February 24, 2005

2月24日(木) / 梅の春・園内通信

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    <梅>  バラ科 学名prunus mume 中国原産

花を楽しみ、果実は梅干し,梅酒などに。
古く中国から渡来し、日本では観賞用,食用となる。300種の園芸品種がある。
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園内では、来週の3月生活発表会に向けて、各学年内でクラス同士のお披露目が次々と行われています。
年長児の劇,年中児のリズムバンド,年少児のおゆうぎともに、お互いのクラスが見せ合いっこする中できっとよい刺激が生まれ、本番に向けての気持ちをさらに積み重ねていけますように。
本日午前中は、年中児のお歌とリズムバンドの舞台を使っての練習発表でしたが、どちらのクラスも大きなお口を開けてみんなで声を合わせ、リズムにのって楽しく歌っています。じっくり歌詞を聴いていると、自然とこちらも嬉しくなってくるお歌です。
お歌につづき楽器を使ってのリズムバンド演奏も一段とまとまってきました。お風邪でお休みのお子さんもいらっしゃいますが、全員揃って舞台で演奏できることを願っています。
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昨日は園内通信「お知らせ90」、本日は「お知らせ91」をお持ち帰りいただきました。

内容としましては、

「お知らせ90」
◇ 3学期生活発表会 
  <ビデオ撮影日,保護者鑑賞日の服装>についてのお知らせ

「お知らせ91」
◇ インフルエンザ流行について(園医より)

*体調を崩し、お休みの方(風邪,インフルエンザ他)が増えてきました。週末にかけて、お体大切にお過ごし下さいますように。

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January 25, 2005

1月25日(火) / リズムテスト・体のリズム

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  <トロピックうま>   デンマーク コンパン社製

子どもたちに人気のある通称“おうまさん”ですが、しっぽの付け根が痛んでいたので、この冬取り替え修繕をしていただきました。
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本日は曇り空でした。引き続き郵便ごっこが流行っています。園内の赤いPOSTの中へお手紙をエンジョイして投函する姿が見られます。先日は、各学年ごとに、園外の郵便ポスト(本物!)へお家の方宛に大事なお手紙を投函しに行きました。
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今日の午前中、3月生活発表会のリズムバンド演奏に向けて、4才児クラスの「リズムテスト」を行いました。
いろいろな楽器がある中、タンバリンを使って、みんなの一番よく知っている“お山の幼稚園の園歌”のさわり部分を、園児3人ずつお歌のリズムに合わせてリズム打ちしてみました。楽しんで音を出したり、少しとまどったりとさまざまでした。楽器は元々、自然界にあるものから命をいただいて作ったもの(木や皮など)で、音を出す,楽しむことは人間にとっては当たり前のことかも知れません。赤ちゃんも、生後半年頃からガラガラなどのおもちゃのリズム音が楽しめるようになるし、お口を勝手にブーブー鳴らしたりして独りでにリズム感覚を発達させています。私たち大人にとっても、CDを流して音楽のメロディーを聴く時間を持つことは、感受性を高めたり、またリラックスしたり、とても大切で自然なことでしょう。生活発表を機会に、楽器を使ってテンポのよい音のリズムに体をのせ、クラス一体の合奏曲を作りあげていく毎日の過程が楽しい経験と思い出になるように願っています。
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<健康のリズム>
リズムと言うと、人間の体の中にも「生活リズム」があり、1日24時間単位でお昼間活動し夜に眠るリズムがあります。この生活リズムと共に、私たちの身体機能も24時間周期で変化しています。睡眠のリズム,心拍数のリズム,体温,ホルモン,自律神経などさまざまなリズムが互いにバランスをとりあって体を維持しています。また、女性には女性特有のリズムがあります。なぜかどうしても調子の悪い日もありますね。このバランスを少しでも上手く取り合うためには、太陽の光,社会環境,規則的な生活などがとても大切になります。このバランスが崩れると、時差ボケのような体の不調が起こって、疲労や食欲低下などから本来の自分らしさは失われるような気さえしてきます。私たちの体の調整は、早朝の光を浴びることで「一日の始まり」の時刻合わせをしているそうなので、そう考えると、特に子どもたちにはお昼間しっかり太陽の下で活動し、夜は早めにベッドに入るような環境を、親の役割として整えてあげたいものです。

