2007.05.10

<母子草> キク科 ハハコグサ属
学名 Gnaphalium affine
春4月から5月に、園内のところどころに見られるハハコグサ。葉や茎全体が白い綿毛でおおわれ、黄色の丸い花をたくさんつけます。全体に淡いやわらかなイメージの花で、春の七草(セリ,ナズナ,ゴギョウ,ハコベ,ホトケノザ,スズナ,スズシロ)のゴギョウ(御形)でもある。昔、草餅と言えばこのハハコグサが刻んで用いられたが、平安時代からヨモギに代わっていったそうです。この花の名を知ったのは、小学生の頃。散歩をしている時に母が教えてくれました。同じくキク科で「チチコグサ」もあります。
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本日は、あいにく雨風の天候となりました。残念ながら、明日予定しておりました「植物園親子遠足」は現地にて中央園児大会が延期開催されるために、暫く先の24日(木)に延期となります。願わくば、その日が改めてよいお天気になりますよう願っています。
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本日は、園内通信「お知らせ20」「お知らせ21」をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ20」
◇ 家庭訪問の実施について(5月14日~21日まで<15日葵祭りの日は除く>)
各ご家庭に、訪問日時をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ21」
◇ 遠足の日程について
◇ 母の日プレゼントお持ち帰りについて
2007.05.07

「こげ茶色に赤茶色のふちどりの羽根、
誰の落とし物でしょう?」

<キジバト> ハト科 全国に広く分布し、市街地では街路樹に巣をつくる
今朝は早く目が覚めました。早朝午前4時のこと、竹やぶから物音がするので外へ出てみると、大きなイノシシが雨を含んでグンと芽を出したタケノコを、美味しそうにパクリパクリと食べている音でした。見事に4,5ケ所を全部食べていました。暗がりなので灯りをつけると、Uターンして山奥に帰っていきました。それから5時、静かだった山の中が、一斉に何種類もの鳥のさえずりに包まれ、それは賑やかな小鳥たちのオーケストラが暫くの間続きました。夏の早朝は、クマゼミの声から始まるのですが、春は春で結構にぎやかな朝でした。
先日のある朝、第5グループさんをお迎えにお山を下りて行ったら、きれいな茶色い縁取りの羽根が落ちていました。ちょうどそこへ到着した列の先頭のGちゃんも、もう一枚同じ羽根を見つけ拾いました。「誰の羽根だろうねー?」と話しながらお山の道を登りました。
年長児Sくんは、昆虫などの生き物に大変興味があり鋭い観察力を持っています。お昼頃、ちょうど虫かごを借りにやってきたSくんは、「図鑑をちょっと貸してみて」と、200ページはある中から、あっという間にその羽根の持ち主を見つけてしまったのでした。一枚の鳥の羽根から、どの鳥のものかを探し当てるのはそう簡単ではありません。彼の根気と目の鋭さには再び驚くものがありました。ハトと言えば灰色のイメージですが、体羽はきれいなオレンジ系の茶色をしているのです。
今現在、明るい夕陽が照っています。窓の外からは『デーデポポポッ デーデポポポッ』と、キジバトの声が聞こえてきました。
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本日は、園内通信「お知らせ16」「お知らせ17」「お知らせ18」の3号をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ16」
・第2回ふれあいサタデーのご案内 5月19日(土) 午前9時30分~
「お知らせ17」
・春の親子遠足について
「お知らせ18」
・家庭訪問について
・京都三大祭り休園について
・園児電話番号について
2007.05.02

