2016.11.08
11月8日(火) / ひみつの庭の”ママの日”だより・クロッカス植えたよ!~和紙で表現”おいも”(年少)(10,11月中記録)・玉ねぎのしぼり染め(年長)

<柿> カキノキ科 東アジア原産 学名 Diospyros kaki Thunb.
10月末から11月にかけて園内の柿の木が、赤、橙、黄、緑の混色の鮮やかな落ち葉を毎日たくさん落としてきました。その色とりどりの葉を集め、年少のあるクラスが大きな紙にオリジナル柿の木をつくりました。ペタペタと落ち葉を貼っていくと、柿の大木が完成!
昨年は、園内の柿の木に山ほどの実が成った実成り年でしたが、今年は不思議なくらい柿の実ができていません。そこで、子ども達が柿の実をクラスで手作りし、思わず食べたくなるような美味しそうな実がたわわになりました、というわけです。
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ひみつの庭の”ママの日”だより
二学期に入り再スタートしたママの日火曜日はすべて天候が怪しく、スカッと爽やかな晴れ間にはなかなか出会えません。本日もお昼までは曇り空が続き、正午過ぎよりいよいよ雨模様となりました。そんな中にご参集下さいましたお母さま方が活動的に作業に取り組んで下さいました。
さて、本日の10時過ぎ頃より年長児クラスが外遊びに出てきました。足早にひみつの庭にやって来たのはFちゃんとRちゃん。

冬の間も明るい花の色を見せてくれるガーデンシクラメンが手に入りました。ひみつの庭のウッドデッキに置いていると「わたしも植えてみたいの」と二人。早速にスコップと新たな土を移動させます。

