2006.11.30

<フユイチゴ>(冬苺) バラ科 キイチゴ属
学名Rubus buergeri. 常緑つる性低木
【食べられる木の実】
花や実などの明るい色が少なくなってきたこの季節、山道を少し入ったところの紅葉の木々の下にちらりと見えたのは「フユイチゴ」。秋9月~10月に白い花が咲き、冬にかけて実がなるのでフユイチゴという名です。食べると甘酸っぱい味がします。お山に夏にできる「クサイチゴ」をたくさん摘んでジャムにしても美味しいノイチゴジャムができました。草が枯れこれから辺りが寂しくなる冬にかけて、ふと目にする赤い色は嬉しいものです。
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本日午前中は、ヒラノ矯正歯科クリニックの山下和夫先生に来ていただき年長児歯科検診を行いました。
「お誕生日はいつかな?」 「もうすぐ一年生だから、歯磨きは自分でしっかりするんだよ」
「指すいはしていないかな?どの指をお口に入れてるかな?」
「恐竜が好きみたいだね。このスモックについてる恐竜は何ていう名前かな」 『ティラノザウルス!』
一人ずつと色々なお話をしながら、全てのお子さんが無事検診を終えることができました。
最後には、しっかりお椅子に座って待っていられたご褒美に、和夫先生から不思議なマジックをしてもらいました。種も仕掛けもない?真っ白なノートなのに、魔法のマジックを取り出し何やらさらさらと手を動かしてからノートを開けると、あ~らびっくり?どのページからも絵がいっぱい出てきましたね! そしてもう一度、魔法のクレヨンを使ってからノートをパラパラとめくっていくと、さっきの絵が今度は鮮やかな色つきの絵になっていましたよ・・・。子どもたちからは思わず驚きの拍手があがりました。午後のお帰りのときには、そのマジックの謎を教えてほしいという子どもたちの問い合わせに困ったほどでした。
最近虫歯は少なくなりましたが、昔と食べ物が変わってきたこともあり、咬合,歯列,顎関節について定期的観察が必要なお子さんが時代とともに増えています。食後,寝る前の歯磨きは勿論のこと、食べ物も堅いものをしっかり歯を使って噛む、骨のある小魚などをよく噛んで食べると顎がしっかり大きくなるんだよというお話も子どもたちに向けてありました。
本日、お持ち帰りいただいた健康診断票(歯・口腔)について、何かおたずねがある場合は園までご遠慮なくご連絡下さい。歯医者さんを受診の際は、本日の診断票をご持参なさって下さい。
2006.11.14

** おちばがね ひらひらおちる きれいだな **
** おちばはね いろんないろに かわってる **
モクレン,モミジ,サクラ,ツタ,クス,カキ、そしてついにイチョウも・・・。色とりどりの美しい落ち葉が集まる11月中旬に入りました。先日、木の上からはらはらと落ちてくる木の葉を一枚ずつ集めている女の子たちがいました。同じ木の葉っぱでも微妙な色のトーンの違いを見つけて、「こっちも少しうすくてきれいな色だね」と、どの落ち葉も美しい部分を見つけてほめながら集めていたので、そんな子どものやさしさと感性の豊かさを嬉しく思っていたところ、上の俳句が園長室に届きました。そのときの落ち葉の情景を思い出しながら作ったのでしょうか。とても素直な俳句です。
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本日は、園内通信「お知らせ66」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 平成18年度運動会ビデオのお知らせ(申込書つき)
(VHS,DVD,チャプター付きDVD)
2006.11.10

<ミツバアケビ(三葉通草)> アケビ科 つる性落葉果樹 開花時期 4~5月
学名 Akebia trifoliata 果実収穫時期 秋
紫色のきれいなアケビをいただきました。小さい頃、田舎の林の中で、白い大きなアケビを美味しそうにそのまま食べている人をみたことを思い出しました。皮部分は、中に野菜や挽き肉などを詰めて油で揚げても美味しいようです。つる性植物で春に開花する花がとても愛らしく好みなので、一度植えてみたいと思います。より大きな実を成らすには、五葉アケビなど別の種類のアケビを近くに植えるとよいようです。
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今週もよい天候がつづき、お庭が大盛況の日々が続きました。2日間のフリー参観では、大勢のお父さまお母さまが園にお越しくださり、より普段に近いお子さんの様子をご覧いただけたことと存じます。また、クラスごとに着々と当日の品物が出来上がりつつある、子どもたちだけの全園庭を使った大イベント“お買い物ごっこ”を来週に控え、園内はさらに子どもたちの実りの秋を迎えています。
*運動会ビデオの編集がほぼ完成間近。週明けには、お申し込みのお知らせをお出しできる予定です。
子どもたちの活躍と笑顔,撮影のアングル,色,編集すべてにおいてなかなか素晴らしい内容です!乞うご期待。
2006.10.30

