オンラインのみ『東洋古典を読む』

・『東洋古典を読む(中高生〜一般)水曜 18:40〜20:00 講師:斎藤 賢


 本講座では「漢文を原文で読めるようになる」ことを目標とします。そこで、授業方針としてはまず返り点のついたテキストを読むことで漢文に慣れ、その後「白文」に挑戦していくこととします。もちろん、返り点のついたテキストと白文のテキストの比重は受講生の方にあわせて調整する予定です。例えば、漢文にあまり慣れていない、ということであれば基本的に返り点のついたテキストを用い、最後の一回は白文にチャレンジしてみる、ということでも良いですし、既にご経験のある場合は授業の初めから白文を読む、ということも可能です。

 授業で実際に使うテキストの候補として三種類をご紹介します。

①『三国志』:西晋の人陳寿の手になる、三国時代の史事を記した書物。簡潔な名文として知られます。なお、劉宋時代の裴松之により注が加えられており(裴注)、興味深い逸話などを読むことができます。

②盧弼『三国志集解』:盧弼が『三国志』に関する多くの注釈を集め、本文及び裴注に付したものです。三国時代の出来事や人物についてより深く知りたい、という方には最適の書だと思われます。

③羅貫中『三国演義』:明代に成立したとされる歴史小説であり、『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』とならんで四大奇書と称されます。『三国演義』が長きにわたって人の心を躍らせてきた英雄活劇であることは言を俟ちませんが、その文体も他の三書と異なり文語に近く、訓読の練習にも適しているでしょう。

 いずれを読むかは受講生の方の希望に沿って決定したいと思います。漢文に触れてみたい、白文を独力で読めるようになりたい、あるいは三国志の世界をより深く知りたい、といった方にはぜひご参加いただければと思います。