『イタリア語講読 クラス 

 📖 Ennio Morricone  Giuseppe Tornatore  ENNIO UN MAESTRO

 火曜 18:40〜20:00    講師:柱本元彦

2021年1月より講読開始となるこのテキストは、『ニュー・シネマ・パラダイス』や『アンタッチャブル』『海の上のピアニスト』など、数々の映画音楽を手がけたことで有名な作曲家で、2020年7月にこの世を去った、エンリオ・モリコーネへのインタビューです。

インタビュアーは、『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督のジュゼッペ・トルナトーレで、まだイタリアでも出版されたばかりです。
インタビューなので、会話文が中心で、一回のクラスで2〜3ページのペースで進みます。
 興味をお持ちの方はどうぞご参加下さい。

上記テキストの前は、下記を扱っておりました。
ステファノ・ベンニ『プレンディルーナ』


ベンニは、四十年ほど前の処女作以来、本を出せばかならずベストセラーに入ります。ベストセラー作家だけれども実質のある作家と言えるでしょう。短編も多く書いているのですが長編のほうが面白いと思います。なので読んではいなかったのですが、一昨年に出版された最新作の小説『プレンディルーナ』を選びました。昔に比べるとパワーは落ちていますが、相変わらずのベンニ節、二十年以上前に邦訳された『聖女チェレステ団の悪童』と同じような感触の、いつまでも読みつづけたい(残り少なくなるページが恨めしい)小説です。文章は難しくないとも難しいとも言えます。翻訳しがたいところが難関です。パロディとユーモアと風刺を利かせた隠語や造語や語呂合わせが散りばめられ、過去と現在、現実の世界とお伽噺の世界が交差します。想像力をフル回転させて読む必要があるでしょう。ここを乗り越えることが目標ですが、分からないところは飛ばし読みしても面白いテクストだと思います。

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これまでのテキスト:ダンテ『新生』、ペトラルカ『カンツォニエーレ』抜粋、イタロ・カルヴィーノによる『狂えるオルランド』。カルロ・レーヴィやラッファエーレ・ラ・カプリアの小説、ルイジ・ピランデッロやアントニオ・タブッキの短編、マッシモ・ミラのオペラ論、フェデリーコ・ゼーリやエリアス・カネッティのエッセー、そしてロレンツォ・ダ・ポンテのリブレットやピエル・パオロ・パゾリーニのシナリオなどを読んできました。

「イタリア語」ブログ記事(山びこ通信より転載)

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プロフィール 柱本元彦(はしらもともとひこ) 1961年生まれ。京都大学大学院博士後期過程修了。ナポリ東洋大学講師などを経て、現在は大学非常勤講師、翻訳家。訳書にフェッリーニ『魂のジュリエッタ』(青土社)、ランドルフィ『カフカの父親』(共訳、国書刊行会)、カッチャーリ『必要なる天使』(人文書院)、エーコ『カントとカモノハシ』(岩波書 店)、レオパルディ『カンティ』(共訳、名古屋大学出版会)など。