<風を待つ種子> タンポポ(蒲公英) キク科 タンポポ属
学名 Taraxacum platycarpum
春になって、子どもたちが一番に見つける明るい黄色のタンポポは、もともと日本に生えていた日本タンポポと外国からきたセイヨウタンポポがあります。道ばたや空き地でよく見かけるのは、人によって持ち込まれたと考えられるセイヨウタンポポがほとんどです。日本タンポポ(カンサイタンポポ,カントウタンポポ,トウカイタンポポ,エゾタンポポ,シロバナタンポポなど)は、昔からあまり変わらない環境下に咲いています。
タンポポは、実は花を形成している細長い花びらひとつ一つが花(舌状花)なので、それぞれに種子がなり、綿毛(冠毛)が放射線状につき愛らしい形になります。種子は、できるだけ遠くへ、風に乗って旅立ちます。何キロメートルも移動することもあります。小さい頃に、綿毛を吹いたのが耳に入ると耳が聞こえなくなるよ・・と言いながら、いっぱい飛ばして遊んだのも遠く楽しかった記憶です。本当はそんなことはありません。
また、タンポポの葉は、ゴマ和えや天ぷらにするとなかなか美味しいです。根を干してつくったタンポポコーヒーは、子どもたちも飲めるし案外美味しいお味です。
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今日は、園より「ちまき」をお持ち帰りいただきました。「今日は幼稚園から帰ったら、動物園にいくのよ!行く前に“ちまき”をひとつ食べて、帰ってきたら残りのひとつを食べるの!」と、今朝の登園後、嬉しそうにお話してくれた子がいました。各クラスでつくった手作りの鯉のぼりも今日はお持ち帰りの日でした。明日から連休に入りますが、みなさまどうぞお元気でお過ごし下さい。また7日にお会いできるのを楽しみにしています。
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本日は、園内通信「お知らせ15」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 夏用スモックについて(再掲)
◇ PHP推薦図書のご案内
2007.04.26

<パンジー> スミレ科 学名 Viola x wittrockiana
和名 三色菫(サンシキスミレ)
英名 パンジー
春の園芸植物の中でとても身近なパンジーは、北欧で1800年代に野生スミレ数種の交配により生まれたもの。今では何百種類もの品種があり、暖かい地方では冬から開花が見られる。近くの食材店ではクリスマス用食用パンジーを見かけたこともあった。パンジーの名の由来は、花を人間の顔に見立てると、少し物思いにふけるように傾いた様子から、フランス語の単語パンセ(思想を意味する)に因んで名付けられたとのこと。
最近、パンジーが各地でたくさん育てられるようになったためか、スミレ類を食草とするタテハチョウ類がとても増えているように思う。現にこの園内でも、サンショウやカラタチ,ミカンなどの葉にくるアゲハチョウはぐんと減り、毎年卵を産みつけていたカラタチの葉に幼虫が見られない年も出てきた。その代わりに、タテハチョウ科のツマグロヒョウモンなど、オレンジ色系のチョウをよく見かけるようになった。

<大空をおよぐ鯉のぼり>
一昨日から、園庭に鯉のぼりがお目見えしました。風が、園庭奥のクスノキやカシの木の葉を揺らし音をたてて通り過ぎるとき、隣の鯉のぼりも勢いよく体をふくらませています。今日もその下で、子どもたちの元気な声が響き、小さなレストランがいくつもオープンしていました。お好み焼きやピザ、そしてケーキ屋さん、パレットに生地をのせる手つきもなかなかのものでした。
明日は、年中児の男の子たちが得意に経営するお店 “切り株のどんぶり屋さん”をご紹介します。
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本日は、園内通信「お知らせ11」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 電話連絡テスト実施のお知らせ
・明朝は、早朝からではございますがよろしくお願いいたします。
2007.04.25

<クサイチゴ>(草苺) バラ科
学名 Rubus hirsutus
(Rubus=キイチゴ属 hirsutus=粗毛のある,多毛の)
学名Rubusは、ラテン語ruber(ルベル=赤)が語源とのこと、宝石のルビーrubyの語源とも関係あり、恐らく赤い実ができることに由来しているのだと思う。
ちょうど今、お山のあちらこちらでも見かける「クサイチゴ」ですが、ある山奥の斜面には一面に咲き誇っている場所があります。白い5弁花の一つ一つは地味な花ですが、もう暫くすると可愛らしい赤い実を一面につけます。実は、そのまま食べると甘酸っぱいのですが、たくさん採ってジャムにすると案外いただけるお味になります。身近に見かけるイチゴには、このクサイチゴによく似たキイチゴ,そしてヘビイチゴなどがあります。
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本日は、園内通信「お知らせ10」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 遠足日程の変更について
◇ 母の日「お母さんの絵」の展示ご案内
◇ 途中入園のお友だちのご紹介
2007.04.20

