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2017.09.19

9月19日(火) / ”秋” 朝の空と夕焼け小焼け・大根の種を植えたよ(年長)・ブロッコリー苗を植えたよ(年中)〔9/13(水)記録〕・絵画ひまわり🌻(年少)・絵画スイカ🍉・製作とんぼ(年長)〔9/12(火)記録〕・オオスカシバの幼虫がサナギになるよ🐛・園内通信


 秋の朝/ひつじ雲・うろこ雲

こちらは先週のとても爽やかな日に撮影した雲の様子です。

まるでフワフワとひつじの毛のような雲が早朝から広がり、思わずカメラを向けました。

[夕焼け] こちらは同日の夕刻。爽やかだった一日の締めくくりはあまりに鮮やかな夕焼け空。再び撮影。

[小焼け] 夕陽が沈み暗くなったあと10~15分ほどすると、再び明るく光る「小焼け」が見られます。

「夕やけこやけで 日が暮れて 山のお寺の鐘がなる
 お手々つないで みなかえろ からすといっしょに かえりましょ

 子供がかえった あとからは まあるい大きな お月さま
 小鳥が夢を 見るころは 空にはきらきら 金の星」

夕焼けやお月さまがとても美しい季節です。そして今、お山の夜は鈴の音が響く虫たちの大合唱に包まれています。
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大根の種を植えたよ(年長クラス)〔9/13(水)記録〕

今年は夏のお野菜きゅうりやトマト、スイカを植えて育て、7月、9月に実をみんなでいただく体験をしました。収穫後は絵に描いたり、いろんな素材を使って野菜を作ってみたり、生長の過程を思い出しながら表現活動を行いました。

さて、秋には何を育てましょうか😊 みんなは育てる気満々! で冬もできるお野菜は何がある?とみんなでいろいろと考えながら、年長クラスは冬に美味しい大根を植えよう!ということになりました。大根の種を植えるにあたり、みんなで収穫するにはさらに広い畑が必要でした。

放課後、ひみつの庭の土壌を先生達とシャベルで開墾し、自由あそびの時間には子ども達が土を手でほぐしたりスコップで土の塊があれば細かくする作業をしました。土の中に固い石や木の枝などがあると「また根」になり先が分かれてしまうようです。そして、植えつけ二週間前から天然貝の化石でできた有機石灰を施しました。石灰などアルカリ性資材を素の土に入れることで、多少酸性土であってもpH(水素イオン濃度)がアルカリ性に傾くよう調整ができます。畑の土のpHは「0(酸性)~7(中性)~14(アルカリ性)」のうち、pH測定器で6.0~6.5くらいになるよう目指しました。植え付け一週間前には有機堆肥やバーク堆肥などの肥料を加えつつ、水はけもまずまずといった土に改良することができ、みんなでニンマリ😊。いよいよ準備OKとなりました。畝も作り畑らしくなりました。

9月13日朝。青首大根の種を一人4粒ずつ先生から手の平にもらいまず観察です。赤っぽくて小さな種を初めて見た子がほとんどで、中には「小豆だ」という声もあったり😊

こんな種よ、と手の上に載せて見せています。      こんなに小さな種が大根になるのかなあ・・・😊

手の中の赤い種。小さくて可愛い。野菜の肥料も混ぜ込んだ畑の土に種を植えていきます。缶やペットボトルの底で約1㎝ほどの深さに穴を開け、その穴の四隅に一粒ずつ種を入れて上からそっと土をかけます。

一人一本ずつの大根を育てます。みんなはとても丁寧に植えています。

そっと土のお布団を種にかけてあげたかな。株間は25㎝ほどの等間隔で次々に種を入れていきました。

小さな種を蒔いたあと、みんなで畑をみて確認していきます。

大根畑にたくさんの大根が育ちますように。11月半ばから12月頃に収穫できるといいね。 子ども達の賑やかな声がしました。オオカマキリを見つけたようです。お腹が大きなお母さんカマキリかも知れません。

子ども達の足元は森行きのスタイル。この後、園庭続きの森へ出かけて過ごします。あら、足元をカマキリがのぼっています😊 今の時季、お母さんカマキリが産卵する姿があちこちで見られます。お父さんカマキリが一緒のこともあります。
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ブロッコリー苗を植えたよ(年中クラス)〔9/13(水)記録〕

