2015.05.14

5月14日(木) / アレンジメントフラワー・すべり棒(全園児で外あそび)・園内通信

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  <アレンジメント花>

色とりどりの花がぎっしりと詰め込まれたアレンジメントフラワー。バラ、カーネーション、トルコキキョウ、デルフィニウムなど、花のバスケットになっています。5月のバラが咲く庭の中央に置いてみると、いっそう色鮮やかに映ります。娘が母の日に贈ってくれたもの。有難う!
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全園児・水曜日お外あそびの一コマ(昨日5/13)
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前日に台風6号が去り、朝から青空の広がる快晴のお天気となりました。朝の園庭は各グループの登園を待って、学年ごとにテーブルが出ています。いつもなら、登園後はまず各クラスに入り、カバンを下し帽子をかけ、出席カードにシール貼り、タオル、スモックを所定の位置にかけながら朝のお仕度をしています。昨日は各グループがお山に到着したらそのまま園庭まで行き、園庭でお帳面シールを貼り、お家からお持たせの連絡カード、変更届、持ち物などを出して所定の入れ物に入れました。毎朝のお仕度がいつもながらの習慣として身についてきた新入園児さんも、こうしてお庭でお始まりをすることができるようになりました。水曜日は心ゆくまで、好きな場所で、好きなあそびをする日です。
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さてさて、一番早くに到着したのは第5グループさん。各学年ごとのテーブルに行きおカバンを開けます。こちらは年少児Sくん。
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「今日はどのシールにする?」動物くんシールからお気に入りを選びます。シールを貼ってカゴにお帳面を入れました。気がつくと他のグループも大勢到着していました。みんな自分の場所に行って朝のご用意をします。
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一連のご用意ができたら「もうあそべる!」ととても嬉しそう。お庭のあちこちに思い思いのあそびのコーナーが展開しますが、こちらは斜面を利用した人気のすべり棒。暫くあそんでいると年長児さんがやってきました。HくんとHちゃん。上からすべってくる年少児Uちゃんの安全を考え、Hくんは上まで迎えに行ったあと、横に付き添いながらゆっくり歩いて下りてあげます。「優しくしてあげられるね」と言うと「ぼくが面倒みてあげないと」と責任感と使命感に溢れた言葉が返ります。上から年少児さんがすべってくるのを、親切な年長児さん二人が下で待ち構えています。
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下まですべってくると、Hちゃんもまるでお母さんのように優しい笑顔で迎えます。次々とすべってくる年少児さん。Nくんも気持ちよさそうにすべってきます。
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上から一緒に下りてあげるシーンも。何だかすっかり先生のようですね。 Rちゃんもスピードを上げて何度もすべって楽しんでいます。
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4人連結で勢いよくすべってきた年長児の女の子達。笑顔がキラキラ輝いています。次から次へとすべってきます。上には長い列ができています。
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すでにお気づきでしょうか。左端にずっと遮断機のお役目を自らかってでている年少児の女の子Tちゃんの姿があります。私に代わり、いつの間にかカンカン役をしてくれました。はじめは右手を真上にあげてキリリとお役目を担っていましたが、一度場所を離れ、ちょうどよい棒を見つけて再び台にのぼり、遮断機付きのカンカン役を凛々しくつとめている様子です。
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上から年長児のお姉さん達がジェットコースターさながら賑やかに下りてきますが、すっと垂直に手をあげてお役目に専念する姿が何とも言えません。一生懸命且つ無言なので余計に微笑ましく思われます。思わずカメラでパチリ。
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未就園児さんの頃からすべり棒にトライしていた年少児Aくん。今では気持ちのよいスピード感でスーっと上手くすべっています。本人もとても気持ちよさそうです。2本の鉄棒をまたいで座り、バランスを上手く保ちながらすべらないと脱落してしまいますが、繰り返し練習し楽しむことで体のバランス、集中力やスピード感が楽しめる人気のあそびです。

私はこの後、雲梯、固定鉄棒コーナーに移り、次々とやってくる園児の頑張りを応援しました。私自身が幼稚園の頃に鉄棒が大好きで、連続前まわり、連続逆上がり、また鉄棒の上で連続お座りまわりや足かけまわりなど、あらゆる鉄棒あそびを考案しながら楽しんだ時期がありました。足かけまわりは鉄棒に足をかけ両手で鉄棒を持って回転するのではなく、鉄棒にかけた片足(右足)を、鉄棒の下から両手をまわして膝の前で外れないように組み、そのまま勢いをつけて何回でも回転しました。もう片方の左足は空を蹴りつつ右足を軸にして回転するのが面白く、やがて膝の裏がすれて痛くなりました。対策として鉄棒にタオルやカーディガンを巻き、膝の内側が痛くならないよう工夫しながら、できた喜び、達成感をお友達と共有してあそんでいました。

園庭の鉄棒以外にもっとチャレンジする場所がないかと、父があちこち探し回ってくれたことも懐かしい思い出です。結局、普段は幼稚園の固定鉄棒で毎日練習し、土曜日の午後は必ず、当時御所の中にあった公園(現在はない)で父と思いっきり走る、父に支えてもらいながら高く大きな雲梯を端から端まで行く、のがお決まりの楽しみでした。最終的には自宅の庭に父が大型の鉄棒を作ってくれました。体を使ったあそび、特に鉄棒や雲梯は、チャレンジする気持ちに成功体験が重ねられ、達成感が心身で会得できる恰好の手段です。

園では今のところ、数名の年長児が雲梯を端から端まで進むことができますし、中には更にUターンして戻ってくる身軽なRくんの姿もあります。雲梯は、自分でできそうな子は2つ目でも3つ目目でも自らトライする、できない子は抱えてあげて、子ども自身が腕の力を使って先へ先へと進むことをイメージさせてあげると、できるようになった時の疑似体験ができやる気が生まれるようです。鉄棒はこの日、逆上がり連続2回ができた子がいました。是非、子ども達のチャレンジ精神を引き出しつつ、できた!体験をいくつも重ねられるよう応援したいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ22」をお出ししました。
内容は、
◇ カプラ教室について

2015.05.01

5月1日(金) / 年中児「お花の苗を植えたよ!」(4/28(火)記録)・ひみつの庭の“ママの日”だより(4/28(火)記録)・年長児「きゅうりの苗を植えたよ!」(4/30(木)記録)

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            < ライラック>    モクセイ科      原産地 ヨーロッパ
                          学名 Syringa×hyacinthiflora ‘Ester Starey’

