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2011.06.17

6月17日(金) / アナベル・これはだあれ?(夏の昆虫)・園内通信


      <アナベル>  ユキノシタ科    原産地 アメリカ   別名 スノーボール
                 学名 Hydrangea arborescens cv. Annabelle.              
                
とてもファンが多い紫陽花アナベル。梅雨の季節の日陰を爽やかに華やかに演出してくれる素敵な雰囲気を持っています。

紫陽花はもともと日本の野山に自生していた日本原産の花ですが、日本の風習、美術工芸などとともに医学・動植物学を学んでいたシーボルトによって海外へ渡り今あるセイヨウアジサイが産みだされる元になりました。でもこのアナベルは、北アメリカ原産の紫陽花でどこか特別の雰囲気を持っているように思えます。過日、園長室にいただいたものですが、薄いグリーンやホワイトの色調が何とも言えない優しいムードで辺りを包んでくれています。
感謝。
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「これはだあれ?」
1学期生活発表会に向けてのお遊戯練習の音が各園舎から聞こえてくるこの頃、子ども達は梅雨の晴れ間をぬっては初夏にお目見えする昆虫や草花に触れながらお庭で元気に走りまわっています。
つい先日、年中児Kちゃん年長児Nちゃん達と虫かご片手にお庭めぐりをしていました。木々の中をクロアゲハやゴマダラチョウやキチョウが飛んでいたり、カマキリの赤ちゃんを順に手にのせて再び葉の上に戻してあげながら生き物の観察をしていた場所に生息していたのがこの昆虫です。この種類には、ごく数ミリの小さなものから1.5㎝~3㎝ほどある大きなものまで多くの種類が存在します。
 
   これはおそらくお父さん        あっ、小さなこどももやってきました!
 
   お父さんの腕をくぐったり。。。          背中にのってみたり。。。
 
     お母さんも揃いました              みんな一緒だね!

園内のある植物の中に棲んでいるのですが、とても動きがゆっくりでながめていると癒されるようなムードを持っています。これはkentetsu先生が発見したものを撮影したのですが(上の写真)、お庭の同じ葉の中を観ると別の種類のもの(下の写真)も生息しているのを子ども達と見つけました。
 
 こんどはブラックあんどホワイト。。           前から撮すと。。
 
 葉の茎に口吻をさして水分を吸っているようです  草の上がとても好き!

さあ、一体この昆虫はだれでしょうか。
答えは、ゾウムシでした。

よく見かけるゾウのような丸い背中をしたバラゾウムシなどの種類とは違って、今年初めて見た二種類の大型のゾウムシでした。
上の白っぽいのが『シロコブゾウムシ』。オスで約1.5㎝ほどありました。
次に、子ども達とシロクロゾウムシと呼びながら観察していた下の写真が実は『オジロアシナガゾウムシ』という長い名前がついていました。体長約1㎝。

ゾウムシは成虫になると葉,樹皮,樹液などを食べに集まります。お母さんゾウムシはするどい口吻の先でクリやドングリに穴をあけて卵を産みます。夏が来て成虫になったゾウムシ達が、こうしてみんなの前に姿を見せてくれました。

これからも、夏ならではの昆虫がいろいろ見つけられることでしょう。子ども達はポケット図鑑片手に「きょうはこれを見つけよう!」と気合いを入れて駆けていきますが、案外そんな思いが通じてまさにその昆虫が姿を見せてくれることもあります。また想像もしなかった昆虫を目にすることもあります。
毎日新たな発見がきっと待っている、そんな子ども達のワクワク感を受けとめるようにお山の緑がキラキラ光っています。
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本日は、園内通信「お知らせ28」「お知らせ29」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ28」
◇ 昨日の内科診断の総括ほか
「お知らせ29」
◇ 今月末お帳面のお預かりについて
◇ 園児名簿について
◇ 幼稚園総合補償制度について
◇ NPO法人 誕生日ありがとう運動について
◇ お忘れ物のお知らせ

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