さて、こちらは何の苗でしょうか😊 

元気な苗を前日の12日(火)に届けてもらいました。

年長クラスの大根畑の横につくった年中クラスの畑です。何を植えるのかなあ? どうやって植えるのかなあ?と土を眺めて見ています。

まずは、ほしぐみクラスが集合。畑を取り囲んで先生からのお話を聞いています。さてさて苗もやってきました。 

さあ、この苗はなんのお野菜だとみんなは思う?     次々にいろんなお野菜の名前が飛び出します。

緑色のお野菜よ! などと先生からヒントが出されたところで閃いたのはTくん。『ブロッコリー!』

苗からポットを外して白い根っこがあるところを見て、柔らかな土に手で穴を開けてブロッコリー苗を浅めに植えてあげましょう。

二人でペアになり力を合わせて植えていきます。そう、手はこんな風にして外すのだったね。よく見ていましたね。

土を手で触るのも平気です。中には土が手につくのが苦手な子もいましたが、お友だちと力を合わせます。苗の茎を指ではさみ、逆さにしてポットを外すよう説明しましたが、みんなとても上手にそっとできます。

二人で一緒に植えているところです。

予め植えるポイントを楊枝で示しています。ここに穴を開けよう。 手がこんなにまっ黒になったわ😊

水やりの説明は先生もまだしていませんでしたが、子ども達は前回のスイカの時のように自らピッチャーを取ってきて苗の株元にお水をあげ始めました。すごいね、みんなはちゃんと覚えていたようです。植えたらお水やり→土が乾いたらお水やり。植物は土の中で、太陽🌞と水をもらって育ちます。

一緒に植えようね。どれにする?            ぼくたちはどれにする?と相談中。

私たちはこれにしましょう! 決まったかな。      ゆきぐみクラスも時間差でやってきて植え方の説明をまず聞きます。

みんななかなか上手に植えているよ!          こうやって外していくよ。

僕たちはここに植えるんだね。             私達もブロッコリーを逆さまにして・・・、と。        

そっと土のお布団をかけてあげるよ。そっと、そっと・・・

「わたし、端っこのこれも植えたいな」と言ってしっかりした手つきでいつの間にか植えていたTちゃん。上手く植えられたね。

こんな風に畑の畝にブロッコリー苗がたくさん植えられました。

こちらも水遣りチームの男の子達。葉っぱの上からかけないことを子ども達はすでに身につけて覚えています😊

ぼくも水やり、こうしてそっとだったね。        見ていると水が土の中に吸い込まれていくね。飲んでる飲んでる。

大事に水遣りしています。               自分で植えたところを覚えていてしっかりお水をあげる子ども達。

たっぷり、た~ぷりあげようね、とお話しながら一緒にお水をあげます。

年中クラスのブロッコリーが植えられました。年長クラスの大根も年中クラスのブロッコリーも、新たにつくったこちらの大きめの畑と、向こう側の円形の畑に分けて、エッジで区切って植えることができました😊 ヤッター!!

絵画ひまわり🌻(年少クラス)〔9/12(火)~週末までの記録〕

こちらは12日(火)の年少クラスの様子です。5月に植えたヒマワリの種から発芽し夏の間に大きく生長した年少児さん達のヒマワリ。二学期はじめにたくさんできたヒマワリの種を各クラスみんなで種取りする時間がありました。

続いて先日来、ヒマワリの真ん中の種の部分を指に絵の具をつけて一つずつ描き、この日は花びらをスタンピングで製作しているところです。ダンボール片にペットボトルキャップを取り付けた先生手作りのお道具で取り組み中です。

しっかりとお皿の絵具を裏面につけて、自分で選んだ色画用紙にペタペタとスタンプしていきます。淡いピンク色の色画用紙に黄色や山吹色がかった絵具が素敵です。

こちらはブルーの画用紙にペタッと押してそっと外すと、嬉しい笑顔がこぼれました😊

ギューっと押さえてパッと離す、楽しいね~。あっちにもこっちにも、色を変えて画用紙一面のヒマワリの花が満開に咲いていきます🌻

スタンプのヒマワリの花びらが一枚ずつ重なって大きなヒマワリが完成します。机スペースとお道具の関係から、数名ずつがテーブルにきて作業をします。

とても楽しそうです😊 次々と自由にしたいところへスタンプしていく面白さが体感できます。

お隣で遊んで待ちながら、順番がきたらすぐに取り組みます。お友だちと隣り合わせで次々に素早いスタンピング。 私はこんなのよ、とお互いのお花を目で見ながら進めています。

ポンポンと軽やかに型押ししているところです。

真ん中の部分をめくってみると、ほうら😊 こんな素敵なヒマワリの花びら🌻

スタンプしていくのはとてもとても楽しいね。      嬉しくなるくらい😊

できた!! 達成感😊

どの色にする?とmika先生。ぼくはピンク色だな。    椅子に座ればすぐにスタンプスタート。

ポンポンポンと手際よく、みんなとても上手です。    黄色の画用紙を選びスタンプします。

ギューっと押してパッと離す。スタンプをくるくると回転させて押し、ほうらヒマワリの花。

私、待っている間に描いたのよ、私のヒマワリ、とHちゃんと絵。うわ〜、真ん中の濃い色が素敵! 座ったらすぐにスタンプにお皿の絵具をしっかりと浸して~

イメージしたところへポンポンとスタンピング。    あらっ、スタンプしてグイッと回してみたHちゃん。なかなかいいわね~、と言うとクルっ、クルっと手を回してみました。押したら回転させる技を発見!              