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January 20, 2005

1月20日(木) / 午後のお庭から

お山の上から京都の西山を眺めると、“愛宕山”の上にうっすら雪が残っているのが見えています。
今日は、24節気では「大寒」。一年で一番寒さの厳しい時ですが、日中は冬の太陽がよく照り、風は冷たいものの青空の垣間見える爽やかなお天気です。さて、お庭の様子は・・・
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 ひさびさに登場! ダンボール製 “クワガタ号”(Ryoma先生作)
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 3人同時に “前まわり”     逆上がりをした後の、“ハイ、ポーズ” 決まり!
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子どもたちにとっては風も寒さもありません。つま先立ちで思いっきり手を伸ばして一番高い鉄棒にぶら下がれるようになった女の子、高いうんていの上を忍者のように這い手をふる男の子。仲間との遊びの中で自分自身の到達点をいつも確かめて、一日重ねる毎にその成長には目に見えるほどの進歩があります。子どものように生き生きと、純粋に、与えられた貴重な毎日を大切に過ごしたいものです。
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『肌の保湿について』 
皮膚を乾燥から守っているのは、細胞がつくり出している自家製保湿成分。洗顔のしすぎでこの保湿成分を落としてしまうと、高価なクリームを使っても暫く回復しません。角質層を健康な状態に保っている保湿成分は、人工的に製品としてつくり出すことは不可能だそうです。よって、皮膚の洗いすぎはよくないので、添加剤の入っていない「純せっけん」をよく泡立てて泡の圧力でなでるようにやさしく洗います。そして、最小限のスキンケアで休みます。
朝の洗顔は、ぬるま湯のみで昨晩のクリームを多少残すくらいのつもりで。肌自身の保湿成分を洗い落とさないように気を配ると、あまりひどく乾燥しないようです。

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January 17, 2005

1月17日(月) / 郵便ごっこ

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<大型ポスト>

夜中から降り続いた雨が、登園後しばらくの間、雪に変わりました。こんな冷たい天候ですが、しっかりレインコートにつつまれて、みんな元気に登園してきました。お風邪のお子さんは今のところは少ないです。
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園内では、「郵便ごっこ」がはじまっています。各クラスでは自分専用のポストが完成し、クラスのお友達間で絵や文字入りのお手紙が行き交っています。エンピツを持って、覚えたての“ひらがな”や“絵”を書いている様子は微笑ましいです。
またお昼間だけ、園長室前に先生お手製の“大型ポスト”がお目見えしています。じっくりと確かめながら、クラス外のお友達へ祈るような眼差しで投函している姿はどの子も真剣そのもの。私も小さい頃、母に初めてポストに投函のお手伝いを頼まれたことを思い出しました。ポストの差込口に入れた手からなかなかお手紙を手放せなかった記憶があります。
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『皮膚の乾燥』
冬になり空気が乾燥すると、大人も子どもも皮膚がかゆくなり、その上、外部の刺激にとても敏感になります。皮膚を保護するために、夜のお風呂の温度はあまり熱くしすぎず、また市販のボディーソープは皮膚の脂分を取る力が結構強いようですので、できれば低刺激性の石けん等のよく泡立てた泡で、ゴシゴシこすらずにやさしく撫でるように洗いたいものです。お風呂上がりは保湿のスキンケアで皮膚を大切に・・・。

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October 08, 2004

10月8日(金) / 水引草・うがいで “ガラガラ”

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                <水引草> ミズヒキソウ

秋は、萩,すすき,水引草などが美しいですね!

特に朝晩はひんやりとする季節になってきました。背中が少し寒く感じたり、のどが変だったり・・・しませんか?お子さんが幼稚園からお家に帰ってきたら、「手洗い・うがいは終わったかなー?」と声をかけてみて下さい。
のどは、細菌等を体内に侵入させない働きをもっているので、驚くほど細菌が付着しているようです。
お部屋の掃除をしたあとや、のどがちょっと変だなあというときにも、まめなうがいは細菌を体内に取り込まないために大変有効です。また、たくさんの風邪の菌が空気中に含まれている人混みへの外出は、体調がすぐれないときはやっぱり避けたほうがよいでしょう。


<うがいのしかた> うがい液を使うのは効果的!

 ・うがい1度目・・・お口にふくんで強めにクチュクチュクチュ
             (口内に残った食べかすなどの有機物を取りのぞき、効果的なうがいをする準備)

 ・うがい2度目・・・うがい液を含んで天井を見て、のどの奥まで届くように15秒間ほどガラガラガラ

 ・うがい3度目・・・口の中からのどにかけて十分届くように、また15秒間ほどガラガラガラ

  *15秒は結構ながい時間ですが、これが出来ればOK! (出来なければ5回くらいに分けて)
  *うがい液に浸されたウィルスや細菌は、約30秒間で死滅するそうです。
  *緑茶,番茶,紅茶のさめたものも、うがいをするのに殺菌効果があり。

一人でしっかりできたら、「じょうずねー!」と褒めてあげて下さい。
万一、ウィルスが侵入しても少しくらいなら体の免疫機能で防御できますが、日頃の睡眠不足,栄養不足,ストレス,疲労などで免疫機能が低下しているとなかなかすっきりしません。
そんな時は、体を温めて安静に、水分と栄養(特にビタミンCは日頃より多く)をとり、たっぷり睡眠時間を確保して回復に努めて下さい。

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September 16, 2004

9月16日(木) / 風邪のひき始めに “カモミール”

