西洋古典を読む(2022/6/22)(その1)

福西です。

ウェルギリウス『アエネーイス』(岡道男・高橋宏幸訳、西洋古典叢書)を読んでいます。

9巻の394-449行目を読みました。この巻のサビの部分です。

ニーススは捕まったエウリュアルスを発見します。そしてルトゥリー人に見えない位置から、飛び道具で攻撃します。

そのことに怒ったルトゥリー人の隊長ウォルケンスが、エウリュアルスを殺そうとします。

ニーススは、隠れ場所から飛び出します。しかし間に合わず、エウリュアルスは殺されます。

エウリュアルスの絶命の様子は、茎の長い花が折れる様子でたとえられます。

怒りに駆られたニーススは、突進し、ウォルケンスを道ずれにして果てます。

「穏やかな死で(placida morte) 安らぎを得た(quievit)」(9.445)とあります。

 

(その2)へ続きます。