
オンラインにて開講 『日本文化論を読む』
『江戸の思想史』(田尻祐一郎、中公新書)
木曜21:30〜22:50 講師:中島 啓勝
受講生と相談しながら、その都度扱うテキストを決めていきます。
授業では、事前に読んできて頂いた箇所についての感想や疑問点等を受講生に幾つかあげて頂き、それらをもとに講師が解説を行い議論へと導いていくゼミ形式です。
<2025年度>
【秋学期】
夏目漱石『私の個人主義』(講談社学術文庫)を読みます。

【春学期】
『江戸の思想史』(田尻祐一郎、中公新書)を読みます。
<2024年度>
『忠誠と反逆』(丸山眞男、ちくま学芸文庫)を読了しました。
<過去に扱ったテキスト>
・『新訳 弓と禅』(オイゲン・ヘリゲル著/ 角川ソフィア文庫)
・『禅と日本文化』(鈴木大拙著・
・「場所」「我と汝」「論理と生命」(『西田幾多郎 哲学論集II』岩波文庫所収)
・『空気の研究』(山本七平著/文春文庫)
・『NHK100分de名著ブックス 岡倉天心 茶の本』(大久保喬樹/NHK出版)
・『「いき」の構造』(九鬼周造/岩波文庫)
・『人間の建設』(小林秀雄・岡潔/新潮文庫)
・『改訂新版 共同幻想論』(吉本隆明/角川ソフィア文庫)
・『中空構造日本の深層』(河合隼雄/中公文庫)
・『西田幾多郎 言語、貨幣、時計の成立の謎へ』(永井均/角川ソフィア文庫)
・『稽古の思想』(西平直、春秋社)
・『和辻哲郎 建築と風土』(三嶋輝夫/ちくま新書)
・『神経症的な美しさ アウトサイダーがみた日本』(モリス・バーマン/慶應義塾大学出版会)
3月から途中参加のような形で出席するようになり、春学期も引き続き受講して、すっかりはまりました! 遠い昔、学生時代に学んだことなどを思い出しながら、とても楽しく参加しています。
中島先生の知識、見解は本当に幅広くて、毎回お話に引き込まれますし、年齢も経験も異なる他の受講生の方々のコメントも興味深くて、このような場に出会えたことを嬉しく思っています。ただ、自分自身もつい自分の意見を言いたくなって、気が付くと喋りすぎてしまい・・、ご迷惑でなかったかしら、などと反省したりしています(笑)。
この講座で取り上げる書籍からさらに発展して、他の参考書籍もご紹介頂けるので、もし講座に参加していなければきっと手に取ることはなかったであろう作品にも出会うことができました。自分の興味を拡げてゆく面白さを実感しています。これからどのような世界に出会えるのか、とても期待しています。
E.I.様
貴重なお言葉をありがとうございました。
お書きくださったような学びの場を作りたいと願って、どの講師も奮闘しています。
メッセージは私たちにとって大きな励みとなります。
引き続きよろしくお願いいたします。
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山下太郎