 爽やかな毎日が続いています。
これから季節変わりの時季ですので、夜にはついうっかり体を冷やしてしまったりします。
手洗い・うがいは勿論のことですが、赤ちゃんも飲めるやさしいハーブティーに“カモミール”があります。ヨーロッパでハーブティーといえば、カモミールで入れた金色のお茶です。
英語名のカモミールは、「地面を生えるリンゴ」を意味する、ギリシャ語の“khamaimelon カマイメロン”(khamai=地面の上,melon=appleのこと)からきていて、お茶にすると花びらがひらき、わずかな苦みと一緒に甘いリンゴのような香りが漂います。はるか5000年も前から、中国をはじめ四大文明の発祥地から伝わるこのカモミールには、鎮静作用があるため、不眠症の人が就寝前に飲んだり、発汗作用の働きでお子さんの風邪のひき始めに飲ませてあげるとよく効きます。また、胸やけ,消化不良,腹痛に効くなど、さまざまな民間療法の家庭薬として使えます。
我が家でも、紅茶,コーヒーの他に、このハーブteaに好みでハチミツをスプン一杯加えていただいたりします。
蒸気でせっかくの成分が逃げないように、蓋つきポットや蓋つきハーブティー専用カップで、熱湯に10分浸し十分に成分を引き出してからお飲み下さい。

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昨年の幼稚園バザーで出品されました比叡平にある無農薬 “Herb shop” をご紹介します。

健康茶・ハーブティーのエコロはるちゃん
http://www.yasoucha.com/

*カモミールは石川県や地元で無農薬栽培されたもので、豊かな甘い香りは、確かにティーバックのものとは大分違いがあり、是非おすすめ!
*ハーブの語源は、ラテン語で“緑の草”を意味するherba ヘルバから派生していますが、上記shopでは、日本のherbである野草や熊笹などでつくった野草茶も扱っておられ人気があります。
*大人の風邪・発熱には、無農薬フランス産エキナセア・ネトル・ローズヒップのブレンドハーブティーがおすすめです。

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September 07, 2004

9月7日(火) 悪天候の場合のお迎え / 呼吸と健康について 

 本日は、午前中は晴れ間の出る比較的よいお天気でしたが、お昼過ぎ12時30分頃、京都府南部に暴風警報が発令されました。1学期にお出ししました「お知らせ31」にあります“悪天候の場合の保育”により、早速お子さんをお迎えに来られた保護者の方もいらっしゃいました。お山の上から空の様子を見ますと、そのまましばらくの間は、遠くの空も明るく天候が急変する様子は見られませんでしたので、通常の降園時間でのお帰りとなりました。お山の下や通園路途上でお子さんをお迎え下さったり、お尋ねのお電話もいただきました。お陰様で今日は無事、天候の変化が訪れない内に、各グループが最終地点まで到着しました。

今後、日中の保育時間中に大雨,暴風,大雪など気象に関する注意報・警報が発令され、その上天候も急変してきた場合には、「お知らせ31」の④の項目の通り、 『・・・、電話連絡は行いませんが、降園1時間前になっても警報が解除されなければ園まで個別にお迎えをお願いします。』の要領で、お子さんの各お部屋まで保護者のお迎えをお願いしたいと存じます。

*    *    *

 今日は、「山の学校 しぜんクラス」も台風のため、お休みの連絡をご家庭にいたしました。

現在午後7時、だいぶ風が強くなり、窓の外の竹やぶが大きくゆれています。低気圧や台風が近づくと、体調に変化が起こる方が小さな子どもも含めてあるようです。人によっては喘息が出てきたり、治癒したはずの傷跡が痛むことがあるかも知れません。呼吸のペースが不規則になり、浅い呼吸になるかも知れません。体のバランスは、この呼吸により影響を受けていることが多分にあって、ストレスがあったり体に疲れを感じたときには、背筋を伸ばし、鼻から深く息を吸って、そのまま何秒か止め(気持ちがよいくらい)、しずかに少しずつすべて吐き出す---と、すっきりしたバランスのとれた状態になります。呼吸は自律神経に働きかけ、感情や気分と深く結びついているそうです。

私の場合は、なるべく、一度に2セット(あまり続けるとしんどくなります)、一日に30回を目標に深呼吸を取り入れています。生命は、この呼吸に支配されるところが大きく、生まれるときに最初の息を吐き、死ぬときに最後の息を吸うそうです。水や食事が欠けてもすぐに生命には問題ありませんが、呼吸ができなけば数分しか生きられないという現実は、人間の命にとって呼吸がいかに大切かを知ることができます。体調によっては吸うのもつらいときがあります。そんな時には、まず、吐くことを考える、吐くことにより、精神状態もいくぶん落ち着いてきます。そうして吐くと、また体には自然と新鮮な空気が満ちてきます。

 子どもの場合も、怒られて育つとストレスにより呼吸が浅くなり、逆に楽しくリラックスしているときはゆったりと深い呼吸をしているようです。私たちも、ストレスで息をつめることが多くなると、それが習慣化して自然と呼吸が浅くなるようです。新鮮な酸素も体のすみずみを巡らなくなりますね。そうすると、いろんな障害が出てくることにもなりかねません。生きていく上でとても大切な私たちの「呼吸」について今一度、考えてみたいものです。

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    --第4章 空気と呼吸--

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  『いのちの輝き』 フルフォード博士が語る自然治癒力/ロバート・C・フルフォード著
   --P.49~ 呼吸--

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   --第三話 息と心の関係--

呼吸入門
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Posted by ikuko at 07:12 PM | Comments (1) | TrackBack