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2017.09.01

9月1日(金) / ハナイカダ(花筏)・二学期スタート🌞・”ウラギンシジミチョウ”美術館にて(長野県)・園内通信


  <ハナイカダ(花筏)>  ハナイカダ科  分布 日本/北海道南部以南の森林に自生
              学名 Helwingia japonica  別名 嫁の涙

皆さま、こんな植物はご存知ですか😊 葉の真ん中にブドウのような黒っぽい実がなっています。春にはこの葉の上に小さな白い花が咲きます。なので、葉っぱをイカダにたとえて名前をハナイカダ(花筏)と呼ぶのでしょうか。こちらはこの夏に撮った写真ですが、随分前に信州で初めて見つけた時にはとても驚いたものです。

調べてみると「北海道南部~九州の、丘陵から山地の林内や湿り気のある沢筋に生える」とあります。そう言えば初めて目にしたのは軽井沢の涼しい川沿いのエリアでした。木の高さは2mくらいで、目の前にたくさん広がっていて目が点(*_*)になった記憶があります。

まるでエノキの葉の上にブルーベリーの実が乗っているようです。このような日本固有の古典植物は他にも案外身近に多く見られます。「日本の植物学の父」といわれる牧野富太郎さんの日本植物図鑑が手元にほしいところです。
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二学期スタート

今夏の猛暑は大変厳しく、且つ湿度が高くて曇り空が多く、昨年度よりもさらに過ごしづらく感じた夏でした。そんな中、8月最終週頃よりいくぶん凌ぎやすくなり、今朝などは一段と秋の来訪を思わせる嬉しい日でした。

子ども達を迎えるスタンバイをしながら動いていると、山の下辺りにに近づいてきた子ども達の声があちこちから聞こえてきます。

9時前。第1グループをはじめ、すべてのグループがほぼ同時に元気に到着しました。全員とご挨拶をするためその合間の撮影です。

陽に焼けた元気な笑顔がたくさん揃い、楽しかった夏休みのお話をいくつも聞かせてくれました。中にはこれからもお出かけのお楽しみが待っている子もいます。

二学期最初の各クラスお当番さんが早速活躍してくれました。『おはようございます。〇〇ぐみです。お願いします。』と二人で声を合わせます。年少児さんもこのお役目は一学期で随分慣れたものになりましたが、一学期と変わりなくキラキラした目でクラスからの大事なお荷物を届ける姿に確かな成長を感じます。夏休みを経て変わりない、ということは明らかに成長されている、ということにもなり得ます。

ためらいなく大きな声が出る、笑顔が出せる、思ったことは何でも言葉にすることができる。お当番バッチをつける日は、子ども達のそのような前向きで自発的な気持ちを沸き立たせる日でもある一方、クラスのお世話役の日として各クラス内でもいろいろと活躍しています。

始業式では全員が高らかに園歌を合唱し、園長先生からのお話もしっかりと頷きながら聞く姿勢がありました。終了後は、全園児が久しぶりのお庭のあちこちで思いっきり走り回って過ごしました。

虫かご、虫メガネは今日も常時売り切れで、子ども達が元気に行き交います。『アオマツムシみつけたよ』と見せにきてくれた年長児男の子Aくん。夜のお山の中は虫の大合唱が響きますが、その中でもひと際大きな声で鳴くアオマツムシ。リーーン、リーーンと体と同じく大きな声を出します。

「あれまつむしが ないている、ちんちろちんちろ ちんちろりん・・・」という「むしのこえ」は日本古来のマツムシを歌にしたものですが、最近よく耳にするのはAくんが昼間に見つけたアオマツムシの声です。いつからか日本に棲むようになった外来種で、昔からの日本のマツムシは茶色っぽい色です。秋の夜は虫の音色の聞き分けをしてみるのも楽しいです。そんな話を暫くAくんとしていました。