「ひみつの庭」前に2013年に植栽したライラック。こちらはライラック“エスター・スターレー”。まだ幼木ながらたくさん花をつけ、辺りに芳香を漂わせていました(4/28撮影)。
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ライラックコーナーには全部で9本の苗を植えています。今年は花をつけなかった株もありますが、年々成長するのを長い目で楽しみにしています。
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<4/27(月)夕方 ひみつの庭の一番奥に花壇づくり>
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次の日、年中児が庭に花苗を植えるための下準備として、先生達と畑づくりをしました。シャベルで掘り返し、新たな土を投入して整地をしました。
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北側エリアは昨年の年中児がヨモギを植えましたが、そっとヨモギを一つのコーナーにまとめ移植しました。空いたスペースには年長児がきゅうりを植える予定です。
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ヨモギは地下茎が広がり株が大きくなりますが、今春ようやく芽を出した子株なので優しくスコップで扱います。右写真は新たな土、堆肥等を投入してきゅうり畑ができました。ハーブコーナー近くにもきゅうり畑をもう1カ所作りました。
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年中児「お花の苗を植えたよ!」(4/28(火)記録)
4/28(火)朝10時頃。年中児の子ども達の姿が見えてきました。緑が光るよいお天気です。
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行きつけの園芸店で仕入れたバーベナの花。色とりどりのミックスカラーです。自分の手で一つずつ植えてみましょう。ゆきぐみさんがやってきました。
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移し替えたケースの中に入ったバーベナ。好きな苗を一つ選んで畑に移動します。
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さあ、植えましょう。みんなは奥の列に植えますよ。まず自分のお花を土の上に置いてみましょうね。
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一つずつ順番に。どのようにするのか見ていてね。
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おはしを持つ手でお花の苗を持って、黒いビニールポットをはずします。そして、土にこのくらいの穴をしっかりあけて苗を入れてあげましょう。次に、そっと手で土をかけてあげて、トントンと土を押さえてあげます。それではやってみましょう。
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みんななかなか上手。奥の列は少し手をのばして。しっかり植えて土をかけてあげられました。
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はい、出来上がり。次は男の子たちが来ました。一度に植えられないのでグループごとに植えましょう。
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「ぼく、このお花にしよう!」大事に持って畑へ運びました。「かわいいお花だなあ!」
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こうやってひっくり返してね。みんな上手。やさしい手で大切にお花を植えてあげる年中児さん達。
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色とりどり。お花の色を選ぶ女の子。ほしぐみさん達は畑の手前に植えましょう。
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苗からポットをはずして。白い根っこがいっぱいみえたね。
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土の感触もサラサラ、気持ちいい。苗の入る穴を手で掘っています。
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そこへ“ママの日”に来て下さったお母さまが、早速ヘルプして下さいます。ほら、こうして苗からポットをはずしますよ。お花の葉のところはそっと持って下さい。
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全員が順番に苗を植えることができました。みんなのポットを重ねて集めてくれるKくん。
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苗の深さの調整などママ達がスコップで作業されています。終了後はホースリールでお水やりも。
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お隣のヨモギコーナーにもお水をあげて下さるママ。これからの季節、お水が足りないと植物がしんなりしてしまいます。朝方、夕方にたっぷりのお水が必要です。 ひみつの庭の外周りもクスノキの春落ち葉。熊手、ほうきで美しく手入れされます。
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子ども達も自由あそびのとき。ほうきで落ち葉あつめの最中です。お母さまのてみには落ち葉がいっぱい。年中児Kくんもちりとりで落ち葉あつめ。
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園庭横の通路をお掃除されるお母さまとペアで。 落ち葉入れに集まったクスノキの落ち葉。いっぱいだね~。
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「あっ、ここにも落ち葉があったよ」と年少児のNくん。落ち葉あつめがお得意の様子!
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こうして手であつめて入れられるかな。 年少児Sくん、そのまま落ち葉入れに。
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至るところに気づいて下さるママ達。熊手などは普段使われないでしょう?とたずねると、「町内で近くの公園のお掃除もしていますから慣れていますよ!」と仰るYママ。ライオン壁泉のプールにいつの間にかたまっている落ち葉もすっきりと掃いて下さいました。
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写真上は、クローバーも生えていて落ち葉が取りにくい場所です。 ハーブコーナー近くはこぼれ種でレモンバームが新たに生えているところもあります。また春に芽を出した雑草が大きくなってしまい、抜くにもなかなか力が必要なほどです。
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シャクナゲ“太陽”が、長い間花を咲かせています。 ビオトープ横の植栽エリアの落ち葉も細かく取り除いておられるママ。
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作業の合間に子ども達と話をしながら。 ビオトープ横のピンク色の花を咲かせているクリーピングタイムについて、ワイヤーフェンス越しにYママと会話。
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ひみつの庭のゲート前。モチノキの足元にたまった落ち葉を集めておられるYママ。ビオトープ周りも落ち葉がたくさん。いつも気になる場所です。
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ビオトープの中の子ども達。何がいるのかな? 「この幼虫はなんだろう?」「いもむしハンドブックで調べようっと」、とNちゃん。
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園内は山の中です。いろんな春の幼虫が葉っぱとともに姿を現します。
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小さな熊手を手に集中して作業をしていたNくん。最後は自ら落ち葉入れを運び、コンポストに流し込んでくれました。
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第1回ひみつの庭の“ママの日”にお足運び下さったママ達。ご都合で先にお帰りになったGママ、また終了後もビオトープの中の落ち葉拾いをして下さったTママ、Fママ。皆さま有難うございました。
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年長児「きゅうりの苗を植えたよ!」(4/30(木)記録)
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この日も素晴らしい晴天。朝10時よりひみつの庭で年長児が集まりました。数名ずつ協力してきゅうりの苗を植えましょう。年長つきBぐみから。
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予め先生達である程度耕していた場所ですが、新たな土を投入してさらに柔らかくなるように手で混ぜていきます。柔らかな土の感触が手に伝わります。
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お砂場の砂ともちがう柔らかな土。 ではいよいよ植えていきましょう。
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手で深く土を掘って苗が入るくらいの深さの穴を開けます。きゅうりの苗は茎が折れやすいので気をつけましょう。
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ひみつの庭の築山の上に座り、かたわら紙芝居の最中の年長児。 次のグループさんが取り組みます。
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苗のポットを逆さにして苗を取り出し、強い力で深く土を掘りあげます。
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お友だちと協力しての作業です。 次は女の子達の番です。
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前に植えた場所の横へ、しっかりと穴を掘ります。 他の子はひみつの庭で思い思いに活動して順番がやってくるのをまっています。
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次々と首尾よく作業がすすんでいるところです。ポットからきゅうり苗を上手く取り出し手の平にのせます。
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さて次はつきAぐみの子ども達。しっかり説明を聞いて見ているところです。
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強めの力で穴を開け、手の平にそっとのせて穴に入れて土をかけてあげる。土をかけるときには優しい手で、トントントン。優しく押さえます。スムーズに作業が進み、声が聞こえてきます。
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「きゅうりができたらぼくはそのままたべるよ!」「ぼくはマヨネーズをつけて!」・・・楽しみですね。きっとこのくらい大きくなるかしら?
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さあ、きゅうりの苗を持って二つ目の畑に移動しましょう。
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こちらもすでに準備していた畑です。笹の落ち葉を手でよけて、土をつぎ足して、苗を植える場所を決めます。
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新たに土をつぎ足して、みんなで力いっぱい混ぜていきましょう。作業の途中には、お家でトマトやピーマンなどの苗を植えた話をしてくれる子ども達が結構いました。畑、お庭、ブランター栽培など、ご家庭での野菜づくりは楽しいですね。
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手でしっかりと穴を開けて。なかなか力が要ります。そしてきゅうりの苗を入れます。
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子ども達の手により、可愛らしい穴ぼこができます。ポットから苗を上手く取り出します。
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約50名の年長児が、協力しながら苗を植える作業が完了しました。こちらの畑は7株植えました。つきぐみさんが植えたきゅうりがすくすく育ち、どんな花や実をつけてくれるかとても楽しみです。お水やりをしながら成長を観察していきましょう。
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朝から鯉のぼりをお山の空高くにあげました。園内のあちこちから、気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼりファミリーの姿が見られます。
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昨日は、「お知らせ18」「お知らせ19」をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ18」
◇ 夏用スモックご用意のお願い
◇ お山のミニミニ幼稚園について
「お知らせ19」
◇ 出席カード月末お預かりについて
◇ 『クラスだより』『4月のうた』『絵本通信』『5月予定表』お持ち帰り
◇ 送り迎えについて
◇ 春の親子遠足記念写真について

