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 📖『もう一つの声で──心理学の理論とケアの倫理』(キャロル・ギリガン著、風行社)

 月曜 18:40~20:00 講師:谷田 利文

<2024年度>

『もう一つの声で──心理学の理論とケアの倫理』(キャロル・ギリガン著、風行社)を読みます。

新自由主義的な価値観からの脱却を図るため、ケアの思想の古典であるギリガン『もうひとつの声で』を講読します。クラスの形式は、一段落ずつ音読し、その内容について検討したり、自分の体験などもふまえ自由に議論してもらうものです。

 

2023年度>

アダム・スミス『国富論』中公文庫


依田高典『「ココロ」の経済学ーー行動経済学から読み解く人間のふしぎ』(ちくま新書)

<2022年度>

テキスト:ガイ・スタンディング『ベーシックインカムへの道』プレジデント社、2018年 を扱いました。
AI化により、生きるために最低限必要なお金は国が支給する「脱労働社会」が到来するという見解があります。この見解への賛否はひとまず置いておくとしても、近い将来、労働のあり方や勤労意識について問い直さざるをえない事態を迎えるのではないかと考えています。また、コロナによって、日本でも国民全員への10万円支給が実現し、スペインが導入を決定するなど、ベーシックインカムへの関心の高まりを感じています。このクラスでは、ベーシックインカムについての基本書を読み、その理解を深め、その是非や、日本における実現の可能性について、みなさんで議論できればと思っています。関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

<2021年度>
MMTについてのクラスを終え、次に読む本として、参加されている方が序文を読んで感動し、経済に関心もつきっかけになったというこの本を選びました。
この本はノーベル経済学賞を受賞したジャン・ティロールが、数式を使わず一般向けに経済学について語った本で、経済学の目的を、社会全体にとって良いこと(共通善)を求めることだと定義しています。国、性別、人種、宗教等を選べないとすると、どんな社会に生まれたいか?そんな誰にとっても良い社会を経済学は求めるべきだとする考え方です。関心を持ち、一緒に読んでみたいと思われた方は、是非ご参加ください。