2010.04.26

<庭梅> バラ科 原産地 中国
学名 Cerasus japonica
雄しべが長くて可愛らしいニワウメ。別名を小梅(コウメ)とも言うそうで、ふと梅干しの小梅はこれの実だったのかしら?と思いましたが違うようです。
一般的な梅と同じくバラ科の植物で、初夏に赤い実が熟したら生のまま食べられ、核は薬用に使われます。江戸時代に中国から入り、梅のような花が咲くので“庭梅”と名付けられたとのこと。
府立植物園のちょっと素敵な?!園長先生は、園内で時折植物のスケッチをしていらっしゃいます。園長先生手描きの「きまぐれ園だよりNo.246号」には、植物園で開花している旬の花の紹介が載っていますが、ニワウメには、カワユ~イ!とコメントがついています。小さいピンク色の花が株立状にたくさん咲いていて本当に愛らしいです。
植物園正門から入場し、「きまぐれ園だより」をいただいて園内を観てまわると、とても気持ちのよい時間が過ごせます。
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今日は、久しぶりに気持ちのよい朝を迎えました。「ぼくのお家ではもう泳いでいるよ~」と登園した子が言ってたのを思いだしながら、朝のハイホー体操が始まる前に急いで“こいのぼり”を揚げました。みんな驚いたかなあ~!

風がほとんどなく穏やかなお天気なので、ふんわりふんわりと仲良さそうに泳ぐ親子こいのぼりでした。
明日の左京区は、とうとう朝6時頃から雨が降り出す予報になりました(19時半現在)。
遠足は、今日のお知らせにも書きましたように、どうやら30日に期待のようです。
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本日は、園内通信「お知らせ13」をお出ししました。
内容は、
◇ 家庭訪問について
◇ 明日の「春の親子遠足」について
◇ 毎月末のお持ち帰り品について
◇ 幼稚園児のための総合補償制度について
2010.04.23
「植物園にて」

<源平枝垂れ桃> バラ科
学名 Prunus persica var. pendula ’Genpeishidaremomo’

見事に三色が混ざります
枝垂れ桜のすぐ横は、また見事な桃の木です。これは、「源平枝垂れ桃」という立派な名前がついています。
一本の木に、白,ピンク,絞りの三色の花が競い合うように咲く様子を、源氏の色「白」と平家の色「紅」に例えてつけられた名前だそうです。
年によって、花の色具合が変化するようですが、今年は少し白が多いようにも思います。そんな花の色彩の変化を見るのも花を鑑賞する楽しみの一つかも知れません。
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本日は、園内通信「お知らせ12」をお出ししました。
内容は、
◇ 電話連絡テストの結果
◇ ひねもす教室について
◇ ホームページ写真掲載の件
2010.04.20
「植物園にて」

<利久梅(リキュウバイ)> バラ科 原産地 中国
学名 Exochorda racemosa

歩いていると、見上げた木の上に純白の愛らしい花がこぼれるように咲いているのが目に入りました。近づいてみたら利久梅とあります。明治末期に日本に渡来したそうで、利久という名は茶人 千利休とは関係はないそうです。他の和名で、ウメザキウツギ(梅咲空木)とも呼ばれます。
梅と同じくバラ科の植物で、夏にかけてたくさんの花をつけるようです。
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本日は、園内通信「お知らせ9」「お知らせ10」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ9」
◇ 写真袋お持ち帰りについて
◇ 園児名簿の変更について
◇ 雨の日の靴下ご持参のお願い
◇ 課外教室入会申込みなど
「お知らせ10」
◇ 春の親子遠足について
2010.04.15
「植物園にて」

<アーモンド> バラ科 原産地 アジア西南部
学名 Prunus dulcis 和名 扁桃(へんとう)

枝に沿ってたくさんの花がさいている
サクラやウメの花にも似ていますが、これはアーモンドの花。この花をまだ知らなかった頃、イタリアに住んでいた知人から、「こちらは、白いアーモンドの花がたくさん咲いてとても綺麗です」とメールが来たのは5月頃、思わず見てみたい!と思ったのでした。
現在では、ヨーロッパ,アメリカ,オーストラリアなど暖かな地域で栽培されています。秋に実を収穫し、実の中の種を割るとアーモンド(仁)が出てきます。ビタミンEがとても豊富で、種から絞ったアーモンドオイルは料理やキャリアオイルとして使われます。
ほのかにアーモンドの香りがするオイルは、すでに古代ギリシア時代に顔や体用のマッサージオイルとして珍重され、現在もベビーマッサージにはアーモンドオイルが一番よいと言われます。
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本日は、園内通信「お知らせ7」「お知らせ8」<別紙 園児の送迎について>をお出ししました。
内容は、
「お知らせ7」
◇ 保護者会でお伝えした内容のまとめ
◇ 図書のご紹介
◇ 山の学校のご紹介
◇ ホームページの件
「お知らせ8」
◇ 園児名簿について
◇ 山びこクラブのご案内
◇ 「お知らせ」のお届けについて
2010.04.12
「植物園にて」