2015.04.24

4月24日(金) / 福禄寿と関山(里桜)・木のおもちゃ・園内通信

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 <里桜 “福禄寿(ふくろくじゅ)”>
   バラ科 サクラ属
   学名 Prunus lannesiana cv.Contorta
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数年前、植物園桜林のエリアを歩いていたときのこと。ふんわりふくよかでとても愛らしい姿をした里桜(オオシマザクラ由来の桜の園芸品種)の一つが目に入りました。淡いピンクのドレスを広げたような満開の桜に感動していると、前方から歩いてきた人々もやはり足をとめ、カメラも向けずにまずは見とれてしまっている、そんな美しい桜がありました。

プレートを見ると「福禄寿(福禄寿)」とあります。枝をゆったり広げ、たわわに花をつけて立っていた姿が忘れられず、幼稚園の二つ目の庭 “ひみつの庭”を考えたときに是非植樹したい里桜の一つとして選定しました。それがこちらです。“ひみつの森”経由で運ばれてきたまだ若木ですが、今春で3回目の開花。特徴は花弁がねじれたように波打ち皺が入っているところ。花弁の数は15~20枚ととても多く大輪の花を咲かせてくれる桜です。ただ今満開を過ぎた頃。

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 <里桜 “関山(かんざん)”>
   バラ科 サクラ属
   学名 Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama
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ソメイヨシノが終わった4月中旬より、いつの間にか咲き出しているお山の里桜2本目。こちらは関山(かんざん)です。花弁が20~50枚ほどと多く、八重咲きの見事な花をつけます。
花弁は塩漬けの桜湯として使われます。お湯を注ぐと花弁が美しく広がるので、お正月から桜の時季にかけて桜の塩漬けは冷蔵庫に常備しています。

また、私自身が子どもの頃、父の運転で二条城横の堀川通りを通る際、見事な八重桜の並木が結構な距離に渡って見られるのを楽しみにしていました。子ども心に、定番のソメイヨシノより遥かに華やかで素敵だと思え、車の後部座席からいつまでも後ろを振り返って見ていた思い出が蘇ります。あとになって、樹形からそれが関山だとわかりました。

こちらも福禄寿と同じく三度目の開花を迎えましたが、樹木としてはまだ10年ほどの若木です。今年もたわわに花をつけてくれました。こちらの里桜2本はつぼみがついたのも仲良く同じ頃で、現在も福禄寿とともに“ひみつの庭”の入口付近にて開花中です。

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 手前は関山 前方に福禄寿
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“ひみつの庭”のウッドデッキから撮影。

手前「関山」と、その先に「福禄寿」が見えます。

この後方の“ひみつの森”入口に近い辺りに、もう1本、大島桜(ヤエノオオシマザクラ)も植えています。オオシマザクラの葉は桜餅を包む葉として塩漬け利用されます。桜の芳香物質であるクマリンが豊富だからだそうです。

こちらは里桜の親木となる種類だそうで、園庭のソメイヨシノより一足早い頃にいつの間にか今年も開花していました。

大島桜が開花を迎えても、こちらは結構高さがあることと、毎年春休み中にさっさと咲いてしまい、まだ一度も写真が撮れずにいます。

来年は早春の頃から構えて、きっと撮影してみたいと思っています。

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 <八重の花弁が幾重にも重なる里桜“関山”の花>
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[木製クッキングセット]
今年度はじめより、各クラスを訪問する機会が増えました。学年、また男の子女の子問わず、室内の自由あそびの時間にクッキングを楽しむ子は多いです。勿論、お砂あそびでもクッキングは大人気ですが、こちらのような木製コンロだと温かみがあり、同じくお鍋、フライパン、ポットなどを使って楽しめそうです。
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年少児クラスにはこちらの木製コンロの以前のシリーズのものがありますが、年少児クラスの子ども達がコンロの前で楽しんでいる様子をみて、年中長各クラスにもこの度導入しました。手前のつまみはダイヤル式で、回すと「カチッ、カチッ」とよい音がします。私も思わず欲しいと思うほど。後部には調味料入れがあり、調味料棚ごとコンロの内部に収納できるように設計されています。
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このような具合です。そして本日は、ターナー、レードル、またフォーク、スプーンなどのカトラリー類、魚や野菜などさまざまな食材が届きました。
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個別のお鍋、軽量カップ、包丁などなど。こちらはごく一部ですが、すべて木製。大勢でお食事を楽しめるようにお皿もたくさん購入しました。男の子も女の子もお料理は大好きなので、楽しいクッキングコーナーが各クラスで広がることを楽しみに、また訪問しようと思います。
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こちらは、“ひみつの庭”の北側エリアです。
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左は、渡りをするチョウ“アサギマダラ”が大好きなフジバカマ。すくすく元気に育ってきています。10月には、南の国に渡りをする途中のアサギマダラを今年も迎えてくれるでしょう。
右は、ハーブのコーナー。やはりレモンバームが一番元気そうで生き生きしていて、手でつまむとレモンの香りがします。葉をお水のグラスに浮かべたり、サラダに入れたり、また乾燥してハーブティーにしたり。勿論、生葉のままミントなどと蜂蜜を加えてミックスハーブティーにしても美味しいです。

今日は、私達がお料理に使うローリエと同じ種類のクスノキの葉の香りを、また、開花し始めたところのライラックの香りを、外あそび中の子ども達と五感の一つである鼻を近づけてそっと試してみました。よい香りがする、と応えるのはやはり女の子が多いです。男の子は大抵首を横に振ります。感性の違いかも知れません。辺りはふんわりと春の香りが漂っています。

ローズマリー、ミント、セージなどもこれからどんどん大きくなるでしょう。フランスの画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホのお庭からいただいた貴重なハーブも植えています。
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本日夕方のひみつの庭。もうすぐライトが灯る時間。やがて山が緑に彩られ、いろいろな花が咲き出す5月を迎えます。お山のあちこちではタケノコが顔をのぞかせ、竹やぶからは竹がはぜる音も聞こえてくるでしょう。