押してはクルっ、押してはクルっ。なかなかダイナミックなヒマワリの花ができていきます😊

自分で思ったように、イメージしたように、また好きなようにお道具を使って色をのせていく楽しさを体感する年少児さん達。

なかなかダイナミックなヒマワリの花が完成。

お友だちと交替しながら意気揚々と楽しむ術を知っているような子ども達。これは大人も一緒に楽しめそうです。みんなで種を植え、お水をあげてお世話をしながらすくすく大きくなったヒマワリの花🌻。太陽を浴びて大きく育ったヒマワリに負けないくらい、みんなのヒマワリがお部屋の中にいくつも咲いていきました。

ひまわり🌻つづき~(年少クラス)〔9/15(金)記録〕

そしてこちらは12日の続きです🌻 クラスを訪れると作業が始まっていました。

ヒマワリの葉の色の和紙を用いて葉っぱづくりの保育シーンです。みんなお椅子に座り黙々と集中して作業に取り組でいる様子です。

葉っぱをつくるのはね、こうして手でやぶいていくでしょ。小さく千切って葉っぱを作っていきます。

クチャクチャ~と和紙を丸めて広げるとふんわりとした柔らかさになる和紙。たくさんの葉っぱができていますね。

ぼくはこうしてつくってる。              こつこつと二色の葉を準備しています。

ぼく、こんなにできたよ。ほら。            小さく千切った和紙の葉っぱと愛らしい手。

丁寧に取り組む女の子達。葉っぱの準備ができたら予めはさみでカットした色画用紙の葉に一枚ずつのりで貼っていきます。

おもしろいよ。こうしてクチャクチャクチャ~ってするでしょ、くるくると丸めてるでしょ。

こうして広げると紙が柔らかくなるでしょ。       ぼくはほら、こんなにできたよ。

のりを千切った葉っぱにつけて画用紙の葉に一つずつペタリ、ペタリとつけ、自分だけの葉っぱが出来上がります。

みんな集中して作業が続いています。思ったまま手で千切り、一枚ずつヒマワリの葉っぱを完成させていきます。

それぞれに葉の色合い、風合いが異なり自分だけの作品ができます。

それぞれのイメージで行う手作業、指の作業から形作られる一枚ずつのヒマワリの葉。小さな愛らしい子ども達の手が創造的に次々と作品を生みだしていきます。

本日19日はヒマワリの製作をほぼ完成させたところです。その様子はまた後ほどご報告致します😊

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絵画スイカ(年中クラス)🍉〔9/12(火)記録〕

こちらは12日(火)の年中クラスの様子です。

過日、みんなで育てた甘い小玉スイカをひみつの庭のウッドデッキでいただき、そのお味や色を思い出しながら残ったスイカを目前にして絵具と指で種を描いているところです。

スイカの色も人それぞれ。指でトントンと黒い種を描いていきます。スイカを切ったときの果肉がみんなは印象的なのでしょう。美味しそうなスイカの中身が表現されています。

甘かったスイカを前にして描いていると、絵の中のスイカもいよいよ美味しそうに色合いになってきます。

緑色の皮と赤いスイカ🍉の果肉に種が一つずつ、丁寧についています。種が多いとより甘く見えるようです。

こちらもなかなかいいスイカですね。切った蔓も描かれています。いい色合いです。

さあ、黒い種をいっぱい書いていくよ~。        種がずいぶん多くなり、ますます甘~いスイカ🍉になってきました😊
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製作とんぼを壁面へ(年長クラス)〔9/12(火)記録〕

こちらは12日(火)の年長クラスの様子です。何とかクラスに行ったときには作業が終盤の頃でした。

前日にお庭で落ち葉、枝を拾い、この日は葉っぱに絵の具で色付けをしました。色とりどりに色付けされた落ち葉。

こちらも丁寧に色を葉に載せてスタンプしてみています。

落ち葉と枝でとんぼを製作する予定の年長児。葉の色を裏返して画用紙に色がどのように反映できるか、一枚ずつスタンプの結果がどのようになるかが楽しみな作業です。出来上がったら壁面を飛ぶ予定です

作業を終えた子はお弁当前の自由あそびを楽しんでいました。

タマムシ出現です!

