2012.06.22

<イヴ・ピアジェ Yves Piaget> 1985年フランスmeillandメイアン社作出

不思議なことは起こるものです。今日のような梅雨晴れの過日、爽やかな風と共に戸口に立っておられたMさん。手にしていらしたのは、ちょうど前日に私が人に贈ったバラと同じ“イヴ・ピアジェ”。
いつも、素敵~(*^^*)と思いながらプレゼントする憧れのバラでしたので、一瞬えっ?と驚きました。
Mさんはバラのナーサリーをされているご実家でバラとともに育たれたからでしょう、まさしくバラのような方。バラについてお話をお聞きすることもあります。そして大切に育てられたというこの“イヴ・ピアジェ”・・・、芍薬にも似たカップ咲きが愛らしく、何より誰もが感動するのは・・・・・、香りです。
多くの国際コンクールで芳香賞を受賞するほど極めて魅力的な香りを持つこのバラは、結婚式のブーケなどにも使われています。
スイスの宝飾時計ピアジェに捧げられたという薔薇。いつか育ててみたいと思いつつ・・・感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ30」「お知らせ31」「お知らせ32」「お知らせ33」・『北白川幼稚園バレーボール部からのお知らせ』他をお出ししました。
内容は、
「お知らせ30」
◇ 1学期生活発表会のご案内
「お知らせ31」
◇ 悪天候の場合の保育について
「お知らせ32」
◇ 通園途上(第2グループ上終公園内)の下水道工事について
「お知らせ33」
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費(京都市補助金)について
2012.06.15


店先に水無月が並ぶ季節。梅雨間の風が爽やかに吹く今日は、子ども達の声とお山の鳥たちのさえずりが園内に響きました。またこの時季の夜中には、フクロウやホトトギスの声も聞こえてきます。
今年の4月後半~6月初め頃まで、庭のバラがよく咲きました。中でも中央のオベリスクに巻き付けたつるバラ“パレード”は、名前通りお祭りのパレードのようにたくさん花をつけました。無農薬2年目のバラですが思いのほか生長して茎も太く長く伸び、その隣の同じくピンクのバラ“アンジェラ”も同様に大きくなりました。そんなバラの様子を子ども達がプレイルームの窓から見てくれたり、幼稚園や山の学校に来られたお母さま方がお山の上から見える街の景色とともに眺めて下さったことはバラにとっても喜びだったことでしょう。
真冬の一日だけ、土のコンディションを整えて、寒さに凍えながらつるバラの誘引をしますが、その他にはこれと言って手入れにかける時間はなかなかありません。でもこうして元気に咲いてくれたことを思うと、いくつか大切なポイントを押さえれば、あとは植物に本来備わった力が発揮され自然に大きく成長してくれるのをこちらはただ見守ればよい、ということになります。
植物を育てることは同様に子育てにもどこか通じるところがあること、また、日頃の手入れにかける時間よりもむしろ植物が植わっている土壌である土の有り様がより重要なのではないかしら、と最近よく考えます。
土に与える有機肥料などのチッソ、リン、カリウムなどの栄養バランスだけではない土の中の大切な見えない何か?が植物の健康を基本的に支えているのでしょう。
そんなことを思い巡らせていた過日、趣味の畑で作られたというお野菜をいただきました。そら豆、玉ねぎ、赤玉ねぎ、ニンニクなどからは、普段お店で買うものとはまた違った生命力が感じられ、どのような土で育てておられるのかを想いました。

新鮮でつややかなお野菜からエネルギーをいただくべく、早速お仕事の合間の短いランチタイムにお料理しました。パスタソースをつくりながら、パスタをゆでる数分+αの約15分でできる簡単パスタ。

<そら豆のトマトソースのパスタ> ソースレシピ ↓
①フライパンに入れたオリーブオイルが低温のうちからガーリックスライス2かけ分を入れ炒める。
②その上にトマト缶1缶をあけ、塩、コショウ、バジル(生または乾燥)を加えて好みの味に煮詰める。
③②の上に、あらかじめ黒いすじにナイフを入れて約2分少々ゆで、皮から取り出しておいたそら豆をさっと混ぜあえる。
//そら豆の風味が引き立ちとても美味でした!

