2015.06.13
6月12日(金) / 柏葉紫陽花“Snow Flake”・「しぜんのお話(年中クラス)6/11(木)」「しぜんのお話(年長クラス)6/12(金)本日」・園内通信
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<八重柏葉紫陽花>
ユキノシタ科 原産地 北アメリカ
学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’
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こちらは花期が随分長いハイドランジア 柏葉紫陽花。第三園舎の下に、また“ひみつの庭”のビオトープの背景に、今まさに開花中です。花房にボリュームがあるため、雨の日が続くとうつむきにしな垂れてしまいます。
北アメリカ原産のこの花は、日本でよく見られる西洋紫陽花とはイメージが異なりますが、柏の葉に似た深く切れ込みの入った葉が美しく、秋には赤銅色に紅葉します。とても丈夫な品種なので放っておいてもどんどん成長し、枝を適当にカットして近くの土に挿し木をしておいても根付くほどです。
やがてそのままドライフラワーになりますが、枝から花房をカットして小花を一つずつばらします。その一つひとつがとても可愛らしく、素敵な髪飾りやネックレスなどのアクセサリー作りが楽しめそうです。
一度、子ども達の自由あそびの素材として提供してみようと思います。
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<年長児きゅうりの施肥>6/10(水)記録
過日に学年で植えた畑のきゅうりが成長中です。
スコップで耕した土に有機肥料を混ぜ込みました。有機肥料の独特な匂いに「ちょっとくさいね」と子ども達は正直です。
黄色い花があちこちに咲いています。花のあとに小さな実がなっているのを子ども達も発見。「こうしてきゅうりができるんだね」と目で見て納得。順番待ちをしていたFちゃんがすぐ横のクローバーの植え込みで作ってくれたシロツメクサ製の指輪。私にピッタリサイズ!有難う。
青々とした立派なきゅうりの姿。実に触ったり葉の感触や形を確かめて、クラスに戻ってから子ども達は早速絵に描いたようです。
きゅうりのお世話後、こちらは大縄跳び中の子ども達とchinami先生。
何度も跳んでいるとだんだん場所が移動してくるため、マーカーで場所を示しています。
200回近く跳べるというSくん。数をみんなで数えるのが楽しいというメリットもある大縄跳び。みんなチャレンジ精神旺盛で、縄を回す先生も子ども達の頑張りに負けじと手に力がこもります。
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[しぜんのお話] 6/11(木) 年中クラスへ
<園長室で育てていた6月初旬の終齢幼虫>
昨日、午前のおはじまりの時間から年中児クラス(合同)を訪問しました。運動あそびを終えた子ども達は、kaori先生のピアノにあわせ、お部屋に反響するほど元気いっぱいにおうたを歌いました。そしてその後先生と交代して「しぜん」のお話を始めました。
子ども達を包む自然分野についての教科は、実際に自然の中に身を置く体験に勝るものはない、というのが本来の私の考えですが、この日は、子ども達も気づいているタイムリーな自然をテーマにして、言葉を通して楽しい時間が持てれば、と思いました。
「先生はなにのお話をするかわからないよ。では、これからみんなには想像をしてもらいます。赤ちゃんは無理だけど、みんななら想う(想像する)ことができます。さあ、ここは大きな木の下です・・・」と、想像の翼を広げて、お部屋からしぜんの中の大きな木の下にみんなでいることを思い浮かべました。
「上を見ると、フワフワフワ~、と飛んでやってきたものがいます。何でしょう?」とたずねると『あっ、チョウ!』とある子が応えます。それから、チョウ(あとでアゲハチョウとわかります)が体を曲げて葉の裏に卵を産んだ様子を手でつくり、お洋服を何度も脱ぎながら大きくなっていくことや(脱皮)、小さな黒い幼虫時代から4回の脱皮を経て緑色のきれいな終齢幼虫、その次はサナギに変化する様子を、身振り手振りでゆっくりとお話しました。途中、楽しいところではみんなで笑い、考えるところではじっくり考え、大きな木の下にいながらチョウの成長について想う、楽しい時間を過ごしました。年中児クラス40名近くの子ども達は、お話からイメージすることも、じっくりとお話に耳を傾ける姿勢も、十分に育っていたことに驚き感動しました。