いよいよ週明け28日(火)より、今年度の「ひみつの庭」の“ママの日”をスタートします。季節のよい今の時季にご来園いただき、園内やお山の中をお散歩していただいたり、溢れる落ち葉の整理を少しずつご協力いただいたりしながら、お山の樹木が発する新鮮な空気をお母さまも感じていただけたら幸いです。パパの日のお力添えもどうぞよろしくお願い致します。
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本日は、園内通信「お知らせ14」~「お知らせ17」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ14」
◇ 写真袋お持ち帰りについて
◇ 絵画教室・ひねもす教室について
「お知らせ15」
◇ 【送りグループ変更】開始について
「お知らせ16」
◇ 「ひみつの庭」の“ママの日”スタート
「お知らせ17」
◇ 「ひみつの森」の“パパの日”スタート

2015.04.15

4月15日(水) / 登園スタート(本日3日目)・園内通信

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     <シロバナジンチョウゲ>   ジンチョウゲ科   原産地 中国~ヒマラヤ
                         学名 Daphne odora Thunb. f. alba  英名 Winter Daphne

3月後半~登園がスタートした頃にかけて、よい香りを漂わせていたシロバナジンチョウゲ(白花沈丁花)。今年も満開に咲いていました。

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         <イロハモミジ>    カエデ科  日本など東アジアに自生
                        学名 Acer palmatum  英名 Japanese maple

振り返って登園初日。子ども達を待つ13日朝。お天気は雨☂。イロハモミジは葉の枚数をイロハ・・と数えたことから名づけられる。枝の先には赤色の花が垂れ下がり咲いているのが見えます。これが秋にはプロペラ様の種子になり、子ども達は手の平いっぱいに集めて遊びます。
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お山を上ってくる子ども達の声が、西から東から聞こえてきます。お迎えに下りていきたい気持ちを抑えつつ待っていると・・・
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バプテスト病院横の坂道を上ってくる第5グループさんの姿が見えました。およそ8時50分。みんな元気に到着です。そのままchinami先生についてお庭まで行きましょう。
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「今日のお帰りの時には、またここに並んで待っていてくださいね」と先生からのお話。
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みんなお揃いのオリジナルレインコートの後ろには、自分の目印がついています。ピンク色のマトリョーシカやくろ猫ちゃんの刺繍のワッペンが可愛らしい。
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さて、年中クラスに着いたSちゃん。レインコートもレインコート掛けにしっかり掛けました。Nちゃんはおかばんを下しているようです。クラスの先生が到着するまでお仕度をして待っているゆきぐみ、ほしぐみさんです。
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園庭に出て下を見ると、次は第1グループさんが到着したところでした。続いて第6グループさんの姿。
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第4グループさんに続き、第2グループさんもお山を上っている頃です。このあと私は年少クラスへ入り、この日から朝は年少さんと一緒に過ごしています。涙が出ていた子も時間が経過するとともにおもちゃや絵本に目を向け元気に過ごすことができます。少しずつ慣れていきましょう。朝のご挨拶の練習も本日で三日目です。
「ごーよーおーいーぴしっ。さんはい。せんせい、おはようございます、みなさん、おはようございます」日に日にお部屋、先生に慣れ、またクラスのお友達のお顔も覚えていきます。

保護者会の今日、三日目にしてようやく青空が見られました。年少クラスはおはじまりの後、お庭に出て遊びました。みんな思い思いに過ごしましたが、お砂場は大盛況。私も子ども達とドーナッツ屋さんを開きました。お砂をドーナッツ型にギューギューつめてポンと型抜き。次々にドーナッツを作りながら、
「きょうはみんな何時に起きたの~?」と聞いてみると
「7時だよ~」と応えてくれるTちゃん。
女の子が向こうから「わたしは8時よ~」とスコップを手にニコニコ顔で教えてくれます。
登園三日目の小さな子ども達のリアクションに驚く私。楽しそうな写真が撮れなくて残念です。

幼稚園に来たら一人ひとりが一人前。明日は晴れ模様。また遊びましょう。
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昨年12月に入ってから先生達と植えた花壇のチューリップの球根。本来ならば秋植えなのですっかり遅くなったのです。2月頃に発芽、3月半ばにはまだ5~6㎝ほどだったチューリップも入園式が近づくとぐんぐん大きくなりました。今年はソメイヨシノの開花も早く、チューリップの成長も確実に早かったです。

明日から少しずつ保育時間が長くなります。特に新入園児さんにとっては生活が今までと大きく変化、そして相当の距離を歩き始めています。ご帰宅後は十分お休みになり、また明日も元気に幼稚園に来てくださいね。楽しみにお待ちしています!
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本日は、園内通信「お知らせ8」をお出ししました。
内容は、
◇ 園児名簿について
◇ 帽子の着用について
◇ “山びこクラブ”開催のご案内

*過日4月20日(月)は「お知らせ3~お知らせ7」をお持ち帰りいただきました(絵画教室、ひねもす教室ご案内含む)。今年は日程的にお知らせが一度に重なりました。ご了承下さいませ。

2015.04.10

4月10日(金) / 第66回北白川幼稚園入園式・園内通信

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          <枝垂れ桜>  バラ科  学名 Prunus pendula Maxim. f. pendula

昨日の始業式につづき、本日は第66回の幼稚園入園式を行いました。春のやさしい雨が音もなく降る中を、大勢のご家族がお山に集われました。小さな新入園児さんもにこにこ笑顔で、一歩一歩自らの足で石段を上って来られる姿をみてとても嬉しく思いました。

今年はソメイヨシノの開花が例年よりも早く、園庭に二本あるシダレザクラと同時の開花となりました。桜が僅かでしたが咲き残ってくれたのは幸いでした。ひみつの庭にはヤエノオオシマザクラが満開で、来週にはあと二種類のサトザクラがいよいよ開花しそうな気配です。

雨のため、式後はそのまま第三園舎での記念撮影。晴れ着のお母さま方の後ろには凛々しいお父さま方の姿があり、子ども達もしっかりと前のカメラをよく見て撮影することができました。出来上がりが今からとても楽しみです。写真撮影のあとはクラス会。一年間をともに過ごすお友だちご家族とともに、お顔合わせの時間を持ちました。
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いよいよ週明け月曜日からは歩いての登園と保育がスタートします。黄色いレンギョウや白いレースのようなユキヤナギ、よい香りのジンチョウゲもお山の石段の道々で子ども達を待っていてくれることでしょう。各グループの集合場所から、在園児のお兄さんお姉さんに手をつないでもらい元気にお山を上ってきて下さいね。楽しみにお待ちしています。
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         本日午後、あらためて園舎で記念写真を撮りました。どうぞよろしくお願い致します。
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本日(昨日)は、園内通信「お知らせ2」をお出ししました。
内容は、
◇ 「お知らせ」 について
◇ クラス担任、グループ担当紹介
◇ 送迎関連
◇ 課外教室について
◇ 京都市水道工事について

2015.03.18

3月18日(水) / 第65回北白川幼稚園卒園式・お食事会~謝恩会

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  【 第65回卒園式 平成27年3月14日(土) 】

園内の梅の花が咲きそろい、日一日と本格的な春の到来を待ちわびる頃。過日3月14日(土)は、北白川幼稚園第65回の卒園式を執り行いました。

午前9時半。春の小雨のヴェールで覆われたお山の第三園舎。幕開けの祝典行進曲をピアノで弾きはじめると同時に、年長児クラス担任kaori先生yuuka先生が計44名の卒園児を率いて入場しました。数えきれないほど歌った園歌「おやまのようちえん」もこの日が最後です。前を向いて立派に歌い切りました。やがて、一人ひとりがゆったりとお返事をし保育証書を受け取る姿を見ていると、子ども達とごく最近に交わした言葉や入園当初のあどけない姿までが思い出されました。毎日お山の上まで長距離を歩いて登園し、園庭から更に足をのばして“ひみつの森”の奥まで毎日のように繰り出し、活動的でたくましい年長の一年間を過ごすことができました。体と心のバランスがよく、突き抜けた清々しさを備えた子ども達です。園での思い出や体験を胸に、このまましっかり前を向いて悠々と歩んでくれることを願っています。

** お食事会(第1園舎にて) **
小雨が続くため、後日園よりお届けする予定の記念写真の撮影はそのまま会場の第3園舎で行いました。急遽シャッターを押して下さったお父さま方、有難うございました。

その後、お食事会が第1園舎を会場として行われました。保護者代表のお母さまからお声がかかり入場すると、まずアルボナースを持ったお母さま、そして入口階段には淡いパープルの風船ごとにたくさんの切り紙細工のチョウがとまっている設え!その粋で素敵なセンスには、会場に入る前から心打たれてしまいました。残念ながらその時はカメラは持参しておらず撮影できないまま。第1園舎内の壁のあちこちにとまっているたくさんのチョウのあしらいは一体どなたの発案と製作なのかも尋ねる間なく今に至っています。暫くの間、まるでチョウの館に導かれたような感覚でした。あとで聞くとたくさん散りばめられたチョウの製作はアメリカ製のカッティングマシンを使われたとか(また詳しく教えて下さい)。また、運動会の季節にクラスの天井から吊り下げる万国旗さながら、白い手作りの布製の子ども達と先生が、全員連なって手を繋いだ形で天井に飾り付けがされていました。一人ずつの手は赤い縫い糸で繋がっているようで、中にはエプロンをした私自身と思われるお人形も嬉しいことにちょうどこちらを向いてくれていました。

そして園庭側の窓際には・・・! 素晴らしいお手作りの切り紙細工が飾られていました。園の環境、自然の生き物などすべてが切り紙細工で窓辺をコーディネートされていました。後ほど「このまま残しておいていただけませんか」と太郎先生ともどもお願いしたほどです。これについてはこの日の夕刻に撮影させていただきましたので後ほどご紹介させていただきます。

年長の先生のかけ声でお食事会が始まり、優しいピアノ演奏が流れる中を美味しいサンドイッチ、ジュース、Organicおやつセット(各種クッキー)をいただきました。手作りのプレースマットにも切り紙細工のチョウが何匹も飛んでいる!あ~嬉しすぎます!!子ども達にはお弁当グッズ(お母さま手作りの布製ランチョンマットやお弁当入れなど)が置かれていました。お話をしながら夢のようなお食事会の時間は流れ、全員でごちそうさまのご挨拶ののち、第3園舎で行われる謝恩会へと場所は移されました。

さて、こちらにご紹介しますのは、お食事会会場の第1園舎の窓を飾っていたお手製の切り紙細工です。ひみつの庭の“ママの日”にもご協力下さいましたHママを中心にお母さま方で手作りされたとお聞きしとても驚きました。Hママいわく、以前より温めておられたプランだそうで、その温かなお心づくしの作品の一つひとつを拝見するにつけ、心が温かくなり幸せに思いました。心より感謝です♡
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  アサギマダラ・・・園の“ひみつの庭”に10月半ば頃に毎年飛来。何千キロと渡りをするチョウ。
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  春 ソメイヨシノ(桜)                      年長クラス 月Aと月Bアレンジ
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  ナナホシテントウムシ                      ナンキンハゼ(“ひみつの庭” ビオトープ横)
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  ツバメ                               バラとスズメ
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  ミツバチ                              ナミアゲハ
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  クローバー“ひみつの庭内”                   シロチョウ?
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  カブトムシ赤ちゃん(コンポスト内)               おやまのようちえんロゴマーク
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  ヒマワリ                             クマゼミ(でしょうか!)シャワシャワ~と早朝鳴きはじめます
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  カブトムシ                             七夕笹飾り
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  ライオン壁泉(“ひみつの庭”プール)              カタツムリとメダカ(ビオトープ)
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  ミヤマアカネ                            イチョウ
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  イチョウ(再び)                           オオモミジ
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  イロハモミジ                            大文字山
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 ドングリ(てんてんぼうしコナラ)                   冬のバラ

まだ他にも飾られていたかも知れません。皆さまのお手作りによる素敵な切り紙細工に感動です。しかもお山の中で季節ごとに出会えるものばかり。子ども達も興味深く見ていたことでしょう。

** 謝恩会(第3園舎にて) **
次は、年長児が過ごした第3園舎が謝恩会会場でした。はじめのご挨拶に続いて、お山の音楽隊チームのお母さま方より、息のあったダンスが披露されました。コスチュームもお山の木々の緑色と黒色の配色でモダンで素敵でした。プレイルームで秘密の練習を何度も重ねられただけあって、全員の息があった真剣な踊りに子ども達も大人も見入ってしまうほどでした。運動会で子ども達が行った旗体操も取り入れられたので、子ども達も自身のお母さま方の見事な身のこなしにほとんど私語もなく応援の気持ちで鑑賞していました。動きが柔らかく弾むようなので、思わず一緒に踊りたくなるような気持ちで拝見しました。年中児の時の発表会リズムバンドも再現されました。楽器を使った一曲目に続き二曲目はお家にある身近な調理器具を使ってリズム打ちされたのには感心しました。子ども達も大喜び。皆さんとても楽しそうに息が合っています。また、出し物の合間には、手遊びやクイズを取り入れられ、一つひとつが深く考えられたもので、子ども達も私達も一緒になって流れに身をまかせるように楽しい時間が過ぎていきました。

職員からの劇、園からのビデオ上映、そして子ども達からは歌「にじ」の大合唱がありました。どの子も明るく元気いっぱい歌ってくれました。いつの間に練習したのでしょう。そして最後は、それぞれの先生に向けて表彰状を頂戴するシーンがありました。女性は一人ひとりを花に譬えてお言葉をいただき、個々に最適と思える「~~で賞」をいただきました。私自身もお褒めの言葉を頂戴しまして天にも昇る心境で申し訳なく思うくらいでした。一人ずつ賞をいただくときには、盛り上げ太鼓の音に合わせて絶妙なトークで嬉しい励ましのお言葉を頂き、今後もまた精一杯努めてまいりたいと身が引き締まる思いでした。それぞれに賞状をいただいている最中、各シーンにあった素晴らしい選曲のピアノ演奏が流れるように続けられ、うっとりと夢の中にいるようでした。お食事会~謝恩会の一つひとつを振り返り、子どもを登園させた後の時間を上手く捻出され、皆さんで心を込めて作り上げられたことに思いを馳せております。はじめに素敵な謝恩会ご招待状を頂戴して以来、代表のお母さまからのお話、会場設営に纏わる諸準備、お食事調達、司会やピアノ伴奏による進行、各出し物の準備練習と発表、花束の調達、アルバム製作などなど、素晴らしいお手作りの会を催して下さいましたことに心より感謝申し上げます。

