オンライン授業のみ 『漢文講読Ⅰ』クラス

 📖 メインテキスト:六朝・唐宋時代の説話集、明代の小説など

 火曜20:10〜21:30 講師:斎藤 賢

〔授業内容(2022-04-13更新)〕

今学期(2022 年春学期)の授業では、六朝時代の志怪小説を中心として、古代から近世までの短篇の説話を読みすすめていきます。授業計画としては、雰囲気をつかんでも らうため、第一回の授業で最も有名な志怪小説である『捜神記』を読み、それ以降第六 回あたりまでは、古い時代のものから新しいものへと時代順に読んでいくこととします。

その後、さらに時代を下って近世の小説を読むか、もう一度古代・中世のものを読むかについては、また受講生と相談して決定します。近世の小説を読む場合は、比較的長編のものが多くなりますので、長さにもよりますが、2~6 回ほどかかるかと思います。

〔授業の進めかた〕

本講座では、受講生に事前にテキストを予習したうえで授業に出席してもらいます。授業時は基本的に、

①受講生による訓読日本語訳
②講師による解説

この①②の繰り返しで授業を進めていきます。
なお、その回のテキストが初めて読むものであれば、講師がまず授業テキストの解説をします。

〔テキスト〕

第一回:『捜神記』頓丘魅(№227)
第二回:『山海經』西山經
第三回:『捜神記』李奇(№220)
第四回:『拾遺記』麋竺
第五回:『捜神後記』白水素女(№49)続く……

各テキストには大きい文字と小さい文字で書かれた部分がありますが、大きい文字は本文、小さい文字は注釈か校勘記です。注釈・校勘記は読解の役に立ちますが、重要な点に関しては授業で解説しますので、予習では本文だけ読んできていただければそれで構いません。もちろん、読んできていただいて、授業の際に不明な点など質問してもらえれば、さらなる学習につながるかと思います。

なお、第二回の『山海経』は80 分で一篇全てを読むのは難しいため、読む箇所をいくつか選んで読むことにします。読む箇所については第一回の授業でご相談したいと考えています。

<以下、ご参考までに、2021年度冬学期までのクラス紹介です。(2021-12-03更新)>

 本講座は漢文で書かれた中国の小説や神話を読み進めていく内容となっています。高校などで習う漢文は、教訓や格言などが多く、ともすればおかたい印象を与えがちですが、実際は怪談話や超現実的な出来事など、現代人の興味をひくような物語が豊富に残されています。

 前学期は、六朝時代の志怪である『捜神記』『捜神後記』『拾遺記』から数篇を選んで読み終え、その後は受講生の希望にそって『世説新語』『呂氏春秋』『古神話選釋』などから短編の説話を選び、読了しました。現在は明代の小説である『剪燈新話』から人間と幽霊の悲しくも美しい恋物語である「金鳳釵記」を読み進めています。

冬学期のはじめは上記の「金鳳釵記」を継続して読むこととします(23回ほどで読み終わる予定)。なお、新規にご参加されるかたのために、「金鳳釵記」の既読部分の訓読テキスト及び内容を解説した文章を作成し、配布しますので、授業についてこれないのではないか、といったご心配は不要です。

「金鳳釵記」読了後は、前学期と同じく中国の志怪・伝奇や神話などから面白い(そして時に怖い)物語を選んで、読み進めていきたいと考えています。『捜神記』や『山海経』などを読み進めるうちに、不思議な出来事や異形の民に出会うこともできるでしょう。お化け好きのかたはきっと楽しめるかと思いますので、ぜひおこしください。

なお、本授業はzoomを使用しますので、遠方にお住いのかたもご参加いただけるようになっております。