<ヤエヤマブキ>(八重山吹) バラ科ヤマブキ属 別名 ヤマブリ(山振)
学名 Kerria japonica ‘Pleniflora’
もともとヤエヤマブキの原種は、一重咲きで花びらが5枚の「ヤマブキ」。これは、お山を上る途中にあるヤエヤマブキで、毎年4月に入ってから同じ場所で案外長い間咲いてくれています。
24色の色鉛筆には、このヤマブキ色が大抵含まれていますが、私の小さな頃、黄色とひと味違ったヤマブキ色がお気に入りの時期がありました。先日、山の学校の小学生に「色鉛筆にある色で、黄色ではない色は?」とたずねたら、すぐに『ヤマブキ!』と返ってきました。本当は、みんなよく知っている花です。
私が花のヤマブキの名を知ったのも、小さかったその頃。お決まりの歌を歌いながら、当時流行っていた「ゴムとび」を近くのお友だちとする時に、長い紐ゴムの一端を結ぶのにいつもヤマブキの枝を借りて楽しんでいました。ところが、ヤマブキの高さ自体がせいぜい1~2mで、案外細い枝をしている上に、ゴムとびをする度に花をたわわにつけたその細い枝ごと上下に大きく揺れてしまい、子ども心にも「ちょっと悪いなぁ」と思いつつ、でもやっぱり友だちが集まってはいつも練習をする定番の場所に決まっていました。なので、今もヤマブキの花を見ると、何だか有り難いような悪いような思いが頭の片隅に残っています。
ヤマブキの花に近い仲間に、同じバラ科の“シロヤマブキ”があるので、一度見てみたいと思う。
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本日は、昨日につづき爽やかな青空の下、各学年ごとに思いっきりお庭遊びを楽しみました。お砂場,ブランコ,すべり台,ジャングルジムとどこも大賑わいの大繁盛。子どもたちで鈴なりのグローブジャングルは壮観でしたが、あれは年中児グループさん。年少児さんは、一人一人が黙々とそれぞれの遊びに取り組み、お庭を歩いていた1匹のダンゴムシを大事そうに手に包みながら、続いて落ち葉の下からたくさんのダンゴムシの仲間を見つけて虫かご一杯に集める姿もありました。ジャングルジムもとても人気がありましたが、驚いたことに、年少児さんどの子もが手摺をしっかり掴み、足場を確かめながら、ジャングルジムの中を横へ移動して端っこまで行ったら、次は上へ登り、また横に移動して戻ってきたりと、黙々と忍耐強く取り組む姿は偉いものでした。園でじっくり遊びはじめてからたった2日目なので、思わず、「ジャングルジム上手ねー、どこで練習したの?」と聞くと、「ここー」と今登っている鉄の横棒を指さしてくれます。「公園のは、大きいからしないの」ということでした。すべり台もお砂遊びも、みんな真剣そのもの。その姿が、黙々と仕事をしている大人とどこも変わらず、手抜きなどは一切ないので、子どもたちって本当に偉い・・とつくづく思いました。
今日で、早一週間が経ちましたが、やはり初めての環境に慣れつつある今、日々お疲れのことと思います。年少児さんに限らず、週末はご家庭で十分休養と充電をされまして、また来週にはみんなの元気なお顔に会えることを楽しみにしています。
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本日は、園内通信「お知らせ9」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 保護者会でお話した内容のまとめと補足
◇ 年間行事予定について
◇ 園児名簿と電話連絡テストについて
◇ 課外教室・ひねもす教室・カプラ教室について
◇ 「幼稚園児のための総合保障制度」のお申し込みに関すること
2007.04.18

<シャクヤク>(芍薬) ボタン科 学名 Paeonia
今年も、シャクヤクが麗しいシーズンがやってきました。淡ピンクのシャクヤクもとても好きですが、今年はこの中国芍薬をお花屋さんで見つけました。花型はお椀型にキュッと締まった形で、毎日の水あげが良すぎて驚くほどです。シャクヤクは、和芍,洋芍,中国芍薬の3つのルーツに分けられ、花の形は一重咲き,八重咲き,翁咲きなどがあります。これは、翁咲きの種類。洋芍は、特にフランスでは、花びらの多いバラを思わせるような豪華な千重咲きになるように、品種改良を重ねられたようですが、中国では、花の中心が盛り上がった翁咲きが美しいとして愛されています。漢方薬としても有名で、根の効用は、消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用など。
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本日は、大勢の保護者の皆さま方が保護者会にお越しくださいました。会終了後、続いて各課外教室で親子見学の機会がありました。絵画教室については、「お知らせ」でお伝えしましたように、絵画分野の親子体験となりました。次回25日(水)は、工作分野「でんでん太鼓を作る」を予定をされています。他教室につきましては、本日同様の親子見学をしていただけます。
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本日は、園内通信「お知らせ8」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 本日のお持ち帰り品について
◇ お山のミニミニ幼稚園のご案内
◇ 山びこクラブのご案内