今日はつきぐみの部屋で年長送別会を開きました。

Bぐみの部屋に年少、年中が、Aぐみの部屋に年長が向かい合わせになるように座り、会は始まりました。

最初に幼稚園の園歌を全員で合唱し、続いて、年少・年中が「さんぽ」の歌を歌いました。

そのお返しに、年長児が「ありがとうの花」を合唱しました。みな大きな口を開けて力一杯歌いました。

本当に最後だなと感じました。

続いてこの日のお当番が出てきてプレゼントの交換です。

最後に年少、年中が声を合わせてはなむけの言葉を全員で述べました。

それにこたえる形で、最後は年長児が年少、年中の学年に別れの言葉を伝えました。

来年度年中、年長のクラスに進級する子どもたちは、先輩の言葉をしっかり受け止めたことと思います。

以下は放課後に先生から教えていただいたエピソードです。

クラスに戻ると、年少ぐみでは、年長児のメッセージを先生が読んで伝えました。いくつかのお手紙の中には「劇をみてくれてありがとう」という言葉がありました。偶然年少児の書いたメッセージの中にも「劇をみせてくれてありがとう」というのがあり、「いっしょだね」と驚くこともありました。

また、先生がお手紙の一つ一つを読み終わるたびに自然と拍手が沸き起こるのが先生としても嬉しかったそうです。私も嬉しく思います。

このような会を開くたびに思いますが、みなが心を一つにしなければ滞りなく会を終えることは出来ません。1学期ですと、年少児の中に泣く子もいたりします。クラスで何か喧嘩をして、それを引きずる形で参加していては和やかな会にはなりません。

そのような様々な可能性を考える時、一年の総決算として、子どもたちがごく自然に、心から互いに敬意を評し、「ありがとう」、「こちかこそありがとう」という心のかよう別れの場を大事に守ることができたのは、なによりよかったと感じています。

今の年少児も年中児も、先輩からしっかりバトンを受け継いでくれたことと思います。

年長児にとっては幼稚園ですごすのは残す所あと一日です。心晴れやかな素晴らしい一日になりますよう祈っています。

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