最新情報

2017年7月10日イベント
7,8月イベントのご案内〜「調査研究発表会」や「オセロ教室」も!
2017年6月29日講習会
2017中高生夏期講習会(8月)のお知らせ
2017年6月27日ごあいさつ
そうだ、ラテン語やろう!――今なぜラテン語なのか
2017年6月26日クラス
9月からの『ギリシャ語』『ラテン語』クラス会員募集中
2017年5月30日会員の声
Essays in Experimental Logic (1916) John Dewey(1859-1952)「実験論理学論考 ジョン・デューイ」を読み終えて

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7,8月イベントのご案内〜「調査研究発表会」や「オセロ教室」も!

2017年7月~8月のイベントをご案内致します。会員に限らずどなたもご参加頂けます(いずれも無料です。)。
定員がございますので必ずお申し込み下さい(※)。
※申し込み後のキャンセルも必ずご連絡下さい。
※事前にお申し込みの無い方、また、対象外の方は、当日お越しになってもご参加頂けません。

 

山の学校ゼミ『調査研究』発表会
「ポストモダンとライトノベル」
8/25(金)16:00〜18:00

会場:山の学校教室
発表者:受講生 O.A.さん
担当講師:浅野直樹

概要:山の学校ゼミ『調査研究』の受講生が、これまでの調査研究の成果を発表します。
また、会の後半には質疑応答の時間もございます。表題のテーマに関心をお持ちの方は、どなたも奮ってご参加下さい。(要申込み・無料)

オセロ教室
8/20(日)9:30~11:30

対象:小学3年〜中学生
場所:山の学校教室(参加多数の場合第三園舎)
講師:中森弘樹
定員:先着20名

★ 講師自己紹介
オセロ六段、2007,2010,2011年度オセロ近畿・北陸名人。関西選手権2015優勝。京都大学日本学術振興会特別研究員(PD)。

みんな一度はやったことがあるオセロ。
このオセロ、だれでも手軽にできるゲームですが、
「覚えるのは一分、マスターするには一生」
ともいわれていて、じつはとっても奥の深いゲームだったりもします。 この講座では、オセロで勝つためのコツを分かりやすく解説します。もちろん、今回お話するコツをマスターするだけで、まわりの家族や友達にはぜったいに勝てるようになりますよ!というわけで、みんなで楽しくオセロを学びたいという人も、一人でこっそりオセロを強くなりたいという人も、ぜひ気軽にオセロの話を聞きに来てくださいね。

 

英語特講
 7/10(月)18:40~20:00
 8/21(月)18:40~20:00

対象:中学・高校生
場所:山の学校教室
担当:山下あや
*それぞれの生徒に応じた問題を用意し、時間内でひたすら問題を解き続けてもらいます。それぞれの答案の採点をその場でしながらコメントしていきます。
*事前にお申し込み下さい。

●何でも勉強相談会
 7/24(月)18:30~21:30
 8/28(月)18:30~21:30

対象:中学・高校生
場所:山の学校教室
担当:浅野直樹・山下あや
*講師が勉強や進路の相談などを幅広く受け付けます。事前にお申し込み下さい。

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2017中高生夏期講習会(8月)のお知らせ

下記の要領で、中高生対象、夏期講習会を実施致します。
どの科目も、受講生のニーズに合わせた指導、基礎固めに重点を置いております。
各科目、定員5名ですのでどうぞお早めにお申込み下さい。

【日程】(全8日間)
・8/8(火)9(水)10(木)11(金)
8/22(火)23(水)24(木)25(金)

【時間割り/担当講師】

  18:10~19:10 19:20~20:20 20:30~21:30
中学1〜2年 数学(吉川) 英語(吉川) −自習時間(任意)−
中学3年 数学(浅野) −自習時間(任意)− 英語(吉川)
高校生 −自習時間(任意)− 英語(浅野) 数学(浅野)

【費用】1科目(全8回分)…24,000円(※)  

「学年」「氏名」「電話番号」、「受講希望科目」
を明記の上、FAX、E-mailまたはお電話でお申し込み下さい。

費用をお納めいただいた時にお申し込みが完了いたします。
下記記口座いずれかにお振り込み下さい。

(※もし上記日程中、ご都合が悪く来られない日が判明している場合は、お申込み時にお知らせ下されば、日割り分の授業料とさせて頂きます。)

● 京都中央信用金庫 銀閣寺支店
 普通 2217927
 名義:学校法人北白川学園 
    理事長山下太郎

● ゆうちょ銀行00990-0-207268
 加入者名:学校法人北白川学園

 
                      
            

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そうだ、ラテン語やろう!――今なぜラテン語なのか

山びこ通信2017年度春学期号(2017.06.27発行)より、巻頭文をご紹介します。

そうだ、ラテン語やろう!――今なぜラテン語なのか

山の学校代表 山下太郎

 私はこのたび縁あってラテン語の作品(キケローの「スキーピオーの夢」)の注釈書を書きました1 。専門書ではなく、初学者向けの独習書です。「ラテン語講習会」 2 の教材を元にしたもので、初級文法を終えた人を念頭に置いた丁寧な解説を心がけています。原文の一字一句すべての単語に文法的説明を施し、文脈に即した訳語と逐語訳を添えました。以下、この本を書いたねらいと、なぜ今ラテン語か?ということについて、思うところを述べます。
 「ラテン語」と聞くと、「難しい」というイメージをもつ人が多いようです。英語が苦手な人にとって、英米人が「苦手」と告白するラテン語は、きっと英語の何倍も難しいのだろうと想像するのは自然なことです。しかし、それぞれの言語をまったくのゼロからスタートした場合、ラテン語の発音は基本的にローマ字読みでよいので、英語よりもとっつきやすいのは事実です。
 一方、英語に比べて文法が複雑で覚えるのが大変、というお声もちょうだいします。たしかに暗記すべき項目は圧倒的に多くありますが、文法そのものは想像以上に規則的です。問題はこの文法との付き合い方です。実際に大学の授業でラテン語を受講したものの、途中で挫折した人は少なくないと思います。挫折しやすいタイプの人は生真面目な人が多いという印象です。週一回の授業ですと、毎回暗記しないといけない事柄がたくさん出てきます。先生によっては、前回の範囲について確認テストをされる場合もあり、その対策に気分が滅入ることもあるでしょう。
 私が「ラテン語講習会」でお伝えしているアドバイスは、「暗記しない」、「覚えない」というものです。その代わり「調べる」ことはしましょう、と。変化表を暗記することはラテン語学習の王道であり、そのメリットを否定するものではありません。ラテン語は語尾が激しく変化しますが、変化表が頭に入っていると瞬時にその形が何かがわかります。一方、それを覚えていない場合、いちいち教科書の該当箇所を調べる必要があるので、時間が余分にかかります。ラテン語の速読速解を目指すなら暗記は不可欠ですが、意味を確かめながらゆっくり読めればよいという場合、無理に暗記をする必要はありません。それで挫折しては元も子もないからです。
 幸い私のクラスの受講生は、趣味でラテン語を学ぼうと考える人たちばかりです。一番大事なことは「楽しく続けること」であり、一番避けたいことは「挫折すること」です。もちろん「楽しく」学ぶにはそれなりの努力が必要で、「ラテン語は調べればわかる」と確信できるだけの経験を重ねることが不可欠です。教室でラテン語を学ぶ人は、挫折さえしなければこの経験を得ることができますし、一方、そのチャンスの得られない多くの場合、解答と解説付きの教科書や練習問題3を使えば、この経験を自宅に居ながらにして積むことが可能です。その結果として、文法の教科書のどこにどのようなことが書いてあるか、およその目途がつくようになれば、ひとまず目的達成です。
 こうして文法という地図の使い方がわかれば、いよいよ旅に出ること、すなわち、原典講読に挑戦することができます。ただし、教科書と辞書を用意すれば、すぐに原文の意味がとれるかといえば、話はそう甘くはありません。やはり、初学者には初学者なりのツールが必要です。そこで、私は考えました。原文に出てくるすべての単語の文法的解説と語彙の説明をほどこした教材があればどうだろう、と。そうしてできたのが今回の本というわけです。単語集も逐語訳も、学習に必要なものは全部用意しました。あとは、解説を読みながら、教科書と辞書を使って知識の確認作業を繰り返すだけです。ヒントを見なくても、原文の意味やニュアンスが頭に浮かぶようになれば、その結果、文法も語彙も、覚えるべきものは自然に覚えるでしょう。
 ラテン語は死語なのになぜ学ぶのか、という問いを受けることがよくあります。たしかに「会話する」相手がいない言語ではあります。しかし、ヨーロッパ文明の魂というべきものがラテン語で書かれた文献に宿っています。原典講読を通じ、キケローをはじめとする古典作家の魂と「対話する」ことは可能であり、私はそのためにもラテン語を学ぶ意義はあると考えています。
 私がラテン語の普及に注力するのには、もう一つ別の理由があります。グローバル時代と言われて久しいのですが、欧米の漢文と呼べるラテン語を学べる場所はいまだに限られていて、初学者が手に取って自習できる学習書はなきに等しい状況です。研究書、論文、翻訳といった専門家の不断の努力の結晶を社会が十二分に生かすためにも、基本を学ぶ層が広く厚く存在してほしいと願います。スポーツしかり、音楽しかり。すそ野を広げることの大事さは、ジャンルを問いません。
 とは言え、ラテン語の学習環境について言えば、現状のままで何も痛痒を感じないという人がほとんどだと思います。この事実が示唆する西洋古典学全般への無理解と無関心は、昨今の人文学軽視の風潮とあいまって、学問と教育の危機を招く遠因につながっていると思われます。民主主義にせよ、学問や教育のシステムにせよ、そのルーツがギリシア・ローマの古典精神に遡ることは自明ですが、我が国は「和魂洋才」のスローガンを墨守するあまり、「洋魂」の根っこを問うことを知りません。その結果、耳当たりのよい「改革」のスローガンが繰り返され、研究と教育の現場は無数の介入によってかき乱されているのが現状です。
 「和魂でじゅうぶん」。社会にそうした偏見が満ちるとき、世の中は閉塞感に包まれます。そこに風穴を開け、自由の空気が通うよう窓を開けたいと願うとき、また、学問について、教育について、真善美について考えるとき、人類の英知の宝庫たる西洋古典に無関心を決め込むわけにはいかないでしょう。その考えの賛同者を募るべく、私は「ラテン語講習会」を開いています。日頃幼児教育に取り組む者として、真理と自由が尊重される社会が子どもたちの未来を明るく照らすことを心から願い、その未来の鍵を握るのがラテン語であると信じるからです。そしてその先に、音楽のクラシックがそうであるように、西洋古典──英語ではクラシックス──への親しみと敬愛が日本社会に根付くことを願います。(山下太郎)
————————————————–

1 『ラテン語を読む キケロー「スキーピオーの夢」』、ベレ出版、2017。
2 山の学校の出張授業として、東京、名古屋、京都で定期的に開催(各々月一度)。初級文法のクラスのほか、キケローの『スキーピオーの夢』、『アルキアース弁護』、『カティリーナ弾劾』、ウェルギリウスの『アエネーイス』を読む講読クラスがある。
3 拙著『しっかり学ぶ初級ラテン語』(ベレ出版、2013)、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』(ベレ出版、2015)等。

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9月からの『ギリシャ語』『ラテン語』クラス会員募集中

秋学期(9月)から始まる初級クラスや、新しいテキストを読み始めるクラスのご案内です。この機会に是非ご参加下さい。
その他いずれのクラスについても、随時入会を受け付けております。
また、『ギリシャ語』クラスにつきましては、4月〜6月にかけて新しいテキストを読み始めたクラスが多いですので、ご興味をお持ちの方はお問い合わせ下さい。
語学クラス一覧

『ラテン語初級文法』 クラス 水曜 20:10〜21:30 講師:山下大吾

テキストの最初からスタートします。
テキスト:『ラテン語初歩(改訂版)』岩波書店

『ラテン語初級』クラス 木曜 20:10〜21:30 講師:広川直幸

テキストの最初からスタートします。
テキスト:Hans H. Ørberg, Lingua Latina I: Familia Romana

『ラテン語中級』Bクラス 火曜 18:40〜20:00 講師:広川直幸

テキスト:(2017年9月から新しいテキスト(未定)でスタートします。参加者募集中です。プリーニウス『博物誌』第7巻を検討中

 

 

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Essays in Experimental Logic (1916) John Dewey(1859-1952)「実験論理学論考 ジョン・デューイ」を読み終えて

英語講読クラス

Essays in Experimental Logic (1916) John Dewey(1859-1952) 
「実験論理学論考 ジョン・デューイ」を読み終えて

 2016年度は掲題の書を浅野先生のご指導の元、読みました。3年前にジョン・スチュアート・ミルの「自由論」に始まって一連の課題を追いかけてきた流れを少し書きたいと思います。

 人との関わりの中で息苦しさを感じることは誰もがもたれる体験されると思います。もっと自由に、しかし世間で語られ、耳にする自由は実体をとらえにくいところのものでした。もう少し手元に引き寄せてつかんでみたいというのが始まりになります。ミルの「自由論」からはおおよそ次のことをつかみました。

 ほとんどの人が一生を同じ土地に根ざして暮らす時代、それは階級や地域の人間関係に縛られた時代であり、他者からの支配に縛られた時代であり、そうしたところから人々の自由が始まること。そうした時代には、上位者からの庇護や社会の横のつながりによる安心を得ていたものの、想像すらできない狭い考えに縛られていたことがわかります。個人が自由を得ることは庇護や安心を後退させる一方で、自立、つまりは自身の判断を頼りに行動を決めていかねばならないのです。一つ一つの判断を社会が決めてくれていればそれに従うだけですが、それらをあらためて自分で判断づけることは難しいことです。自身の英知を磨かねばなりません。さて、英知とは何でしょうか。

 知識、学問、学歴とはどう違うものなのか、もし英知が人にとっての真なる知ならばそれは何なのかという課題が生まれました。デューイは人の生活・学問において活用される知には程度の差はあっても、その本質は同じものであるといいます。しかし注意せねばならないのはいま感覚として持っている知のイメージの中には知ではないものが多く混ざり込んでいると言います。(デューイは生活の中で人が課題にぶつかり、それを考えて判断づけることを基本に知を語っています。)そしてこのようなことが起こる理由は、知を行使することは実は非常に難しいことなのだと。その難しさの理由の一つは現実に困難を抱えた事態から何が問題なのかを掘り下げるには訓練が必要なものだと言います。人は往々にして従来の考え方が正当な理由なく(あるいは喧伝されるままに)持ち込んでしまっていると指摘します。

 また知のあり方としてそれは連続性を獲得していなければならないと言います。それは歴史を積み重ねて積み上げてきた学問や知識と共に知があることを示唆するものです。知識に照らし合わせて判断づけることは、ネット検索で複雑な科学情報を得て判断づける行為にてイメージされます。またこの連続性においてもう一つ主張されるのは知をもって物事を判断する方法の連続性です。ネット検索(デューイの表現は「同じ事例を探しだす」ですが)で該当例を見つけ出すのではなく、情報を集めてそれらをどう分析してどういった論理の元に判断するかという判断方法についてです。判断に使われる論理は一つとは限られませんし、論理がかなう条件も限定されます。それらを精査し、自分で自分の事態についての論理を新規に考え出すことになります。もはやそれは既存の論理ではない論理法則になるのであり、その次への活用が下敷きされることになります。

 デューイは自身の論の検証として直感的な判断についての論考をおこなっています。そして人間の身体の感覚は否定されるべきでないとしています。また感覚を認知する意識について人に誤りを与えることを指摘しています。思考は様々な推論をおこないつつおこなわれるものですが、その推論意識的にされるものではない。ある意図や目的をもってするのはない(目的に対する思考は手段を考えるもの)ものだと。平板な言い回しになりますが結果ありきの推論ではないと。

 

 デューイの言う、思考する(知を得る)ということの難しさを自分は体感として持っていました。そして、一連の講読を通して、それがどういったことなのかを言葉にして理解することができ得たと思います。こうして自分が言葉として定置し、その次への課題と進めることがまさしく知なのだと確信いたします。

 さて、今や脳科学の分野では思考やひらめき、意識とはどのようなメカニズムで身体上に引き起こされているのか解明が進んでいます。そうしたところに関連した認識・意識を哲学のうえから論じたアンリ・ベルクソンの「物質と記憶」(フランス語講読)を、そして英語講読は、人間は歴史を通じて変化・変革に向かいあっているのであり、そうした人間の特性と知の関係を見つめたエリック・ホッファーの「The Temper of Our Time」を読み始めました。山の学校は知の源泉となっています。