ほら、せんせい見て、と女の子がすでに死んでしまっていたタマムシを手の平にのせて見せてくれます。

ほんと、タマムシね、きれいな色。裏返すとお腹も全部ピカピカのタマムシ色ね。あまりにきれいなので持って帰りたくなった~、とつぶやくCちゃん。

時を同じくして、こちらは年長の男の子達。今度は生きているタマムシを見つけました。今年の園内では、恒例の7月にタマムシの姿が見られず残念に思っていたところ、ようやく9月になって姿を見せてくれたタマムシ達でした。タマムシの飛び方はカミキリムシと似ていて面白いね、とか、成虫のタマムシは何を食べるんだろう?など、一緒に観察しながらお話をしておりました。生きているからそろそろ自然に返してあげよう、じゃあ、いつもよくいるサクラの木に逃がしてあげよう、とSくんRくんと考えました。ここへ放してあげるといいんじゃないかな?とRくん。

桜の幹にそっと放してあげると、ゆっくりと木を登りだしたタマムシです。木に這い上がっているツタの中を潜りながらもゆっくりと更に登っています。途中、黄緑色のウンチをポロリとこぼしたのも見逃さないRくん。面白くて笑っています😊 同時にタマムシを入れていたケースの底にも小さなウンチの粒が数粒あるのに気づいた男の子達。きっとサクラの葉などを成虫のタマムシは食べるのだろうと推測できました。きれいな黄緑色のポロポロウンチはサクラの葉のウンチと思われます。

木を覆う緑色のツタの中にメタリックにキラッと光るタマムシをじっと見つめるRくんとSくん。画像の中に光るタマムシがいるのが見えると思います。Rくんの眼差しの先の方です。動きを見守るその一瞬、フワッと翅を広げて空中に飛び上がりそのまま空高くへ飛んでいきました。

瞬間、S君が大きな声で叫びました。『またね~~。またいっしょにあそぼうね~~💕』と。幼虫から育てて旅立ちを見送ったチョウも、お庭で出会ったタマムシも、子ども達にとっては共に時を過ごした友なのです。夏の昆虫はいよいよ姿が少なくなり、秋が深まっていくにつれ次は秋の昆虫がいろいろとお目見えしています。今日はナナフシ、ツユムシ、バッタなどが見られました。季節は廻ります。
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年長児Kくんが幼稚園に連れてきたオオスカシバの幼虫

過日の朝、年長児Kくんが艶やかな茶色の幼虫とともに登園しました。形からしてスズメガ科の幼虫のようでしたが幼虫図鑑の中に簡単には見当たりません。よくよく探すと図鑑に載っている緑色型の幼虫ではなく、褐色型であることが判りました。名前はオオスカシバです。オオスカシバは確かにスズメガの仲間ですが、他のガとは異なり昼間に花の蜜を吸ってチョウのように飛ぶガです。黄緑色の体に透明の翅をした姿がとても美しく、静止しながら長い口吻(こうふん)を出してホバリングする様子はオオスカシバ特有のものです。皆さまもご覧になったことがあるでしょう。このオオスカシバは子ども達が持っている小学館の昆虫図鑑P.144下欄にも詳しく掲載されています。

もしかするとKくんのお家(または近く)にクチナシやスイカズラの木があって、そこで育った幼虫が地面に落っこちていたのかも知れません。いろんな流れから、あとは私の手元で育てることになりました。さて、オオスカシバについてKくんと確認した後、幼虫の食草であるクチナシを早速虫かごに入れ、早めにサナギになるための土を飼育ケースに4㎝ほど入れました。すると、その日の子ども達のお帰りを見送ったあとに、直ぐに土に潜る姿がありました。その様子がこちらの写真です。

どんどん潜っていきあっという間に姿は見えなくなりました。土中で蛹化(ようか)しサナギで越冬後、成虫になるのは来春になると思われます。

スズメガ科の幼虫は今まで飼育ケースの中で育て何度か羽化を確認したことがありますが、羽化後の様子はチョウに負けず劣らず愛らしい姿をしています。Kくんやクラスの仲間がその後の幼虫の様子を思い出しては見にやってきますが、完全にサナギになった頃にはそっと土から出して観察することも可能です。今しばらくは幼虫から土の中で”変身中”のため、そっと動かさないように用心しているところです。来春が楽しみですね。

夏の虫シロテンハナムグリ

こちらは先日園内で現れたいよいよ最後の夏の昆虫シロテンハナムグリです。年長児Aくんがお庭で見つけましたが、ご要望の簡単標本にして先日届けました。

そして今朝はヒラタクワガタ、ノコギリクワガタが届きました。すでにもう動きませんがとても立派な姿をしている大型のクワガタです。折をみてご要望の標本にする予定です😊
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本日は、園内通信「お知らせ49」をお出ししました。
内容は、
◇ 各種競技の再募集の結果ついて

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