謝恩会後は小雨も上がり、お山の中は明るい春の陽射しが戻りました。最後には一組ずつの親子と言葉を交わしてお別れしましたが、一言二言では表しきれない思い出が胸に残っています。一旦は皆さまとお別れですが、ご縁はこの先も続いていますので、お山を思い出された折にはいつでも再びお足運びいただけたらと願っております。庭の“ママの日”につきまても卒園児ママ大歓迎です(*^^*)ので、お山の空気を吸いにお散歩がてら是非お遊びにいらして下さい。お待ちしております。

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        謝恩会プログラムも切り紙細工のカットワークで園舎が作られていました。
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        花束贈呈で頂戴した愛らしいお花です。今もよい香りが漂っています! 感謝。

2015.03.10

2月10日(火) / スノードロップ・夏蜜柑・煎茶のオトナロール・コンサートのご案内(3/15) ・園内通信

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           <スノードロップ>  ヒガンバナ科   原産地 南ヨーロッパ
                         学名 Galanthus L.  英名 Snowdrop

先月2月半ば頃。ひみつの庭のツゲのトピアリーの足元でそっと開花していた“スノードロップ”。フランス東部アミアンのお庭から届いた子球を30~40個ほど頂戴し、ひみつの庭に植えたのが2013年11月後半の“ママの日”でした。

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スノードロップは昨年の冬から花をつけはじめ今年で二年目の開花になります。球根を数個まとめて植えてもよかったのですが、トピアリーの足元に点々と咲くのも可愛らしいので1個ずつ植えていきました。年々株が大きくなるのを楽しみに待つのもどこか子育てにも似ていて、急がずにゆっくりと成長するのを楽しみに見守りたいと思います。

またスノードロップのdropは、16~17世紀のヨーロッパの女性がつけた耳飾りのことだそうで、この花がうつむいて咲く様子がその耳飾りに似ていたことから名付けられた名前とのこと。日本では待雪草(まつゆきそう)、雪の雫(しずく)とも呼ばれています。

右写真のスノードロップは、府立植物園で今年2月初旬に撮影したものです。すでに株は大きく成長しておりあちこちに群生しながら見事に花を咲かせている様子です。

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 <夏蜜柑> ミカン科 学名 Citrus natsudaidai 別名 夏柑、夏橙
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お山の中にたくさんありそうで実はあまりない夏蜜柑の木。山の学校に昔から蜜柑の木があって季節になると以前はたくさん実をつけていました。私が山の学校小学生のしぜんクラスをしていたときに一度子ども達と食べたことがありましたが^^)、さっぱりと甘みは少なく酸味が強かった記憶があります。ちょうど冬の頃でした。

さて、こちらの立派な夏蜜柑は先週火曜日に頂戴したものです。とてもよい香りが漂っていました。夏蜜柑はだいたい1月~3月に実がなりますが、酸味の好きな方は早目に、甘く熟した方がお好みの方は木から収穫後4月頃まで涼しいところで保管しておくと美味しくいただけます、と仰るお母さま。小さな頃からお家に蜜柑の木があって、その木に登って遊んでおられたそうです。その木が今もたわわに実を成らしてくれるとは、何て素晴らしい!こんなに沢山いただいたら木から実がなくなってしまうのでは?とおたずねすると、まったく心配ないとのこと。きっと大きな蜜柑の木なのでしょう。特別に何か手を施しておられるわけでもないそうで、しかも完全無農薬。時折おじい様が肥料などのお世話をされるそうですが、基本的に自然任せでこんなに立派な果実をつけてくれるそうです。もはや家族のような大切な蜜柑の木です。お味の方もお山の放ったらかし蜜柑とは大違い。爽やかで自然の甘さがとても美味。職員全員で貴重なビタミン補給として有難く頂戴致しました。感謝。
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 煎茶(朝宮茶)のロールケーキ
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さてさて、美味しいものが続きます。こちらは滋賀県信楽のお茶農家(甲賀市信楽町朝宮地区)の方がつくっておられる煎茶のオトナロールケーキ。時折頂戴するのですが、ほのかにほろ苦く煎茶の旨み味わいが最高。1200年の歴史を持つ朝宮茶は標高450mの山間地でつくられています。そうした茶葉を使用された美味しい大人向きロールケーキ。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ご家族用、ご進物用などに是非一度お試しになってはいかがでしょうか。通販あり。
お茶農家の店 茶のみやぐらHPはこちら
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【関西グスタフ・マーラー交響楽団 第4回演奏会】
こちらは、娘が趣味(趣味以上の思い?)で活動しているオーケストラ演奏会のご案内です。この場をかりて少し宣伝を。。。
「マーラーが好き、マーラーを演奏をしたい!という思いを持った、主に関西を活動の中心とする演奏家により、2010年に発足したオーケストラです。マーラーの交響曲を全曲演奏するという壮大な思いを胸に、この度いよいよ4thシーズンに突入致しました。今までに第5番、第6番、第7番を演奏してきましたが、今回の第4回演奏会は、交響曲第1番、花の章、そして歌曲「さすらう若人の歌」を演奏します。お互いに関わりの深いこれらの曲にマーラーが込めた想いを21世紀の今、現代に蘇らせます。マーラーのことが好きな方にも、あまり知らないな、という方にも・・・皆さんに私たちの音楽が届きますように。」とのことです。娘のパートはCelloです。
 
 日 時 2015年3月15日(日)
      午後2時開演(午後1時開場)
      開場後ロビーコンサートを予定
      (木管5重奏、チェロ12重奏)
 場 所 京都コンサートホール大ホール
 
ご興味がおありの方は是非お聞きいただけましたら幸いです。お出かけ下さる場合は前日までに幼稚園山下までご連絡下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ88」「お知らせ89」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ88」
◇ 諸連絡
◇ お引越しされるお友だち
◇ 絵本カードについて
◇ 1年間の『絵のアルバム』について
◇ 『卒園おめでとう~思い出コーナー』展示のご案内
「お知らせ89」(年長児用)
◇ 卒園式のご案内

2015.02.20

2月20日(金) / 2月の雪(先週末)・今朝のビジター!・園内通信

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2月初めの立春を過ぎ、いよいよ季節は雨水(うすい)に入りました。
雪が雨に代わって氷が融けて水になり、また草木の発芽が少しずつ見られる頃。

先日より、園長室の窓外の梅の木がたった一輪ですが可愛い花を咲かせています。いよいよ少しずつ少しずつ、春が近づいてくるのが感じられます。

写真はプレイルーム下の庭の雪景色。先週末の撮影ですが、夜から点けたままのライトの上やヤマボウシの木の枝に、雪が美しく積もった早朝でした。今年の冬はお山の上にも例年にないほどたくさんの雪が降り積もりましたが、こんな雪景色もそろそろ見納めになるかも知れません。

昨日、第三園舎にはお雛さまが飾られました。会場セッティングの都合から来週の発表会前には早々にお片付けをすることになりますが、今週初めより始まった各学年の子ども達の舞台練習(第三園舎)を、お雛様方総勢が応援しながらご覧になっているところです。
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“今朝のビジター!” シロハラ?ウグイス?
さて、こちらはお山の中に住んでいる野鳥です。今朝、子ども達を集合場所までお迎えに行く前にkaori先生が「第三園舎(月ぐみ園舎)の中に鳥が迷い込んでいまして・・・」と伝えに来られ、その足でお迎え場所に向かわれました。

第三園舎の位置は、なぜかお山の上から飛んできた夏のオニヤンマがスーッと気持ちよさそうに翅を広げて下りて来て、くるりと旋回しながら玄関から中に入って行ったり、春に姿を現す緑色のカナブンが同じく翅を広げてトンボと同じルートで園舎に旋回して入っていく姿を見かけます。目には見えない気流が生じているのでしょうか。なぜかなあ?面白いなあ?と思いながら何度も見かけることがありました。ところが、昆虫のみならず、野鳥も時折この園舎に入ったまま出口がわからなくなって、とうとう部屋の隅に隠れてしまうことがあります。数年前のちょうどこの時季にも野鳥が紛れ込んだことがありました。
「もしや、あの時と同じ鳥かも・・」と思いつつ、虫取り網を手にお部屋の中に入ってみたところ・・・、やはり数年前と同じく月Bぐみの窓際で同じ種類の鳥が隠れているのを見つけました。

こちらがその野鳥です。目のまわりが黄色くとても可愛らしい目をしています。月ぐみクラスの朝一番のお客さんです。是非子ども達にも見せてあげたいと思い、何度がトライしながら網と手でそっと捕まえました。
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毎朝、子ども達の到着を門のところでお迎えしていますが、気が付くともうお迎えの時間。急いで鳥図鑑をめくりながらお迎え場所に行ったのでした。さてこの鳥はなんという鳥なのでしょうか?

今年はまだウグイスの声は耳にしていませんが、大きさはウグイスにも似ています(ウグイスは実際には茶褐色で、メジロのような綺麗なウグイス色ではありません)。もう一つの候補として、ツグミの仲間シロハラという鳥の可能性があります。西日本に多く越冬する鳥、と図鑑に出ています。同じくツグミ科のアカハラはお腹が赤いのですが、シロハラはお腹が白いのが特徴とのこと。実際にはこの写真の色より羽根の色は薄めです。

ちょうど数日前より、カワセミを宝ヶ池で見たという年長クラスのSくんと、カワセミやヤマセミなど鳥の話をしていたところでした。すると隣にいた女の子が鴨川にもカワセミがいると教えてくれます。みんな鳥のこともよく見て知っているようです。日常的に、子ども達はお山の中に住む鳥の声を耳にしながら過ごしているのですが、間近で観察するチャンスは滅多にありません。少し怖がりさんの鳥のようなので、年長クラスがお庭に出て森に出かける前に全員で見て鳥を逃がしてあげることにしました。鳥が驚かないようにかけていた布をとると、目の前の子ども達から歓声が上がりました。Sくんいわく「お腹が白いからきっとシロハラだと思う」とのこと。

鳥が動き出し、外に出たそうにしている雰囲気を察した子ども達が、「カゴに入っていて可哀想」「出してあげよう」ということでフタを開けたところ、目にも留まらぬ速さで一直線に森の方向に飛び去って行ったのでした。時間にして一瞬のことでしたが、みんなで鳥の後ろ姿を見守ることができました。どこか傷ついて飛べずにいた訳でもなく安心しました。毎日一生懸命発表会に向けて練習している子ども達へ、自然からのプレゼントだったようにも思えます。シロハラなら鳴き声は「キョロン、キョロン、ツィー」。オスかメスかもわかりません。
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本日は、園内通信「お知らせ83」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会のご案内(第1部・第2部)

2015.02.13

2月13日(金) / 黄色スイセン・生活発表会に向けて・園内通信

                                                                 「植物園にて」
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   <黄色スイセン>  ヒガンバナ科  原産地 スペイン、ポルトガル、地中海沿岸地域、アフリカ北部
                学名 Narcissus

お山を上ってくる途中、白い日本スイセンが毎年花を咲かせているところがあります。1月末頃より早くも春の訪れを知らせてくれる花です。

先日植物園を訪れたところ、北山門から入った球根ガーデンにひときわ目を引く黄色スイセンが咲いていました。顔を近づけるととてもよい香りがし、その向こうには同じく春の到来を知らせるスノードロップの花も咲いていました。園の“ひみつの庭”のスノードロップも近ごろ少しずつ伸びてきました。まだまだ赤ちゃん株ですが、今年も可愛らしい花を咲かせてくれそうで楽しみです。
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生活発表会に向けて
いよいよ生活発表会が二週間後に近づいてきました。全学年とも毎日それぞれの課題に精いっぱい取り組んでいる最中です。昨日は年少クラス、本日は年中クラスに参りましたが、みんな楽しみながらも真剣に取り組んでいます。年少クラスは各クラス2グループずつお遊戯曲がありますが、音のリズムにのって思いっきり体を動かし全員でかけ声も発声します。お遊戯を見ていると一学期からの運動あそびとつながるように思える箇所もあり、動きの中に一年の大きな成長が見えるようで嬉しく思っています。音楽に体をのせて喜々として踊る様子がとても凛々しく、一人ひとりの笑顔が溢れるお遊戯です。

また、年中リズムバンドは各クラス二曲ずつお披露目します。一曲目は歌に続いてリズム演奏をしますが、歌は全員がしっかりと覚えて歌うことができるようになり、子ども達の合唱の声が一つになりクラス中に響きます。リズムバンドはクラスの壁一面に貼った表を見ながら何度も繰り返し練習を重ねている途中で、一人二種類の受け持ち楽器を大切に取扱いながら、両クラス合同で楽器別の練習も取り入れています。来週は、一曲目のおさらいとともに、二曲目を充実させるように先生達もいよいよ頑張りどころです。

年長児クラスからも元気のよい劇の声が聞こえてきます。繰り返しの練習で得られる自信とともに声もだんだん大きくなってきます。3学期に入り寒さがピークの日々でしたが、不思議とお休みする子も少なく全体としてとても元気に登園しています。

外に出て、朝から森の樹木が放つ酸素たっぷりの空気に触れることができるのは、子どもの健康にはとてもよいと思います。私自身も特に今年は冷たい空気がとても気持ちがよいくらいに感じています。どの学年のどのクラスも、練習が終われば園庭あそびやひみつの森に出かけ、冬のキリリとした新鮮な空気の中を、発表会を目標に毎日元気に過ごしています。
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本日は、園内通信「お知らせ82」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末のお帳面のお預かりについて
◇ 園児の健康について

2015.01.26

1月26日(月) / バンダ(蘭)・grandpaグランパの日!・クローラ活躍!・園内通信

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    <バンダ>  ラン科  原産地 インド、オーストラリア、ネパール、タイ、フィリピン、インドネシア
             学名 Vanda sp.

