熊手で集めて下さるママ。冬の空気は冷たいけれどきりりと気持ちよく澄んでいます。鳥の声を耳にしながら体を動かすと気持ちいいと仰るママも。
DSC08338
小さな苗なのにすでに可愛いつぼみがついています。勿論子ども達は気づいていて、ミルテのつぼみやな、と言います。これからの冬の寒さや積雪にも耐えて春に少しずつ花を咲かせてくれますように。
DSC08354 DSC08356
森から帰ってきたところの年中児。年中児さん達の過ごす第1園舎に一番近いところだね。これからすくすく大きくなれるように声をかけてあげて下さいね。
DSC08358 DSC08353
ブルーベリーのような実ができているね。果実も食べることができるし香草として葉はお料理にも使えます。みんなで手で触っているとよい香りが辺りに漂うようです。ただ子どもだからわかるほどの微かな香りです。
DSC08357 DSC08360
ちょうどこちらの頭上にある大木クスノキの細い枝が落ちているのを折って、よい香りがするよと言う子もいます。クスノキ科のクスノキは防虫剤の原料にもなり枝も葉も芳香があります。同じくクスノキ科ローリエ(月桂樹)も香草としてお料理に使えるので私達にとって自然の樹木や葉はやはり身近で有難いものです。
DSC08368-20141209 DSC08369-20141209
森の活動から戻ってきた年長児達もミルテの観察に。森の樹木の中で過ごし木に登ったり落ち葉を踏みしめて帰ってきたら、小さなミルテのことはどのように感じたでしょう?男の子だって植物に興味があり大好きなのです。
DSC08373-20141209 DSC08371-20141209
12月。気温は低くなりましたが太陽の遠赤外線が温かく年長の子ども達の笑顔を照らします。園内の植物、また園庭から続く森の木々との触れ合いをまだまだたくさん体験してほしいと思います。
DSC08379-20141209 DSC08384-20141209
ひみつの庭の北側エリア大木メタセコイヤの種が飛び落ちて実生が生えている植え込みエリア。ドングリの実生もしっかり生えていました。そっといつの間にか根が出て芽が伸びている、自然の力は驚くほどです。子ども達にも見せましょう。
DSC08387-20141209 DSC08351
ツゲの植え込みが育っています。子ども達にとって迷路のように思えるトピアリーですが、こちらも冬の間に剪定ばさみで上部を揃えてカットしておく必要があります。昨年の冬はなんと、モグラの穴が作られていた芝生の築山ですが、今年はどうかな?枯れた芝生が大量に集められました。有難うございました。
DSC08389-20141209 DSC08390-20141209
さて、大きめの穴を掘り苗をほどよい高さに置いたら上から水をかけてあげます。それから周囲の土をかけていきます。
DSC08391-20141209 DSC08397-20141209
二列をできるだけ真っ直ぐに植え込み、左右を交合に位置するように植えました。「外側の縁は土と水がコンクリート面に流れ出ないように少し深めに溝を掘っておくといいですよ」と片石造園さんのアドバイス。
DSC08398-20141209 DSC08403-20141209
ようやく植え込み完了の景色。小さな赤味がかったつぼみがたくさんついています。大切に育てましょう。
DSC08400-20141209
ひみつの庭前にできたミルテの植え込み。温かな光を浴びて成長することを祈って。
DSC08404-20141209
真上のクスノキの大木。クスノキからも黒い実が落ちてくる季節です。実は緑色の三角帽を被っているので少し可愛らしい。勿論子ども達はよく知っています。
DSC_0197-20141209 DSC_0198-20141209
お帰り前にひみつの庭からおかばんをかけて出てきた年長児達。植栽を終えたミルテの植え込みから突然のぞいたAちゃんの笑顔。
DSC_0203-20141209
ブルーベリーの果実を少し細くしたようなミルテの果実。試してみると甘さがありました^^
DSC_0211-20141209 DSC_0212-20141209
ひみつの庭の落ち葉が山ほど積もったコンポスト。庭の中ほどにおられる役行者さんのお水二つも綺麗に入れ替えて下さいました。
DSC_0218-20141209 DSC_0225-20141209
足元にはメタセコイヤの何とも言えないオレンジ色の落ち葉。上を見上げるとまだまだ落ちそうです。ビオトープの中にも今年はいっぱい浮かんでいます。
DSC_0221-20141209
!!フランスのお庭からいただいたスノードロップの芽がもう土の間から出ていました!昨年の11月半ばのママの日にツゲのトピアリーの足元に植え込んだ球根が年明け2月頃に咲きましたが、今年は2カ月も早くそっと芽を出してくれました。今年は雪が積もった中に愛らしいスノードップが咲いている姿が見られるかも知れません。
-------------
【干し柿】
午後、思いがけず見事な干し柿を頂戴しました。あまりに素晴らしいお手製の干し柿なので記録として掲載させていただきます。私も以前に山の学校の小学生しぜんクラスでたくさん干し柿を作りましたがこんなには立派には作れませんでした。きっと長年作られているコツのようなものがあるのでしょう。
今年は干し柿を作りたいという方がいらっしゃいましたので園内から山のかかりまで歩いてみましたが、昨年とうって変わってどの柿の木にもほとんど実ができていませんでした。聞くところによると他所も同じ傾向のようであまり実が成っていないと聞いておりました。実のなる木には実成り年、裏年が交合にあり、今年はちょうど裏年に当たるのでしょうか。ただ農家の方などは枝を剪定して、実の成る数が毎年安定するように調整されているようです。
DSC_0231-20141209
そこへこんなにたくさんの干し柿。しかしこちらの柿はきっと見事な木で大切にお手入れをされているのだろうと思います。お聞きすると確かに今年は少なめではありましたが・・とのこと。皮をむき吊るして約2~3カ月目の干し柿だそうです。白い粉(糖分)がふいてとっても甘そうです。お正月に古老柿として大切に頂戴することに致します。
DSC_0236-20141209
こちらはまるであんぽ柿のように柔らかく熟成している様子。吊るして約1カ月ほどとのこと。時期を違えて吊るすと、このように体によい天然の干し柿がさまざまに楽しめるのですね。果物としてはビタミンCを多く含んでいる柿ですが、太陽の下で干すことで陰性から陽性の食品に変化します。柿は冬場は干し柿にすると冷えやすい女性や冬の時季には体に優しいです。
普段私達には余裕がないので、このようにお手間入りのお手づくりのものはめったに作れませんしお店で出会うものとも違います。たくさんいただきましたので、一部はお正月明け初出勤の日に職員全員で頂戴することに致します。あとは皆で配分させていただきました。今暫くは冷蔵庫保存にして目の保養をしつつ豊かな気持ちになりたいと思います。
DSC_0239-20141209
こちらは天然のキウイフルーツ。自然の天然とは言え、お人のお手間と愛情が注がれている滋養の食物として有難く頂戴致します。感謝。

Similar Posts: