福西です。

『リンゴ畑のマーティン・ピピン』(エリナー・ファージョン、石井桃子訳)、第4話「オープン・ウィンキンズ」を読んでいます。

読んだ個所は、下巻p15-21です。

ある嵐の夜。

ホブ、アンブローズ、ヘリオット、ヒュー、ライオネルの五人兄弟の領主は、暖炉の前に集まっています。

窓を打ち続ける風の音に対し、誰かがこう言います。

「魔女がたくさんいるみたいだな」

(It sounds like witches.)

と。実は「風」と「魔女」という単語は、このお話のキーワードです。

その夜、兄弟たちは雑談で、それぞれの願い事を言い合いっこします。

言うとそれが本当になる、言霊というものがあります。ここでは、まるで魔女が彼らの願い事を聞いているかのようです。

一番下のライオネルは、楽しい農場(happiness)を。

二番目のヒューは、赤と白のライオン(bravery)を。

三番目のヘリオットは、クジャク(beauty)を。

四番目のアンブローズは、賢さ(wisdom)を。

ただし五番目の長男のホブは、それらを聞いて微笑むだけです。

けれども、ホブにも「金のバラを咲かせること」というひそかな願いがありました。それは庭師の娘だった母親譲りの願いでした。

さて、この後、事件が起こります。

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