<タイハク(太白)> バラ科 原産地 日本
学名 Prunus lannesiana cv. Taihaku
園のソメイヨシノは花が散り始めた後、きみどり色の新芽が出てきていますが、サクラによってはこれから咲く種類もあります。
これは植物園でいま満開に咲いている「太白」という品種。ソメイヨシノと同じく、山野に自生する12種ほどの野生種から作出された園芸品種(サトザクラ)の一つですが、真っ白な花びらはサクラ一大きく直径5㎝はありなかなか見事です。葉と同時に花が咲いています。
日本では一旦絶滅しましたが、イギリスで保存されていたお陰で昭和に入った頃に復帰したそうです。
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本日は登園二日目、いよいよ雨の中をレインコートに包まれての登園となりました。
朝、年少クラスで待ち受けますが、子どもたちは晴れの日と特に変わりなく全体的にとても落ち着いた表情です。タオルで拭いた後レインコートを脱いだら、更にすっきりとした面持ちです。今日もあっという間に降園の時間になりましたが、今週末にかけて徐々に保育時間が延びるとともに、クラスにも慣れて来られます。
明日は晴れ間もでるようですから楽しみです。また元気に登園されますようお待ちしています。
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本日は、園内通信「お知らせ5」「お知らせ6」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ5」
◇ 送り迎えの様子
◇ お弁当について
◇ 課外教室について
「お知らせ6」
◇ 保護者会について
◇ “ちまき”お持ち帰りについて
◇ ひねもす教室生徒募集について
2010.04.09

<枝垂れ桜> バラ科 学名 Prunus pendula Maxim. f. pendula
別名 イトザクラ
お山を下りて北白川界隈を歩いていると、あちこちのお宅に見事なシダレザクラが咲いているのに出会います。幼稚園のこのシダレザクラはまだ幼木ですが、愛らしい八重の花びらをたくさんつけています。
葉や花がついた枝が垂れ下がる風情は昔からなぜかとても好きなのですが、そう言えば小学生の頃に、淡いピンク色のシダレザクラと、薄紫のフジの花が垂れ下がった“かんざし”を二ついただいたことを想い出しました。四つ年下の妹にピンク色のかんざしをあげて、ちょっぴり大人びていたフジのカンザシを私がもらいました。でも、本当は、淡いピンク色をしたシダレザクラのかんざしの方がとっても欲しかったのです。みんなが私はフジの方がよく似合う・・と言うので仕方なかったのでした。
今でも、淡いピンク色に憧れがありつつも何となく手が届きにくいのは、そんな小さな頃の思い出も少しは関係があるのかも知れません^^)。
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本日は、歩いての登園初日。9時前には、まず第2グループが元気に到着しました。元ほしぐみにいた男の子Tちゃんは新入園児をクラスまで導いた後、微笑ましいことに、つきぐみ園舎ではなく、何の迷いもなくほしぐみ園舎まで駆け下りていました。
また、一つ年下の新入園児の手を引いて登園し、ついこの前まで自分が過ごしていたクラスへ案内した後、新しい自分のクラスへと向かう新年中児の凛々しい姿もありました。
昨日入園式を済ませたばかりの新入園児たちも、新しい名札を胸につけ手を引かれて登園後、上靴に履き替えカバンをかけたら、予め丸く並べられた椅子に腰掛けます。
しっかりとお話をしてくれる男の子Kちゃんは、「まぁー、きれいにおいすがならべてあるね~」と大人口調で話すので微笑ましい限り。お子さんに付き添われたお母さまもいらっしゃいますが、一日目の今日はどの子も初めてのことばかりで気持ちは一杯一杯です。みんなで急がずゆっくりと準備をしたら、かおり先生の声かけとともに保育の流れに入りました。
来週からは少しずつ保育時間が延び、初めての大きな環境の変化に馴染むまではどの子も毎日精一杯過ごします。帰宅後はお昼寝をしたりお母さまとゆったりと過ごされながら、心身ともに明日へのエネルギーを充電していただきますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ3」「お知らせ4」(連絡カード)(バレーボール部からのお知らせ)をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ3」
◇ 連絡カード使用について他
◇ 幼稚園児のための補償制度のご案内
◇ 送りグループ変更について
「お知らせ4」
◇ 保育袋・諸費用袋について
◇ 住所変更について
◇ お誕生絵本について
2010.04.07

