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2012.05.09

5月9日(水) / オオデマリ・お山のいま・園内通信


         <オオデマリ(大手毬)>    スイカズラ科    原産地 日本 
                             学名  Viburnum plicatum var. plicatum
                             別名  手鞠花(てまりばな)

 

お山を登る途中、「あらっ もう紫陽花?」かと思うようなボール状の花が見上げる高さで咲いています。
春のはじめに咲くユキヤナギ,コデマリはよく知られていますが、これはヤブテマリの変種で高さ3mほどはありそうな低木オオデマリの花。ただ今満開です。
別名手鞠花とも言うようにまんまるの白い花がとても愛らしく、近づいてみると花の中で戯れていたのはアオハナムグリ。
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[お山のいま/自然]
サクラの花後、赤い実が日に日におおきくふくらんで落ちてくる季節。登園した子どもたちの手には赤い実がにぎられています。
日中のお庭あそびではダンゴムシが大人気で、虫かごを借りに来る子どもたちも多くなりました。年中、年長さんが小さい年少ぐみさんに虫かごの使い方をとても優しく教えてあげる微笑ましいシーンが見られます。

お山にある樹木からは、落ち葉や実が一年を通して驚くほどどっさりと落ちてきます。
今年は常緑樹クスノキやヒマラヤスギの春落葉が例年よりも多く、朝から園内の通路はクスノキの黄色い落ち葉で覆われてしまいます。思わず“クスの葉の小径”と名付けようかしら、と思うほどの量です。
ここはお山の中。落ち葉が美しくあるため、また雨にぬれてすべりやすくなる前に熊手やほうきで落ち葉集めや溝の落ち葉掃除は欠かせません。
そして子どもたちの虫かごの中にも、ダンゴムシにあげる「ごはん」として、クスノキの葉がぎゅうぎゅうに詰められているのがとても微笑ましいです。
「ダンゴムシはきれいな葉じゃなくて枯れ葉をたべるんだよ」
「それとコンクリートもかじってたべるしね」
と、手の平にもいっぱいのダンゴムシが入っています。

葉を食べるいろいろな色の幼虫を観察したり、カナブン,コメツキムシなどの生き物も姿を見せてくれます。
体調不良でお休みされるお子さんも少なく、梅雨までの爽やかな気候の中外あそびを思いっきり満喫しています。
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本日は、園内通信「お知らせ17」をお出ししました。
内容は、
◇ 京都三大祭り休園について
◇ PHP図書のご案内

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