「ここがいいわ」とお気に入りの場所を見つけたら早速植えることに。スコップで掘り新しい土を加えて穴を開け、苗を入れてあげます。

Yちゃんも来ました。お花を選んで植える場所を探します。 Rちゃんもビニールポットを外して決めた場所に植えるところです。

室内用シクラメンではなく、寒い冬にもお庭で咲いてくれるガーデンシクラメン。ここ数年でよく見かけるようになりました。 Sちゃんもお花を手に。

ぼくはこの花だよ、とSちゃんも。 そして笑顔のSちゃんの姿も。

どうする? どこにうえる? と相談中。 もう一つ植えましょうと女の子達。

桜の根元は避けて案外土が柔らかいワイヤーフェンスとウッドデッキの間にも植えましょう。

スコップを上手に使うことができます。

手を伸ばして苗を入れてあげています。 近隣の保育園の子ども達もお散歩にこられ、植えているところを見学されています。

ぼくはここにも植えるよ、と大張り切りのSちゃん。植え終わるとお花のラベルも横に埋め込んでくれました。

可愛らしい保育園さんの子ども達。元気にお散歩して下さいね。 次を選んでいるのはSちゃん。

まだまだ植えたい、と作業の流れが面白くなってきた年長児さん達。 お友だちと一緒に作業を続けます。

奥の方には年中児さんが追加のチューリップ球根を植えています。 ママ達と何かお話中です。

ここは上に広がる大木ナナミノキから、ただ今たくさんの落葉が途切れません。

お庭にやってきた女の子達。 継続してお花の苗植えに精を出すSちゃん達。

Yちゃんも白いガーデンシクラメンを手に植えにやってきました。

ピンクのお花はここに植えるよ、いい? 二人で力を合わせます。

Kちゃんもやってきました。ぼくはビニールの外し方も知っているよ、と手慣れた手つきです。お家でお手伝いをしているのかも知れません。

穴を開けたところに手を伸ばし、優しくそっと土のお布団をかけてあげています。

どう、こんな感じでいいかな? 上手に植えたのね、まあ素敵な感じ💗

メキシカンセージの前でママと落ち葉ひろいかな。 年中児Hちゃんもやってきました。

サトザクラの落ち葉がたまっているところです。 何やらジャンケンして決めている様子です。

ムスカリの球根です。植えたい人は好きなところに植えていって下さいね。先がとがった方が上。

モチノキの下の植え込みをいつも手入れして下さるママ。 年少児さんもやってきました。

まだ黙々と作業を続ける根気強い年長児達。集中して取り組み続けられる姿はなかなかのものです。

話し合って、力を合わせて。

Sちゃんが選んだパープル系のガーデンシクラメン。元気に咲き続けてくれますように。

あちこちに散在している落ち葉を集められるママ。 あちらでは年少クラスがコスモス畑で何やらお話中の様子。

細やかな草抜き作業をされるママ。 ママとてみに落ち葉を集めて。

ママとお話中のHちゃん達。 楽し気にお話し中のようです。

フェンスの向こうにおられるママもにこににやかな笑顔。 芝生のベースに小さな植物がはびこっているようです。そのまま芝生が生えにくくなるといけませんし、とママ。

それらを細やかに抜いていかれる作業に頭が下がります。

新たなミニレーキ(ミニ熊手)を調達しました。竹製のミニ熊手は使いやすいですが壊れやすいのが玉にきず。

いよいよ雨が降ってきました。午後からは雨模様でしょう。急いでお疲れ様の記念写真。子ども達もお片付けの鐘が鳴り、お弁当の時間となりました。お天気の怪しい中、本日もご協力下さいまして有難うございました。ひみつの庭を入ったところのツゲのトピアリーが随分のびてしまいました。次回、お天気が良ければ刈り込みバサミを数本使って刈り込み作業もできれば、と思います。
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クロッカス植えたよ!(年少/11/1(火)記録)
過日、年少クラスは園の花壇にチューリップ🌷の球根を植えましたが、11月に入り次はクロッカスを今まで植えたことがない場所に植えました。それは・・・
コンパンの木馬の向かい側の植え込みから固定鉄棒までの間をクラス毎に横並びになって、小さなクロッカスの球根を土の中に入れました。クロッカスは早春3月頃より咲き始めますが、数種類をミックスした早咲きクロッカスなので、早ければ来年の1月終わり頃から咲いてくれるかも知れません。年が明けて雪の下から顔を出してくれたらどんなに素敵でしょうね💕

ぽかぽかおひさまが温かいこの日、朝一番から早咲きクロッカス球根を年少クラスが植えています。固定鉄棒前のちゅーりっぷぐみさん。

柔らかな土を投入後、2~3㎝ほどの小さな球根を土に埋め込んでいきます。とがったほうが上だよ。

ことりぐみ園舎前はことりぐみの子ども達が。今ある塀と柵がなかった約50年くらい前、この場所は一本の細い道だったそうです。その頃の昔の園児達は、スコップでこの土手を掘っていく遊びを楽しんでいたそうで、先代一郎先生は「ここの通路は昔の園児達がつくってくれたようなものなんだ」と仰っていたのを思い出します。いよいよこれ以上掘ると土手が崩れてくるから大変と土留めを施し、上に柵を取り付けて中はサツキ畑にしたそうです。そしてもう10年以上前のことですが、私がある時に乗ったタクシーの運転手さんが、偶然にもこの頃の北白川幼稚園の園児さんだったのです。運転手さんが自ら懐かしそうにお話をされるのは、遊びの中でもっとも楽しかったのは、「土手を掘っていくことと森に入ってあそぶことでしたよ」と懐かしそうに遠い目をして仰ったことがありました。一郎先生のお話を実証するような偶然の出来事に驚きましたが、子ども達は遊びを作りだす天才なので、園内から森の中にかけて、ワクワクしながら子ども達が遊びを展開していけるよう願います。

このくらい穴を開けたらいいかな? 春になってここに咲いてくれたらうれしいね。

どうですか、植えられましたか。 球根を入れてあげたら上から土のおふとんをかけてあげましょう。

一人2個ずつほど手早く植えることができました。 あとからお水をそっとあげましょうね。

早咲きクロッカスの品種“アードシェンク”“ドロシー”“ロマンス”をミックスして取り混ぜ植えた朝のひと時でした。
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和紙で表現した”おいも”(年少/10月中記録・(20日絵具で蔓を描く),21日和紙でおいも作り,24日コンテで土を描く)
少し以前の記録写真です。時間の都合により1クラスのみ訪問が叶いました。こちらは年少ちゅーりっぷクラス(10/21)。

