朝一番で2学期最初の俳句の時間をもちました。

部屋に着くと全員静かに待っています。

黙想も1学期より少し長めに行いましたが、みな集中して取り組めました。

新しい一茶の俳句を紹介し、いつものように全員で何回も繰り返し唱えました。

昨日の入園説明会でもお伝えしたように、この俳句の取り組みは、日本が古来行ってきた「素読」のスタイルを実践するものです。

最後に園児の作った俳句を紹介しました。今回は、在園児のお兄さんの作った俳句も含まれていました。

弟(在園児)を思う優しい兄の気持ちが表れていて、皆で声に出して読むとき、その男の子は少し照れていました。

始業式の時に感じた「凜々しい姿」がこの日の取り組みでも変わらずに見られたので、私は両クラスとも個々が成長し、クラスとしてよい調和が見られるな、と感じました。

じつは昨日の保護者会の時。この日は午前一杯外遊びの時間でしたが、目の前に散乱する枝や木切れを見て、子どもたちから自発的に木切れを拾い、枝をかついで園庭奥まで運ぶ姿があったそうです(担任から後で聞きました)。

どの子も笑顔で張り切って取り組んでいたので、年中、年少の子どもたち(の一部)も自発的に協力し、あれよあれよという間に園庭はいつもの姿を取り戻しました。

すると、年長児の男の子が「下の庭もすごそう」と言って、案の定大変な状態になっている下の庭にチームで赴き、木切れを拾っては運び、これまたあっという間にきれいに片付けることができました。

自分で課題を発見し、自分で解決する。口で言うのは簡単ですが、先生が号令を掛けて皆がその指示に従うのと、自分たちで「よし、やろう」と決めて実践するのとでは意味が違います。

逞しく成長した子どもたちのエピソードを聞いて嬉しく思いました。

追伸
保護者の有志の方々もひみつの庭を中心にお掃除をして下さったと伺いました。感謝申し上げます。

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