2017.3.9 山下 和子

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6月イベントのご案内

2017年6月のイベントをご案内致します。会員に限らずどなたもご参加頂けます(いずれも無料です。)。
定員がございますので必ずお申し込み下さい(※)。
※申し込み後のキャンセルも必ずご連絡下さい。
※事前にお申し込みの無い方、また、対象外の方は、当日お越しになってもご参加頂けません。

  ●英語特講
・6/19(月)18:40~20:00
対象:中学・高校生
場所:山の学校教室
担当:山下あや
*それぞれの生徒に応じた問題を用意し、時間内でひたすら問題を解き続けてもらいます。それぞれの答案の採点をその場でしながらコメントしていきます。
*事前にお申し込み下さい。

●何でも勉強相談会
・6/26(月)18:30~21:30
対象:中学・高校生
場所:山の学校教室
担当:浅野直樹・山下あや
*講師が勉強や進路の相談などを幅広く受け付けます。事前にお申し込み下さい。

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『ギリシャ語初級』クラス開講のお知らせ

ギリシャ語「初級」クラス新規開講のタイミングが巡って参りました。
この機会をどうぞお見逃しなく!4月からのテキスト進行状況や、秋学期(9月〜)からの途中入会についてはお訊ね下さい。

   『ギリシャ語初級』クラス

        月曜 18:40〜20:00 講師:広川直幸

 古典ギリシャ語の初心者向けの授業です。文字と発音のいろはから始めて、愉快な読み物を読みながら語彙と文法の基礎を習得することを目指します。初めに文法ありきで、それを確認するために文脈のない短文を解読する形式ではなく、とりあえず語彙集を頼りに文脈のある文章を読んでみて、それから重要な文法事項を確認するという形式の教科書を用いるの で、文法は苦手だという方も無理なく学習できると思います。奮ってのご参加をお待ちしています。
(進行状況:

(テキスト:C. W. E. Peckett & A. R. Munday, Thrasymachus: A New Greek Course, revised edition, Shrewsbury: Wilding, 1970.)
※ Bristol Classical Pressから19.99ポンドでリプリント版が出版されていますが、出版社の事情で現在品薄状態になっているようです。入手が難しい場合はご相談ください

山の学校ウェブログ「ギリシャ語」カテゴリー

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「講読クラス」(小・中・高校生対象)会員募集中!

2017年4月より、中学高校生と小学高学年の「講読クラス」が開講致しました。定員5名となります。クラスの空き状況につきましては、「お問い合わせフォーム」からお訊ね下さい。クラスの様子やテキストの進行状況につきましては、ウェブログ等でも御覧頂けます。

 

1.『西洋古典を読む』(対象:中学・高校生)

水曜18:40~20:00 担当 福西亮馬(予定)

世の中には、「古典のことはよく分からない。読むのも訳するのも時間がかかる」と言う人と、「だからいい。なぜなら自分で立ち止まって考える時間が増えるから」と言葉を接ぐ人と、両方います。どちらも真実を言っており、前者は定説的で、後者は逆説的です。ビジネス書と違って、古典の文章はそれに注力した時間が長ければ長いほど、その人にとって、輝かしい価値を持ちます。打てば響くというわけです。そしていつしかその人の精神における不動の地位を得ます。クラシック(第一席)と呼ばれるゆえんです。

西洋古典の最初のテキストは、セネカの『人生の短さについて』(茂手木元蔵訳、岩波文庫)を読みます。「曰く、人生は短い」という定説で始まり、次いで、「われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、もっとも偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている」という逆説で文章が展開します。このような論理は、おそらく十代の若者の心を掴んで離さないでしょう。若いうちにこそ、学ぶ姿勢をはっとただされる、そんな名文だと思います。もとより古来より愛されてきたわけです。しかもそれほど長文ではありません。岩波文庫で50ページほどです。それを丸ごと味わって読みたいという人は、ぜひご参加ください。

(授業の進め方は「こちら」をご覧ください)

 

2.『東洋古典を読む』(対象:中学・高校生)

木曜18:40~20:00予定 担当 福西亮馬(予定)