子ども達がとても集中して聞いてくれたので、サナギのお話まできたところで、持参した絵本を一度も広げなかったことにふと気づきました。そこで、絵本のほぼ真ん中のページを広げ、サナギが口から出した二本の糸で体を固定している絵を確認し、その後、私自身が園長室で育てていたアゲハチョウの幼虫がサナギになったもの(3匹)をみんなに渡して、羽化を楽しみに見守ってくれるようお願いをしました。サナギになり約二週間後に羽化しますが、飼育ケースのサナギはすでに羽化が近い様子で、大分ふっくらと膨らんできています。
「もうすぐ生まれるかもしれないしね」と言うと、『お弁当のときにうまれる?』と可愛い質問も飛び出します。「いつ生まれるのか先生にもわからないけど、ゆきぐみとほしぐみさんのみんなで、大切に見守ってね」とお話はおわりにしました。お遊戯の練習に入るまでの時間でしたが、子ども達の想像を楽しむ力とお話を聞いて理解する力、そして純粋な眼差しに触れることができた時間を幸せに思いました。また、しぜんにまつわる楽しい話題を持って訪問したいと思います。
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[しぜんのお話] 6/12(金) 年長クラスへ(本日)
昨日に続き、本日は年長児クラスを訪問しました。私なりに子ども達が集中してお話を楽しめるように、いろいろと考えを巡らせてみます。ビオトープの底に棲んでいる生き物には何がいるかな?とみんなに問いかけます。『エビ(ヌマエビ)!』『貝!』『カエル!』『オタマジャクシ!』と次々に声があがります。そして今、全員でビオトープの底にいると想像してみました。クラスの高い天井はビオトープの水面です。水面を見上げるとどんな生き物が泳いでいるかな?あちこちから元気な声が応えます。
ビオトープに生息するタナゴは今まさに産卵期を迎えています。タナゴは貝に卵を産む魚で、オスの誘いによりメスは二枚貝の生息する場所に導かれます。そしてメスは、産卵管を伸ばして二枚貝(ドブ貝)に産卵する光景が最近のビオトープで頻繁に見られます。現場で子ども達全員と産卵シーンを確認できると一番よいのですが、水辺が子ども達の声で賑やかになると、敏感な魚たちはアサザ(水草)や石の下に隠れて身を隠してしまいます。そこで、タナゴは普通の魚のように水草や藻に産卵するのではなく、いつもみんながビオトープの中に目にしている貝に産卵する、というお話をしました。今回新たに調達したドブ貝の中から、タナゴの稚魚がちょうど今朝放出されて出てきたものをみんなで確認しました。続いて、同じ貝の仲間でも、水辺のお掃除屋さんとして活躍するヒメタニシやカワニナなどの巻貝を、子ども達とビオトープに場所を移して仲間入りさせることにしました。
大事そうにそっとカワニナを手の平にのせてみます 巻貝の形をじっくり観察
左写真 カワニナ・・ホタルの食料にもなります 右写真・・ヒメタニシ
こちらはドブ貝の二枚貝。まだまだ小さめの貝です。タナゴの産卵を助けつつ、ビオトープで大きく成長しますように。 思い思いの場所から貝を水に入れる子ども達。
石の張り出しの辺りもメダカ、タナゴ、ゲンゴロウブナなどが行き来するエリアです。 子ども達に貝の説明をしています。同時に、Kくんが園舎前で見つけた土の中にいる陸貝(まるでカワニナのよう)について紹介する先生。
大きさや形など、同じように見えても僅かな違いがわかり選択する子ども達。手にしたらビオトープへと進みます。
午前中のビオトープまわり。水中の観察をしながら過ごし、やがて各クラスへと戻りました。 子どもの指差す先にはカエルの卵。数種類のカエルの卵が産みつけられています。こちらの水辺は夕刻になると実に賑やか。カエルの大合唱の場となっています。
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本日は、園内通信「お知らせ30」をお出ししました。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 福音館「夏におすすめの絵本」について
◇ 園児の健康について
◇ 第1回家庭教育セミナーについて
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