また、その前に同じく秋の虫を手にして走ってきたのは年長児の女の子Kちゃん。「こんなのみつけたよ。うんていのよこのきのなかにいたの」と嬉しそうです。早速図鑑をめくってショウリョウバッタのオスだと判ります😊 この虫(バッタ)は鳴きませんが、飛ぶときにチキチキチキッ~と音を出して飛ぶよ、と言うと、早速に飛ばして確かめていました^^ これからどんな秋の虫が現れてくれるかとても楽しみですね。セミは辺りでツクツクボウシが頑張って鳴いていた本日でした😊

恵まれたお天気の中、元気いっぱいにあそんだ子ども達のお帰りの時。各グループが並んで出発するために幼稚園の門を開けて石段を下りていると、近くの石段の隙間から微妙に何やら揺れるものを目にしました。近づくとアブラゼミのハネが一枚、まるでチョウがゆっくり翅を動かすかのように小刻みに揺れ、小さな生き物が何やら頑張っている様子が想像できて微笑ましく、思わずカメラを向けました。そっとハネをつまみ上げてみると、下からアリが懸命に引っ張る姿がありました。アリとの引っ張り合いっこになりました。そんな生き物の様子をお庭で子ども達と発見することはお山の環境の中ではよくあることです。さて、この秋がまた楽しみになってきました😊

『さようなら』と一人ずつがご挨拶をしてお山を下ります。『さようなら、またあした』といつも口ぐせで言うのは年長児の女の子Yちゃん。Yちゃんは年少の時から『さようなら、またあした』が恒例のセリフです。そのYちゃんの本日のお帰りは、『さようなら、またあさって』でした😊。私も『さようなら、またあさって』と返しました^^/~
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“ウラギンシジミチョウ”美術館にて(長野県)

家族で今夏も信州に参りましたが、自然の中につくられたある美術館。

今夏は結構暑い信州でしたが、関西よりは幾分涼しくまた、カツラなどの樹木がとても美しく、池の中をカモが10匹近く幸せそうに過ごしていました。

美術館の中を川が流れ、園のビオトープにも植栽していた水生植物が繁茂し清々しい空気が漂う敷地です。

造成された水辺ではなく土手の上に草が生え、水中に潜っては何かを啄んでいるカモの様子に時間を忘れる私達。

人が少なくまるで貸切りのようです。館外に置かれた椅子に腰かけお茶をしていた時、どこからか真っ白のチョウが飛んできたかと思うと私の手にスッと止まりました。

口吻を伸ばしてツンツンと皮ふを触るので何ともくすぐったいのですがその様子が愛らしく、そのままずっと飛び立たずにお茶の間中、私の手の上で遊んでいた真っ白のチョウです。名前はウラギンシジミ(裏銀小灰)。裏翅が橙色がオス♂、白、または薄い青色がメス♀のようです。チラリとうかがえるのは中が黒っぽいのできっとオスだったかも知れません。

あまりに長居してくれるので、あとは隣にいる娘に面倒をみてもらいました。まったく人を恐れず、逃げる様子もなく手に止まるチョウはときどきひみつの庭にもやってきます。生き物を愛らしいと思うのはこのような出会いがあるからでしょう。レイチェルカーソン、牧野富太郎さんなど、館内に戻ると私の部屋の本棚と似た書籍コーナーがあり何だか嬉しくなりました。
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本日は園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」「お知らせ44」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ 園児名簿関連
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 保育料について
◇ 体操服について
◇ 体操服などの購入について
◇ 「水着セット」「置き靴」「森のお着替えセット」のお持たせ
◇ カプラ教室について
◇ 課外教室について
※本日、絵画教室より二学期予定表をお持ち帰りいただきましたが、二学期第1回は「お知らせ42」の通り9月13日(水)となります。週明けに絵画教室から訂正版をお持ち帰りいただきますのでお伝えまで。
◇ 悪天候時の降園について
◇ 未就園児対象”親子登園(月曜開催)””園庭開放(金曜開催)”について
◇ 平成30年度入園願書発行について
◇ 平成30年度園児募集ポスターについて
「お知らせ43」
◇ 保護者会のご案内
「お知らせ44」
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内

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