<そら豆とキングサーモンのパスタ>
//そら豆、ガーリック、玉ねぎ、青菜、キングサーモンを使用。サーモンは、あらかじめ塩コショウ、タイムでソテーしておき最後にパスタの上にそっとのせます。
ほかに、そら豆のスープ、赤玉ねぎのスライスサラダなどなど、土の恵みのお野菜の栄養をいただくことができ感謝です。
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本日は、園内通信「お知らせ29」をお出ししました。
内容は、
◇ 昨日の内科診断のまとめ他
◇ お忘れ物のご連絡
2012.06.08

<ヴィエネッタ> キンポウゲ科 フロリダ系
作出 R.J.Evison&Poulsen Roser A/S イギリス
学名 C.Vienetta=‘Evipo 006’

パッションフラワー(時計草)にもどこか似たイメージを持つクレマチス“ヴィエネッタ”。
中央に盛り上がったような花芯が可愛らしいが、とても個性的で不思議なクレマチスです。咲きすすんで外側の6枚の花弁が散ると、中央のしべ(雄しべ雌しべ)だけが残りまるで小菊のようになるので二度楽しめる有り難い花。
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本日は、園内通信「お知らせ28」をお持ち帰りいただきます。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 幼稚園児総合補償制度について
◇ 福音館「おすすめの夏の絵本」について
2012.06.04

<ボルデュール・アブリコ Bordure Abricot> 2009年フランスGeorges Delbard 社作出
これは、フランスデルバール社のフレンチローズ。
雨のしずくが残るアプリコットオレンジの房咲きの花が優しく印象的なバラです。香りはほとんどありませんが、比較的丈夫で育てやすく一年を通して晩秋までよく咲いてくれそうです。
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『避難訓練』 ↓以下、本日の「お知らせ26」より掲載(抜粋)
本日は、左京消防署より消防士さん4名にご来園いただき、午前10時より避難訓練を行いました。園内アナウンスが流れた後、各クラスがとても速やかに(計5分)で全園児が園庭に集まることができました。その後、子ども達が見守る中、先生達全員が火元に見立てた的へ向けて消火器訓練を行いました。その後、第3園舎(月ぐみ)に移動し、防火,地震について全員で学びました。
・はじめに、避難するときの大切なお約束として、「お・は・し」の大切なお約束を消防士さんから教えていただきました。
「お・・・・・おさない は・・・・・はしらない し・・・・・しゃべらない 」
・避難する時には、お部屋の「先生のお話をよく聞く」ことと、この3つのお約束をしっかり守って避難することを、クイズ形式でお話し下さいました。続いて「映画鑑賞」「防災リズム」を行いました。
① 映画[悟空(ドラゴンボール)の消防隊]
映画会では、火事,地震について『悟空(ドラゴンボール)の消防隊』の映画を鑑賞。子ども同士の花火から発火した火の怖さ,地震後の天ぷら油の引火,他にストーブを消すこと,コンロの元栓を閉める(就寝時にも),たばこの火の扱いの大切さ(寝たばこ,火の消し忘れ)などを、アニメ映画を見ながら確認しました。
② 「チャレンジ!防災リズム」
それぞれのピアノ音(地震,火事,煙からの脱出)にあわせ行動します。
・地震――――地震の音楽が鳴れば、低くかがんで両手で頭を覆う→[だんご虫のポーズ]
・火事――――火事の音楽が流れる→消防士さんが炎の絵を掲げる→炎を見つけたら子ども達は『火事だー!』と大きな声を出して大人に知らせる。[通報→初期消火→避難の対応]
・煙からの脱出-煙に見立てられたシーツの下を、おうまさんの格好でくぐって出口へ逃げる。
・「チャレンジ!防災リズム」は、音楽に合わせて楽しく体を動かしながら自然に防災行動を身につけられることをねらったよくできたプログラムでした。たとえ子どもであっても自分の命は自分で守る意識を身につけられるよう、園内でも「防災リズムあそび」は意識して行いたいと思います。
この機会に各ご家庭でも、防火,また、防災(地震,台風など)について、お話しをなさってみて下さい。
【防火】
◆火の用心・・7つのポイント!
1.寝タバコやタバコの投げ捨てをしない。
2.子どもにマッチやライターで遊ばせない。
3.風の強い時は、たき火はしない。
4.天ぷらを揚げるときは、その場を離れない。
5.家の周りに燃えやすいものを置かない。
6.電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない。
7.ストーブ(冬)には燃えやすい物を近づけない。
◎ 万一火災になったら・・
1.小さな火事でも早く知らせる(火を見たら大人に言いましょう)。
2.消火する場合は、落ち着いて素早く行動し燃えている物をよく見極めて消火する(万一の為に、一般家庭でも消火器を備えるとよい)←維持管理必要
【地震】
◆地震から身を守るために!
1.身を守る(テーブル,机の下に身を隠し頭を保護)
2.すばやく火の始末,ガス機器の器具栓を閉め(消火)、ガス栓(元栓)も閉める。
3.出口の確保
4.火が出たらすぐ始末
5.外に逃げるときはあわてずに(室内ガラスの破片に注意)。
6.せまい路地やがけや川べりに近寄らない。ブロック塀の倒壊に注意。
7.避難は徒歩で持ち物最小限(非常持出品と備蓄品)
8.みんなが協力しあって応急救護
9.正しい情報をつかむ。(ラジオ,消防,警察,自主防災組織などから)
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本日は、園内通信「お知らせ26」「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ26」
◇ 避難訓練について
◇ 家庭教育相談の面談日時について**
「お知らせ27」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内“魔法の板 カプラであそぼう!”
2012.05.30

