« | »

2013.04.19

4月19日(金) / もう一度サクラ(里桜「関山と福禄寿」)・お庭の時計交換完了・プレートランチをごちそうさま!・園内通信

   植物園にて 「関山」
DSC_0982
       <関山(かんざん)>  バラ科サクラ属
                      学名 Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama
DSC_0981-20130418 DSC_1001-20130418
日本原産の桜。桜と言えば明治の頃までは山桜を指しましたが、現在では4月初旬の入学シーズンに咲くソメイヨシノを皆さんイメージします。気象庁の桜前線、桜の開花宣言なども今ではソメイヨシノを基準にしています。
このお山の中でも、3月後半から4月上旬まで咲いていたソメイヨシノでしたが、桜にはこのように4月最初に咲く桜と4月半ばのちょうど今頃に咲きはじめるたくさんの種類の里桜(サトザクラ)があります(秋から冬にかけて咲く桜もありますが)。里桜の楽しめる時期は今現在から5月上旬頃までになります。
お山の中にも実は数本の里桜がありまして、一つは現在第3園舎からそのまま石段を下りて山の学校離れの敷地内にある里桜「妹背(いもせ)」が現在ほぼ満開近く咲いています。妹背は平野神社に原木があります。
今朝登園時に、園児が落ちていたこの八重の桜を一つ大事そうに手にして到着しました。近くを通られた方は、八重桜が石段に落ちていたら上をご覧になって下さい。

さて、今回はじめにご紹介する里桜は、以前から私自身が大好きな「関山(かんざん)」(上写真)です。
お湯を注ぐと美しく八重咲きの花びらが広がる桜湯はご存じと思います。桜湯用の「桜漬け」は実はこの関山が使用されています。
4月中旬から5月上旬に咲き、花は深い桜色の八重咲き大輪種。花びらは20~50枚近くもあり、花期が長いためゆっくり楽しめます。
堀川丸太町辺りの堀川通り沿いを南北に、八重咲き里桜並木が最高に美しい時に出会われることがあるでしょう。きっと今頃は満開かも知れません。
先日、遠足の下見に植物園に行った折、北門近くの噴水の南側にある植物展示場前に関山が2本、見事に満開を迎えていました。思わず枝の下に立って上を見上げてみましたが、遠足の頃にもまだ見られると思います。
----------
   植物園にて 「福禄寿」
DSC_0934
       <福禄寿(フクロクジュ)>  バラ科サクラ属
                          学名 Prunus lannesiana cv.Contorta
DSC_0928-20130418 DSC_0933-20130418
次は、里桜「福禄寿(ふくろくじゅ)」のご紹介です。
数年前に、植物園の観覧温室の北に広がるしだれ桜エリアを西へ歩いた時、大勢の人がカメラを向けている満開の美しい桜に出会いました。その愛らしさに感動して以来、大好きになった里桜の一つです。
関山と同じく八重咲き大輪花びらは20枚ほど、花びら中央は白く外側にいくほど濃いピンク色のフリル状の縁取りが波打って、ねじれる様に開花することから学名にContorta(ねじれの意)とつけられています。
こちらもただ今植物園では満開に咲いていますので、是非ご覧いただきたい品種です。

以上、上にご紹介した二品種は、いずれも連休明けに造成工事を再開する園の奥“ひみつの庭”に植樹する予定です(福禄寿は昨年度の卒園記念樹として卒園児保護者の方々が園に贈って下さいました)。
現在お庭の隅に仮植えしている「関山」「福禄寿」ともまだわずか10歳ほどの幼木ですが、現在満開に花をつけていますのでまたご覧下さい。桜はこの他に二品種をひみつの庭に植樹する計画です。
----------
<園庭の時計が新しくなりました!>
昨年度末頃より、業者さんに何度調整していただいても時刻が少しずつ遅れてしまう大型の時計。いよいよ次の世代の時計にバトンタッチすることになりました。
平成2年度の卒園記念品として寄贈されたものでしたので、20年以上の長きに渡り、お山の空高くで時を刻んでくれたことになります。
今回は、以前のものとイメージが変わらないように、同じくSEIKO製の電波時計を取り付けていただきました。これから来る数十年の間、時刻が狂うこともなく、登園した子ども達(時計を見て時刻をちゃんと確認する子もいます)や外あそびの途中にも見られる上、お帰りの出発時刻を確認するときにも安心して見上げることができるようになりました。
DSC_1029-20130418
 いつもお世話になるフレーベル館の本園担当Kさん。専門の時計屋さんと取り付けて下さいました。感謝。
DSC_1030-20130418 DSC_1032-20130418
----------
<おいしいプレートランチをごちそうさま・・・!>
下の写真は先日の年少児外あそびの時のシーン。
ジャングルジム横で数名の年少児男の子がお料理づくりに励んでいました。メインで忙しそうにお店を切り盛りしていたのはRくん。あまりにいそいそと、でもとても楽しそうに仕事をしていたので大変微笑ましく、思わずそっとお邪魔したのでした。
DSC03732-20130419DSC03733-20130419
 おいしいごはん いっぱいつくりますよ~         こうして、こうして・・・      
DSC03728-20130419DSC03730-20130419
  はい、できましたよ~。はい、たべて。         ぼくも、いただきます~

突然お客さんになった私の前に、つぎつぎに美味しいメニューを展開してくれて、都度「どう、おいしい?」と顔を見てたずねてくれるので、今までの人生でまずこのようなことはなかった私は本当に幸せな気持ちになりました。
実際に現代は、一般男性でもお料理を楽しんでつくる方が増えているようです。男の子もお母さんと一緒にキッチンに立ち、ジャガイモを洗ったり皮をむいたり、またお父さまでもカレーを上手く作って家族に喜んでもらわれることなどがあると聞きます。
お弁当がスタートして以来、子ども達から「お腹がすいた~」とは確かにあまり聞かなくなりました。そしてもうすぐ食べられるお弁当の時間を楽しみに美味しいお料理づくりをお庭で楽しんでいるようでした。
私がとても嬉しく、きっととても美味しそうにいただいていたからでしょうか(勿論食べる仕草のみですが)、Rくんの小さな手が思わずスィッとお汁入りの小さな器を自分のお口に持っていきそうになったので、慌ててその手を押さえたのでした。
きっとご家庭では、食後にお母さまがお父さまに淹れてあげられるのでしょう。プレートランチを食べ終えた私に、「はいっ、コーシー(珈琲)」と差し出してくれたので、先日入園した年少児とは到底思えずに感心してしまいました。そして「ご馳走様でした」と心から申し上げた次第でした。感謝。

いよいよ花壇のチューリップも満開に咲いています。昨年秋深まった頃に先生たちと球根をたくさん植えたのですが、今年も色とりどりに咲いてくれました。
花壇前のたんぽぽぐみの女の子Kちゃんが、そっと手でチューリップを押さえて花びらの中がどのようになっているかを上からのぞいて観察しているのを見かけました。以前に卒園したお姉さんのFちゃんも植物が大好きでしたので、きっと好奇心に溢れているのでしょう。
DSC_1024-20130418
----------
本日は、園内通信「お知らせ13」をお出ししました。
〔昨日は「お知らせ9~お知らせ12」をお出ししました〕
内容は、
◇ 電話連絡テストの結果
◇ 園児の健康管理に関して
◇ ひねもす教室(年長児)・課外教室お申込み状況について

Similar Posts: