以下は個人的な思い出の記録になります。

一昨日、年少のAちゃんがお父さんとハイタッチして列に合流(パチパチパチパチ)。心のカメラでいっぱいシャッターを切りました。

二学期に入り、何度かチャレンジしては結局お山の下での合流を繰り返す日々でした。とはいえ、一学期から見れば、その合流に際して涙が出ることもなくなり、わたしたちも「そろそろかな」と思っていた矢先でした。

造形大のバス停から幼稚園までの道のりを年長のB君がしっかりとエスコート。ふたりとも列の先頭を黙々と歩きます。私は下手におしゃべりをすることなく、ずっと二人のようすを見つめながら園に向かいました。B君は山の上まで到着すると、当然のように、たんぽぽぐみの部屋まで連れて行ってくれました。実に頼もしい。

ふりかえると、これまで Aちゃんの手をつないでくれた、ひとりひとりの年長児の顔が浮かびます。「つないであげようか?」といつも優しく申し出てくれる Cちゃん。「あたしAちゃんとつなぎたい」と言ってくれるDちゃん。特筆すべきは「男はな」のEちゃん。9月に入り、涙なしに石段下から合流できたAちゃんをわたしがほめると、手をつないでいた Eちゃんが「えらい、えらい」と頭をなぜてあげているのでした。

いずれ、何事もなかったかのように、Aちゃんは毎朝笑顔で「行ってきます」をし、気のあった年少さんと手をつなぐ日がくるでしょう。来年、再来年になれば、年下の園児のエスコートを買って出ることでしょう。

上で紹介した年長さんたちも同じ道をたどって今があるのです。

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