<ジャクリーヌ・デュ・プレ Jacqueline du Pré> 1989年イギリス作出
4月後半より咲いていますが、無農薬なのでつぼみの頃からすぐに虫たちに食べられてしまう純白のバラ、ジャクリーヌ・デュ・プレ。セミダブルの花びらに真っ赤なしべが引き立ちます。
私の大好きなチェリスト“ジャクリーヌ・デュ・プレ”の名前がつけられたこのバラは、やはりどこかスパイシーで個性的な香りを持っています。
たくさん咲いたら花瓶に飾りジャクリーヌのドヴォルザーク チェロ協奏曲を聴こうと思いつつも、なかなか飾るほどには咲きません。
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『自然の中で/外あそびの日』
今日は朝から全園児が外あそびを楽しむ日。幸い、ほどよい晴天でとても過ごしやすく快適な日でした。
緑が鮮やかな5月後半になりましたが、ちょうどこの頃はクロオオアリが動き出す様子が園内のあちこちで観察でき、女王アリが空中で結婚飛行をするロマンチックな季節(アリ達にとって^^)でもあります。
昨日も、石段の隙間から羽をつけたクロオオアリの働きアリたちが、たくさん飛び出している様子を子どもたちと観ていたところでした。そして何と今日の外あそびでは、年長Kくんが早速働きアリと女王アリ!を見つけ、虫かごに入れて観察していました。
私も科学のアルバム「アリの世界」の本を持ち出し、クロオオアリの習性について写真をみながら一緒に確かめました。虫かごの中の女王アリはやはりひときわ体が大きく、手には黄色い花粉がたくさんついていました。クロオオアリの動きを納得がいくまでながめたKくんが、アリを手にとって虫かごから出してあげるとすぐに、すっと空高くに飛んで行きました。最後の一匹はなかなか飛び立たず、いつまでもKくんの手の中を歩き回る様子をみて、「このアリはぼくのことが好きなのかな?」と言いながら愛おしそうに見ている優しいKくんでした。
今の季節ならではのお山の自然の中の一コマでしたが、今日お庭で遊んでいた子ども達にとっては他にいくつも楽しい発見があったことと思います。
下の画像は、先日、花びらに止まっていたキマダラカミキリのメス。いよいよ夏の昆虫カミキリムシの姿が見られるようになりました。このカミキリムシの幼虫の頃は、クヌギ、クリなどを食べて育つようです。つがいでオスと一緒にいましたが、オスは一回り大きなサイズ。本来夜行性で樹液に集まるようなので、はちみつを水で溶いてコットンに浸して与えてみると早速に近づいて食べていました。メスは花びらについた水分を飲み、また花びらもかじって食べていました。名前のごとく、体は美しい黄色にまだら模様です。
<キマダラカミキリ ♀>

じっと緑を眺めているだけでも美しい季節、またいろいろな生き物が姿を現してくれる楽しい季節でもあります。
今日は、木馬の辺り一面にクスノキの花がカーペットを敷いたようにきれいに落ちているのがとても印象的で、年長AちゃんKくん達と枝先の花を見上げるひとときもありました。
自然が見せてくれる表情の変化に気づきながら、これから暫くの好季節を是非謳歌したいものです。
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本日は、園内通信「お知らせ24」「お知らせ25」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ24」
◇ 父親参観のご案内
「お知らせ25」
◇ 家庭教育相談について
◇ 体操服の使用について
◇ 夏スモックについて
◇ 園児関連
◇ 「お誕生ありがとう運動」について
2012.05.17

<カンサイタンポポ(関西蒲公英)> キク科 日本原産
学名 Taraxacum japonicum Koidz.