このクラスでは、『完訳 三国志』(羅貫中、小川環樹ら訳、岩波文庫)(全8巻)を通読します。黄巾党の乱から晋の成立まで、全120回に分けられています。1回ずつが講釈のように切りのいいところ、いわゆる「引き」によって構成されており、次がまた気になるという面白さです。私がみなさんと共有したいのは、テキスト(日本語訳)を読んで、英雄たちを再びよみがえらせる時間です。血湧き肉踊るような感情体験であり、過去の人物に発奮することです。プルタルコスのカエサル伝によると、カエサルはアレクサンドロス大王の像を見て、「彼は今の自分と同じ頃には世界を征服していた。なのに自分は……」と涙したと言います。三国志の英雄たちの生き様もまた、それを愛好する人にとって、思いを同じくするところでしょう。

たとえば、正史(魏志)にある崔林は、「大器晩成」(の語源の一つ)として知られていますが、私は彼のことが大好きです。そのように「私はあの人が好き」「この人が好き」という人物を語ることは楽しいものでしょう。ただそれが単なる同好のよしみにとどまらず、同じテキストを突き合わせて、すなわち「ソースをしっかり読んで」、あれこれ話し合えば、また違った角度から興味を掘り起こせるでしょう。予備知識を総動員し、テキストに線をたくさん引きましょう。そして気に入った個所を写し取って愛蔵するなど、今から古典の味に親しみましょう。

 

3.『西洋の児童文学を読む』(対象:小学生 新5〜6年※)

(※別紙ご案内で「小学生4年以上」と表記致しておりましたが、正確には「4月からの新5年生以上」が対象となります。訂正とお詫びを申し上げます。)

木曜16:20~17:20 担当 福西亮馬(予定)

本を読み通すこと、そしてそのことに共感する他者と出会うこと、その互いの鏡映しによって、精神のより深いところに種を植え、根を生やせるよう、また作者と永遠に対話できるようになること。そのようなクラスを理想として目指します。そして、同じ作者の異なる作品を読むことによって、読書体験がより深まることを望みます。そこで当初は次のようにテキストを指定します。

1 トンケ・ドラフト『王への手紙』(←2017年4月から、この本に取り組んでおります。) 

2 トンケ・ドラフト『白い盾の少年騎士』

3 エンデ『はてしない物語』    

4 エンデ『モモ』  (いずれも岩波少年文庫)

さて、最初のテキスト、トンケ・ドラフト『王への手紙』(西村由美訳、岩波少年文庫)は、日本ではまだまだ隠れた名作です。各章10ページ前後という大変抑制の効いた構成で、テンポよく、物語の緊張の糸がつむがれます。一度読みかけたらおそらく最後まで読んでしまうことでしょう。その読んで感じたことを報告し合うことが、クラスでの中身となります。良いものを「良い」と言って共感され、好きなものを「好き」と言い合えることで、互いの人生を信じる心を応援したいと願っています。

(上記は抜粋になります。全文の内容は「こちら」をご覧ください)

(授業の進め方は「こちら」をご覧ください)

 

4.『数学が生まれる物語を読む』(対象:中学・高校生)

火曜18:40~20:00 担当 福西亮馬(予定)

二十年も昔の話になります。私が大学一回生の時、「数学という学問を愛する人の目には、物事がこんなにも豊かなものとして映っているのか!」と、筆者の知的土壌に強い憧れを覚える、そんな一冊の本に出会いました。それは『固有値問題30講』(志賀浩二、朝倉書店)でした。当時は何度読んでも理解できませんでしたが、それにも関わらず、私がこの本に魅了された理由は、作者が数学について読者に語りかける時の、あの何とも言えない、まるで未来の大樹となる種に語りかけるような、筆者の日本語の音色にあります。

このクラスでは、同じ著者の『数学が生まれる物語』(全6巻)(岩波書店)を読みます。先人たちによって育まれた「数学」の歴史の本です。第1巻は、自然数、小数、分数です。ペースは1回の授業で半章進む程度でしょう。42章全部を読み切りたいと思うならば、長旅を覚悟しなければなりません。また未知の内容に不安を覚えるかもしれません。あるいは高度な記号が初学者の理解を躓かせるかもしれません。それでも、そのような危険を冒してでも、数学の広い海に憧れ、船出したいという人は必ずいると思います。そのような人はぜひ、門を叩いてください。

(上記は抜粋になります。全文の内容は「こちら」をご覧ください)

 

注)何分予定が含まれますため、内容や講師については、予告なく変更することがあります。その際はあしからずご了承ください。

 

 

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