はさみを使う作業が始まっています。数種類の色違いの和紙を前に、ほぼお芋の形を描いたラインに沿って切る作業中。

どちらからハサミを入れると切りやすいかを考えながら進めています。

園ではさみを使いだして約半年くらいでしょうか。ゆっくりと急がずに集中しています。

机の上ではスペースが足りない場合は、このようにフロアに画板を置いた上に画用紙を置いて作業することもあります。利き手によっては左手用はさみを使います。そしてクルクルクルとまるめて・・・、そして

広げてみると、凹凸がなかなかいい感じのお芋ができあがります😊

はさみで切れたらクルクルクル、ゆっくり広げてから次は裏にのりを手でつけていきます。

ほら、こんな感じだよ。 こちらは紫色のお芋さんです。

小さな手にのりをたっぷりとのせて和紙に塗っていきます。一つ一つ丁寧な手作業中はまわりがし~んと静まり返っています。

まだまだ、のりを丁寧に塗っています。

あかいお芋、切れたよ。さあ、ぼくはどこにお芋を貼ろうかな? よし、ここだ。 予めお芋のツルを絵具で描いていた上にのせています。

ゆっくり和紙を広げていくとお芋のイメージによく似たシワが入るのが楽しいところ。

ほら、たくさんのお芋を切ることができましたね。端っこが少しばかりギザギサでも気にしない!

丸めた和紙をゆっくり広げてから・・・ のりを丁寧に塗っています。

紫色のお芋の中に、のりのお芋がたくさんできていますね😊 そして裏返してお芋をペタリ、で出来上がり!
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〔壁面展示おいも〕
和紙のお芋づくりの後に、コンテを使ってお芋と蔓を取り巻く土を描き込みました。ことり、ちゅーりっぷ、たんぽぽぐみ3クラスの作品ご紹介です(一部のみ掲載です)。


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玉ねぎのしぼり染め(年長)(昨日11月7日(月)記録)
こちらはただ今お買いものごっこに向けて製作中の品の一つ、ちぎり紙のサツマイモをご紹介します。美味しそうなお芋が並べ模様のように並びます。

さて、今年の年長児の色染め体験は、ご家庭からお持たせいただき集まった玉ねぎの皮を使い、真っ白の日本手ぬぐいに染めることにしました。染める前段階として、輪ゴムで布を数カ所縛り、次に色染めをする絞り染めにチャレンジしました。

各グループごとに楽しくお話しながら布の下から指を入れて、先を輪ゴムでクルクルと幾重にも巻きながら留めていきます。

結構難しく、且つ根気のいる作業ですが、子ども達は静かに集中して取り組んでいます。

どんな柄になるのかなあ? いくつゴムを巻いていこうかなあ、と思案しながら進めています。

だんだん要領を得てくると手がスムーズに動いてきます。

右手に輪ゴムをつけて。

1、2、3、4つと、輪ゴムの絞りが増えていきます。布の真ん中を巻いたり端っこを巻いたり、子ども達のアイデア次第で自由です。

左手で持ち右手でくるくると巻いています。女の子は髪をゴムで束ねるのに幾分慣れているかも知れません。

こちらは布の形が変わるほどたくさん絞りを作っています。

約10箇所は絞ってあるようです。

細かな手作業はなかなかのもの。指先を駆使し布を輪ゴムでくくっていく体験は珍しいことかも知れません。

緩めにくくるとどうなるか? 強くくくるとどうなるか? すべてがやってみてからのお楽しみです。

一カ所に集中してとても細かく絞りを作っているのはIちゃん。たくさんくくるとお花の形のようになるかな?と染め上がった時を想いながら息を詰めて集中している姿があります。

たくさんの輪ゴムの絞りがなされた布です。

こちらもお買い物ごっこに向けての品の一つ。マツボックリで作ったお人形。とても可愛い💗
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玉ねぎのしぼり染め11/7(月)昨日の体験

昨日は10時過ぎよりいよいよ玉ねぎ染めを行いました。

こんなにたくさん集まった玉ねぎの皮です。皆さまご協力を有難うございました。近くのスーパーにお願いしていただこうかなどと話し合っていましたが、ご家庭のご協力なくては叶わないことでした。

各クラスごとに、コンロにお鍋をのせて火を使う作業上の注意点を確認しています。

それでは始めましょう。お鍋の中にたっぷり皮を投入します。こぼれたら拾います。

できたよ。 次にお水を入れてきてお鍋の中ほどまで入れます。

お水もみんなで順番に入れています。グループでお話をしながら決めています。

まだお水がいるわ、ともう一杯入れています。

お水を洗面所から運ぶときにこぼれてしまいました。「そういう時はどうするのかな?」と先生の声。自ら雑巾だ、ティッシュだと持ってきて三人で拭き上げているところです。 点火した後は蓋をすると早く湯立ってきます。もう少しかな。

ぐつぐつと煮立つまでの間、鉛筆と紙を持ってきたのはHくん。玉ねぎ染めの順序のレシピをメモするのだそうです。

その後、みんなが紙にレシピや絵入りのレシピを書き込んでいる様子です。

玉ねぎのよい香りが漂い、まるでレストランの厨房にいるような香りがしています。ぐつぐつぐつ、とおよそ20分ほど煮立たせます。

玉ねぎの皮を煮ているところは子ども達にとっても珍しいでしょう。 もう少しかな。

ちょっと開けてみると・・・、湯気がフワッと立ち込めてよい香りが辺りに漂いました。

美味しいスープができそうだね。もう少しの我慢ですよ。

さあ、こちらはまたまたマツボックリのお人形。子ども達と同じニコニコ笑顔😊

さて、お鍋の中は濃く出した紅茶のような色になりました。それでは玉ねぎの皮を網で取り出していきます。お友だちと協力しながら作業が進みます。

こちらのグループはじゃんけんで順番を決めて手分けして皮を取りだします。 次はぼくが持ってるから、とTちゃん。

上手ね。熱いからゆっくり気をつけてね。 次々と皮を取り出す作業が進んでいます。

すっかり皮がボウルに入ったら、次はお待ちかねの絞り染めです。順番にそっと布をお鍋に入れましょう。みんなはお鍋をを注目しています。

一人ずつの輪ゴムで縛った布を入れながら、白い布が色づいていく様子を確認しています。

オレンジ系のきれいなブラウンです。

昨年は白タオルでビワの葉染めを体験しましたが、今年は日本てぬぐいなのでお鍋にゆとりがあります。網であちこちを漬け込むように押さえています。

こちらのグループもそれぞれの布をいれています。 どんなになるのかなあ~。

全部液につけてあげようね。ほうら、きれいな色が染まってきたね。 お鍋の中をときどき確かめています。

ぐつぐつとお鍋で布を煮ている間に、みんなで玉ねぎ染めを俳句で表現してみましょう。手を挙げた人が即興で俳句をつくって発表し、先生が紙に書き留めます。
『おなべには たまねぎいれて つるっつる Kたろう』
『たまねぎは どんないろに なるのかな Sわ』

『おなべに ひがついたら ぽっかぽか Sう』 などなど、たくさんの発表が両クラスともありました。全ては紹介ができず残念なほどです。

はい。私も俳句ができました、とCちゃん! 体験、感性を輝かせて自分の表現ができることはとても大切です。俳句にしても、絵画や歌にしても。

こちらはダンボールの荷造り梱包に入っていた中質紙のような紙、そしてコピーペーパーで玉ねぎの皮のしぼり汁をつけてみたものです。

なかなか素敵な色合いに染まる楽しみが続きます。色染めはとても楽しいものです。

こちらは放課後のクラス。各クラス四つずつのお鍋の中に色染めをした布が浸かっています。玉ねぎの皮は乾燥させるとまた他の作業に使えそうにも思えます。

ほぼ液が冷めたところに色止めとしてミョウバン液を入れたところです。カレーのターメリックのような鮮やかな色になりそうですね。

子ども達の手がつくったマツボックリのお人形。クラスにはずらりと並んで微笑ましい限りです。また今回の絞り染め体験により頭に浮かんできた俳句、そしてその後に宙を見るような眼差しでSちゃんがお帰りの時に即興でつくり聞かせてくれた素敵な俳句をご紹介します。
『*ほととぎす みずたまもようの むらさきだ』
*ホトトギスとは今は残り少なくなりましたが園長室の外に咲いているお茶花の名前です。鳥のホトトギスのお腹の柄のように水玉模様を持ち、鮮やかな紫色をしています。そんな花の様子を横目に、前を通りがかった折りにふと俳句を詠んだのには私も驚き感激しました。子ども達の感性がますます伸びやかに育ちますよう祈ります。
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