<一枚ずつ葉を落としてゆくサクラ>

<とりどりの色の落ち葉あつめ>
紅葉は、木が冬へ向かう準備をはじめたということ。冬越しをし春に新芽を出せるための栄養を蓄える体制にはいったのでしょう。葉に水分や養分がいかなくなると、葉の中の葉緑素がこわれて黄色の色素だけが残り黄葉となります。さらに黄葉の葉に光が当たると、赤い色素がつくられて紅葉します。サクラは、赤かったり黄色かったり色とりどりで美しいですね。葉を落とす前に美しく紅葉してくれるなんて、私たち人間を喜ばせてくれる為かしらと嬉しくなります。園内のサクラの向かいにある柿の葉の紅葉は、さらに一段と色鮮やかですけれど。
そんな紅葉の落ち葉を横目に、子どもたちはカシの実やクヌギの実を集め、中にゾウムシの幼虫が入っているか入っていないかを探すのに懸命な今日この頃。実に小さな穴が開いていたら、それはコナラシギゾウムシやハイイロチョッキリが中にたまごを産みこんだしるし。幼虫は中の実をしっかり食べつくして外に出て、土の中でサナギになります。実を割って中から幼虫が出てきたら、特に女の子は「かわいい~」と言って順番に手の平でモクモク動くのを観察しています。そして、再び実の中に収めてあげて落ち葉の中や土の中にそっと入れてあげています。
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本日は、園内通信「お知らせ62」「お知らせ63」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ62」
◇ カプラ教室についての詳細
・11月7日(火)よりスタートします。
「お知らせ63」
◇ 園児募集ポスター掲示のお礼その他
◇ ふれあいサタデー予定変更の件について
◇ 新入園児さん(2名)のご紹介
2006.10.25

<木の幹から沸き立つ白い水蒸気>
昨日の朝は、前日の雨があがり、朝陽がまぶしいくらいの朝でした。登園した子どもたちを迎えていたところ、ふと見ると、雲梯の横に生えているサクラの幹から、まるでお風呂上がりに湯気が立つように白い水蒸気がモクモクと沸いているのが見えました(画像では不鮮明です)。東からの太陽の熱で苔をともなった幹が温まったのでしょう。あんなにも湯気が沸き立つところを見たのは初めてです。子どもたちも不思議なものを見るように、暫く見つめていました。

<ちゅーちゅーねずみのお当番さん>
コンコンとドアをノックして、「おねがいします!」とお部屋からのおつかいに来てくれたのは、小さい組のお当番さん二人。何て可愛いこと!頭にはネズミさんの被りもの、後ろには可愛いしっぽがついていました。この日、年少組さん3クラスは、絵本『14ひきのあきまつり』(いわむらかずお著)の絵本にちなみ、みんなが可愛いネズミさんに扮して、裏山につづくお庭を舞台にたくさんの秋を楽しんだようでした。きっと絵本にでてくる秋の味覚や生き物もたくさん登場したことでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ61」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 年長クラス 就学児検診について(各小学校検診日ほか)
◇ 復園園児さんご紹介
2006.10.23

<アジサイのドライフラワーがふんわりふわり>
お山のてっぺんの園庭から、園のメイン階段を下りてきたオレンジ色の木馬の近くに、昔から1つの切り株があります。この切り株が結構子どもたちの遊び場として活躍しているのです。
ある時は、棒きれを2本手に持って、年長の男の子が、横に楚々と立っている女の子にバーベキュー料理をつくってあげていました。確か中にはお肉やお野菜が入っていました。その楽しそうな様子を見てか、「入・れ・て」と後ろからやって来た男の子に、「あっ、ちょっと待ってや。いま、○○ちゃん(女の子のなまえ)に料理つくってあげてるし。あとでな」と答える微笑ましいシーンがありました。
またある朝のこと。「何つくってるの?」と私がたずねると、そこにいた子は「キュウリのお漬け物を漬けてるの、こうしておナスも入れましょ!」と、切り株の中に溜まっている土に野菜(に見立てた石や葉っぱ)をギュウギュウ埋め込んでいたりもします。
そして先週末、ふと目をやると、なんと素敵で可愛らしいのでしょう!6月に咲いたアジサイが乾燥して、きみどり,紫系のソフトな色になったものがふんわりと盛ってありました。これはきっと女の子のプレゼントでしょう。思わずカメラをとりに戻ったのでした。
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本日は、園内通信「お知らせ60」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 年長クラスの卒園写真撮影日程について
◇ 進学小学校調べ(進学報告書つき)