『西洋古典を読む』
・『西洋古典を読む』(対象:中学~一般) 水曜18:40~20:00 担当 福西亮馬
『アエネーイス』(ウェルギリウス、岡道男・高橋宏幸訳、西洋古典叢書)を読み進めています。(2019年1月〜)
2022年4月27日に、第8巻を読み終える予定です。2022年5月11日から、第9巻に入ります。(全12巻)
第9巻は、ニーススとエウリュアルスという二人の若者の死が歌われます。作者ウェルギリウスの以下の万感の詩句をぜひご一緒に味わいましょう。
Aeneis 9.446-9
Fortunati ambo! si quid mea carmina possunt,
nulla dies umquam memori vos eximet aevo,
dum domus Aeneae Capitoli immobile saxum
accolet imperiumque pater Romanus habebit.幸福な二人(ニーススとエウリュアルス)よ、もし私の歌に何らかの力があるならば、
いかなる日も、決してお前たちを歳月の記憶から追い出したりはしないだろう──
アエネーアスの家系がカピトーリウムの不動の巌を住まいとする限り、
ローマの元老院が支配権を保つ限り。(講師拙訳)
現在のテキスト:
『アエネーイス』(ウェルギリウス、岡道男・高橋宏幸訳、西洋古典叢書)(2019年1月〜)
クラスの様子や、テキストの進捗度はこちらをご覧下さい→ ●「西洋古典を読む」ブログ記事
これまで扱ったテキスト:
『人生の短さについて』(セネカ、茂手木元蔵訳、岩波文庫)
古典は、付き合う時間が長ければ長いほど、読者にその価値をもたらしてくれます。古典がクラシック(第一席)と呼ばれるゆえんを、ぜひ多感な時期から体験してください。大人の方の参加、zoom参加も可能です。