タンポポには、昔から日本にある日本タンポポと外国からやってきたセイヨウタンポポの二種類があります。5月になってもお山の中に見られるタンポポは、いま、たくさん綿帽子をつけています。
西洋タンポポは、自然の少なくなった道ばたや駐車場の隅などに生えてとても強く一年中発芽します。日本タンポポは、田畑や雑木林など昔からの環境が保たれている場所にしか見られなくなりました。
日本タンポポの中にはエゾタンポポ、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタンポポ、シロバナタンポポなどいろいろあり、日本全国の地域、季節によって違った種類が見られます。また古典園芸植物の一つとして、浮世絵などの中にも登場しています。
4月~5月の新学期はじめの頃、子どもたちの送り迎えルート上の白川通り歩道ではたくさんタンポポの開花が見られました。いつか確かめてみるとやはりそれはセイヨウタンポポでした。
人によって日本に持ち込まれたセイヨウタンポポは、花の下にある総苞片(そうほうへん/ガクの部分)が反り返っているのでひと目でわかりますが、お山の中にある上の写真のタンポポは総苞片が反り返らず上向きに花に沿っています。これが従来からの日本タンポポの特徴です。勿論、セイヨウタンポポもお山の中には見られます。
花の下の総苞片が反り返っていればセイヨウタンポポ、反り返っていなければ日本タンポポの種類というわけです。
風のある日、白い綿帽子の種子が空高くへ飛んでいきます。お山の中に咲く日本タンポポの花が、この先いつまでも咲いてくれますように。
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本日は、園内通信「お知らせ18」をお出ししました。
内容は、
◇ 春の親子遠足記念写真について
◇ 「お誕生ありがとう運動」について
2012.05.09

<オオデマリ(大手毬)> スイカズラ科 原産地 日本
学名 Viburnum plicatum var. plicatum
別名 手鞠花(てまりばな)

お山を登る途中、「あらっ もう紫陽花?」かと思うようなボール状の花が見上げる高さで咲いています。
春のはじめに咲くユキヤナギ,コデマリはよく知られていますが、これはヤブテマリの変種で高さ3mほどはありそうな低木オオデマリの花。ただ今満開です。
別名手鞠花とも言うようにまんまるの白い花がとても愛らしく、近づいてみると花の中で戯れていたのはアオハナムグリ。
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[お山のいま/自然]
サクラの花後、赤い実が日に日におおきくふくらんで落ちてくる季節。登園した子どもたちの手には赤い実がにぎられています。
日中のお庭あそびではダンゴムシが大人気で、虫かごを借りに来る子どもたちも多くなりました。年中、年長さんが小さい年少ぐみさんに虫かごの使い方をとても優しく教えてあげる微笑ましいシーンが見られます。
お山にある樹木からは、落ち葉や実が一年を通して驚くほどどっさりと落ちてきます。
今年は常緑樹クスノキやヒマラヤスギの春落葉が例年よりも多く、朝から園内の通路はクスノキの黄色い落ち葉で覆われてしまいます。思わず“クスの葉の小径”と名付けようかしら、と思うほどの量です。
ここはお山の中。落ち葉が美しくあるため、また雨にぬれてすべりやすくなる前に熊手やほうきで落ち葉集めや溝の落ち葉掃除は欠かせません。
そして子どもたちの虫かごの中にも、ダンゴムシにあげる「ごはん」として、クスノキの葉がぎゅうぎゅうに詰められているのがとても微笑ましいです。
「ダンゴムシはきれいな葉じゃなくて枯れ葉をたべるんだよ」
「それとコンクリートもかじってたべるしね」
と、手の平にもいっぱいのダンゴムシが入っています。
葉を食べるいろいろな色の幼虫を観察したり、カナブン,コメツキムシなどの生き物も姿を見せてくれます。
体調不良でお休みされるお子さんも少なく、梅雨までの爽やかな気候の中外あそびを思いっきり満喫しています。
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本日は、園内通信「お知らせ17」をお出ししました。
内容は、
◇ 京都三大祭り休園について
◇ PHP図書のご案内
2012.04.23

<PALACE> Poulsen Rose ポールセンローズ 作出国 デンマーク
3月にいただいたポールセンローズのバラ“パレス”。
バラは陽当たりが何より大切な植物ですが、インドアローズと言って室内で育てることを前提にしたバラがあることを今回はじめて知りました。
庭のバラはまだ小さなつぼみがついているくらいですが、このパレスは鮮やかな発色のオレンジ色の花を、次から次に咲かせてくれています。
感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ12」「お知らせ13」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ12」
◇ 家庭訪問について
「お知らせ13」
◇ 園児の健康について
・紫外線対策として
・手洗い、うがいについて
・発熱について