冬の間に流通するバンダをよく窓辺に飾るのですが、他の蘭にはない鮮やかな紫とピンク色が美しくまわりを明るくしてくれるようです。写真の紫色のバンダは、実は昨年の11月から今も色あせることなく変わらずに咲いてくれています。春の花ヒヤシンス、ラナンキュラス、チューリップなどとともに。
そう言えば、昨年、先生たちとたんぽぽぐみ前の花壇に植えたチューリップが、とても小さな芽をのぞかせています。さて、みんなは気づいているかなあ~(*^^*)
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grandpaグランパの日!(1/19(月)記録)
ひみつの庭を入ったところに植栽しているツゲ(トピアリー)が随分伸びてきていました。ツゲが年々大きく成長し美しいトピアリーを形作るためには、適切な時期にきちんと刈り込みをしないといけないそうです。以前からそれを気にかけてくれていた私の父が放課後に手入れをしにきてくれました。
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刈り込みばさみを手にすると、シャッ、シャッと心地よい音が響きます。ゆくゆく中央を盛り上げふっくらとした形にするのか、上部を真っ直ぐにフラットにするのかで刈り込み方が変わります。
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昔、宝ヶ池の奥にあった迷路のスペースが小さい頃にとても楽しかった記憶があるので、トピアリーは子ども達の背の高さよりも少し高めにして、向こうが見えない迷路のようなスタイルになると面白いと思っています。トピアリーのてっぺんは、バウムクーヘンのようにカットした形がいいとリクエストしました。
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長らく盆栽(松)を育て、スイスの山歩き、テニス、ドライブなどを趣味とする今年81歳になる父です。トピアリーの中に配置したアームチェアを移動して刈り込みます。いずれ後ろに生長しているオオデマリの木が大きくなり、アームチェアーの後ろから枝を張り出して上から大きな白い毬のような花をたくさん咲かせてくれる、という作戦です! と言ってもオオデマリの木はまだまだ幼木。あと何年かかるでしょうか。
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ほぼ、トピアリーの左半分が出来上がりつつあります。時折、雪がちらつく寒い日でもあり、残りの右半分は次回ということになりました。春になるとツゲの黄緑色の新芽が伸び美しくなるでしょう。感謝!
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クローラ納品(昨年10月17日記録)と現在活躍中のクローラの姿
各園舎の大型ストーブは灯油を使用しています。排気は筒から屋外へ排出する方式なので室内の空気はクリーンです。使用する灯油は昔から石油屋さんがお山の上まで運んで下さっていました。冬の間は灯油缶の空きの様子をみて頻繁に注文するのですが、注文後、業者さんは夕方から夜にかけ、真っ暗な中を所定の場所まで運ばれます。ただしここはお山の上なので、灯油の運搬には先代から受け継がれたという坂道も上れるクローラ(運搬車)を使用されていましたが、いよいよそれが老朽化のためにいつ壊れてもおかしくない状態で、次に故障した時点でもうお山の上に灯油を運ぶことができなくなってしまいます、というお話を事前にお聞きしたのが昨年の秋のこと。毎年寒くなる11月~花冷えの4月までは、灯油が10~12缶はいつも予備がある状態にしています。クラスの灯油缶が約1週間ほどでなくなりますので予備がなくなっては大変。子ども達が寒い目をします。
ならば園で何とか同じようなものを調達しないとこの先困ったことになる、と思い、このお話を聞いたちょうど前日に、園全体で訪問した静原のおいも掘り農園「橋本農園」さんのお顔をふと思い出し、早速お電話でご相談してみたところ、グッドタイミングなことにちょうどその日の午後に京都に来られる予定になっていた農機具メーカーの方をご紹介して下さいました。間髪入れずメーカーさんから園にお電話が入り、「展示品(新古品)でよければトラックに積み込んで夕方にはつけますが」とのこと。困ったときにこれほどタイミングのよいお話はきっとよいご縁だと思い、早速見せていただくことになりました。
パソコンであれこれ調べて物色してみていた私が、「できれば赤いクローラがいいです・・」と言うと、「はい、ちょうどこれは赤ですよ。筑水キャニコム“ピンクレディー”という名前がついています」と電話口の声。もうこれしかない!とすぐに二つ返事でお願いすることになったのでした。
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こちらが、筑水キャニコム“ピンクレディー”。本来は畑で作物をのせて運搬する車ですが、ゴム付きの車輪が回転するのでお山の坂道もOKなのです。荷台の幅も拡張できる上、比較的小型で融通がききやすく、何より最大積載量400㎏までいけるのでとても力持ちです。英雄のように見えてきました^^。
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ガソリンで動き、音も比較的静かです。同時に下見にお越しいただいた石油屋さんにも使用方法を詳しく説明して下さり、一件落着でほっと一息。
次の日(10/18)は運動会。台風18号,19号の到来で二度延期になった運動会(10/5延期,10/13延期)がようやく無事開催できそうに思える夕方で、このクローラ到着の勢いのまま、次の日に控えた運動会の無事開催を祈るような思いでいた昨秋が今では懐かしく思い返せます。
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現在、活躍中のクローラ(先週1/20灯油納品時の記録)
さて、灯油の注文をした夕方は全職員で灯油缶を手運びしています。石油屋さんが腰を痛めておられるので園内までは運んでいただけません。バプテスト病院から第5グループの坂を上りつめたところで(幼稚園門のほぼ下)、灯油を14缶ほど載せたクローラが到着するのをみんなで待ち受けます。この時、今年もこうして灯油が何とか運ばれてくることを本当に有難いとしみじみ思う気持ちになります。
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クローラの幅が拡張され、木製の下敷きも石油屋さんがあつらえて下さいました。落ちないようにくくった縄がほどかれたら1缶ずつ持って石段を上がります。灯油の比重は0.8なので水よりは少し軽いのが幸いです。灯油18ℓ1缶約14.4㎏ほど、それが水の場合は18㎏あります。
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昔から長年使ってきた灯油缶も古くなり、キャップにはひびが入ってきました。こちらも昨年tomomi先生のお家のお仕事で使われなくなった灯油缶を園に下さり、有難く園倉庫に保管していたものをまたもやナイスタイミングですべて交換。すべてがピタリと落ち着いた一件でした。
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本日は、園内通信「お知らせ81」ほか、園長だより、山の学校主催『学びの夕べ』『古典の夕べ』のご案内をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ81」の内容は、
◇ 子ども達の健康状況について
◇ 豆まきについて
◇ 未就園児対象“おやまのミニミニ幼稚園”のお知らせ
◇ 小学生対象“山びこクラブ”のご案内
◇ 小学校入学説明会及び半日入学の日のお帰りについて
◇ 2015年度プラン小学生総合保険のご案内について
◇ “ママの日”“パパの日”イベントについて
◇ 2学期保育写真お持ち帰りについて

※※本日午後、京都府全域に冬季食中毒注意報が発令されました。
※※発令期間は本日より1月30日(金)まで。

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