<モクレン> モクレン科 原産地 中国
学名 Magnolia quinquepeta
春休み中には園庭のハクモクレンが美しく咲きましたが、これは今まさに満開のモクレン。見上げる大木です。モクレンと一口に言っても多種類ありますが、これは原種の紫木蓮(シモクレン)でお山の中腹にあります。
花が咲いた姿は白川通からも見えるのですが、数年前、「バスの窓から大きなモクレンの木が見えたので思わず下車して見に来たのです。こんなに大きいのは珍しいですね。」と、モクレンを目がけてお山を上り園まで訪ねて来られた方がありました。偶然にも、ちょうど私たちがモクレンについて話をしていた折の来客だったのでした。そんなことを、モクレンが咲くたびに懐かしく思い出します。
1億年も前から同じ姿で咲いているという地球で最古の花モクレン、お山の満開のサクラとともに今年も嬉しい春を運んでくれました。
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本日は、新年中、新年長の2部に分かれての始業式でした。お母さま方が見守られる中、新担任とともに入場し、溢れんばかりの元気な声で園歌“おやまのようちえん”をうたう澄んだ瞳が揃いました。
幼稚園に初めて入ってくる小さなお友だちを思いやり優しく助けてあげること、そして、どうしようかな?と自分が思ったときには「よし、やってみよう!」と勇気をだしてやってみること、など、園長先生より各学年に向けてお話がありました。
明日の入園式を経て、明後日からはいよいよ全園児歩いての登園が始まります。新たな環境での送り迎えとともに新クラスに日一日と慣れ、楽しい園生活が送れますようお見守りしたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ2」をお出ししました。
内容は、
◇ クラス担任、送り迎えグループ担当紹介ほか
◇ 送り迎えについて
◇ 課外教室について
2010.03.17

『卒園式』
沈丁花の香りが漂う過日13日は、第60回目の北白川幼稚園卒園式をとどこおりなく終えることができました。
式が始まり、保育証書を受け取る子どもたちの凛々しい姿を目で追っていると、それぞれの子の入園当初の様子が思い返され、うた「思い出のアルバム」の歌詞にあるように、あんなこと、こんなこと~の3年間の思い出の切れ端が走馬燈のように浮かび上がってくるようでした。
日々が過ぎるのはつくづく早いと感じるこの頃ではありますが、特にこの3月に入ってからというものは、卒園する子どもたちとの毎日が加速度的に過ぎていきました。そうしていつの間にやら訪れた最後の卒園式の中で、しみじみと卒園する子ども達をながめていると、このまま小学校へ送り出すのが本当に惜しいとさえ思えてくるのが太郎先生ともども正直な気持ちでした。
3学期の劇発表を見事にやりとげ、またさらに一歩成長した子どもたち、どの子も明るく思いやりがあり優しく、正義感やボランティア精神に富んで、純粋な目がキラキラ輝いている子どもたちばかりです。
お山の幼稚園園歌,思い出のアルバム,春の光を歌う子ども達の真っ直ぐな歌声を、ピアノに向かいながらもしみじみと背中に感じていました。
この子たちなら、どの子もがしっかりと前を向いて自信を持って進んでいけるはず、と確信しつつ、ずっとお山の上から応援していたいと思います。
今日は早速、卒園児のお一人が懐かしいニコニコ顔を見せにきてくれて大感激でしたが、心のふるさととしてお山の幼稚園を懐かしく思い出された折には、再びお山を上って姿を見せに来てくださるのを先生方ともどもお待ちしております。
『お食事会と謝恩会』
朝方の小雨もお昼前には何とかあがり、式後は園庭でクラス毎に記念写真の撮影をしました。続いてお母さま方がご準備して下さった第一園舎でお食事会が行われました。
司会のお母さまの声が明るく心地よく、BGMも軽やかに流れ楽しいムードが漂う中、みんな和気藹々とリラックスした雰囲気でお食事をいただきました。
後ろの壁面には、子どもたちと先生たちの小さな頃の愛らしい写真が壁いっぱいに飾られ、「これは誰でしょう?」とお母さまが質問されると、子どもたちが声を揃えて確実に当ててしまうのも驚きでした。さすがに表情や面影などをつかむことは大変得意な子ども達です。昼食後の大賑わいの楽しいひと時でした。
場所をうつしての謝恩会は、つきぐみの一年間を過ごしたやはり思い出の第三園舎で。入場するなりお母さま全員の楽器演奏が始まり、至れり尽くせりの有り難い演出で迎えて下さいました。
お母さまによる劇は、事前に先生私たち全員におたずねのあった「思い出に残る子どもたちとのエピソード」を組み合わせ、合成アレンジされたという創作劇が大変面白く見事でした。子どもたちも大笑い、またお母さまの体当たりの演技を応援する子ども達の真剣な面持ちも印象的でした。
大型絵本のユニークなお話をみんなに読んで下さるお母さまグループもあり、盛りだくさんの演出が続きました。
先生たちによる劇「おおきなはし」ならぬ「ほそ~いはし!」も、卒園児たちが3学期に発表した劇をパロディーにしたもので、お腹を抱えて笑ってしまう愉快な演技でした。
最後には、子どもたちからは全員合唱「虹のむこうに」のお歌のプレゼントを、お母さま方からは花束や記念品を頂戴しました。保護者代表のお父さまからは温かいお言葉を頂き、感謝の気持ちで一杯になりました。
終了後、園庭で個々に記念写真を撮ったり名残惜しくお話を交わす間、この日の最後を飾るように春の夕陽が美しくきらきら輝いていました。