オンライン対応 『イタリア語講読 クラス 

 📖 2021年10月〜2022年3月 Quattro storie d’amore
   
📖 4月〜 マッテオ・マランゴーニの美術論, Saper vedere

 火曜 18:40〜20:00    講師:柱本元彦

<冬学期と春学期(4月〜)について(2022-02-02更新)>

21日現在、「Quattro storie d’amore (4つの愛の物語)」は3つ目の物語の半分ほどまで進み、冬学期中に読み終える予定です。

4月からはマッテオ・マランゴーニ(Matteo Marangoni)の美術論、“Saper vedere” を読み始めます。1930年代に書かれたもので、イタリア美術論の基本文献の一冊として位置づけられています。時代的・思想的にパウル・クレーの『造形思考』に近いものですが、著名なイタリア美術を用いてその「見方」を論じ、イタリアのフォルマリズム論としてはロベルト・ロンギと双璧をなしています。
イタリア語としてイタリアの美術論は一般的に難しく、マランゴーニの文章もそれほど簡単ではありません。とはいえ啓蒙書ですから難しすぎることもないレベルです。

最近このクラスでは音楽に関わる文章を扱う機会が多かったのですが、イタリアは美術の国でもあり、今回のテクストを選択しました。全てを読むことを目標とせず、まずはしばらく読んでみてから、同じものを読み続けるかどうかを考えていきます。

興味をお持ちの方はお問い合わせ下さい。(テキストはこちらでご用意いたします。)

<2021-11-03更新>
一通り初級文法を学んだ経験のある方が、文法事項の確認をしながら上記を読みます。
これまでイタリアを勉強されてきた色々な疑問点について、テクストから離れた質問も大歓迎です。
その都度質問を準備してきていただくと助かります。
テクストの予習は、目安として2ページほどで十分です。ペースは調整していきます。

秋学期後半から、Raffaele La Capria, Quattro storie d’amoreを読み始めました。
しばらくは、こちらのテキストを読み進めていきます。

また、秋学期には、前回テキスト(Interviste immaginarie: Emily Brontë, Arthur Conan Doyle, Ernest Hemingwayを読み終えたあと、受講生のリクエストからイタリアの詩人、レオパルディの詩集『カンティ』を少しだけ読みました。ただし、詩の講読は難易度として高いため、上記の散文を扱うこととなりました。

<2021年度9月〜10月の内容>
テクスト:

Interviste immaginarie: Emily Brontë, Arthur Conan Doyle, Ernest Hemingway 


テクストは数か月前に電子書籍として出版されたばかりのものです
いわばコロナ下で巣ごもりのイタリア人が巣ごもりのイタリア人へ贈るひまつぶし
三人の著者の三つの短編(インタビュー形式ですが)はどれも素直で軽快な同時代のイタリアの文章で、最初の著者はボローニャ大学フランス文学科を数年前に引退した教授、30年ほど前に京都大学で講師をされていた方です。

・クラス体験受付中! ▶ お問い合わせ・お申込みはこちらからどうぞ。

これまでのテキスト:ダンテ『新生』、ペトラルカ『カンツォニエーレ』抜粋、イタロ・カルヴィーノによる『狂えるオルランド』。カルロ・レーヴィやラッファエーレ・ラ・カプリアの小説、ルイジ・ピランデッロやアントニオ・タブッキの短編、マッシモ・ミラのオペラ論、フェデリーコ・ゼーリやエリアス・カネッティのエッセー、そしてロレンツォ・ダ・ポンテのリブレットやピエル・パオロ・パゾリーニのシナリオなどを読んできました。
その他、最近では、ステファノ・ベンニ『プレンディルーナ』、
Ennio Morricone  Giuseppe Tornatore  ENNIO UN MAESTROなどを扱いました。

「イタリア語」ブログ記事(山びこ通信より転載)

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プロフィール 柱本元彦(はしらもともとひこ) 1961年生まれ。京都大学大学院博士後期過程修了。ナポリ東洋大学講師などを経て、現在は大学非常勤講師、翻訳家。訳書にフェッリーニ『魂のジュリエッタ』(青土社)、ランドルフィ『カフカの父親』(共訳、国書刊行会)、カッチャーリ『必要なる天使』(人文書院)、エーコ『カントとカモノハシ』(岩波書 店)、レオパルディ『カンティ』(共訳、名古屋大学出版会)など。