「フランス語講読」ベルクソンを読む

秋学期から読み始める『創造的進化』は、「刊行するや全世界で反響を呼び、生命概念を刷新するとともに、ベルクソンの名を高めることとなった主著※1」なのだそうです。
また、調べてみますと邦訳は、筑摩書房や白水社から出ており、

前者HPの内容紹介では、

生命は、「生の弾み“エラン・ヴィタル”」を起爆力として、不断の変形を重ねてきた。※2

後者では、

動物と植物の分岐に先立つとされるエラン・ヴィタル(いのちの躍動)とは何か?※3… 

とありました。
この例だけを見ても、コアとなる概念からして、異なる日本語が当て嵌められており、訳者によって捉え方やニュアンスが異なるという面白さが感じられます。
同様に、クラスでは、原語で読んで、先生や他の受講生と意見を交わしながら訳文を検討する楽しさを味わえることでしょう。

また、「フランス語講読」クラスでは、これまでベルクソンの他の著作も読了してきましたので、ベルクソンについて詳しく理解したい方にとっては勿論のこと、ベルクソンを初めて読む方にとっても、渡辺先生は心強いガイドとなってくれるに違いありません。
(以前のクラス紹介ブログでも書きましたが、「フランス語読解はできないが、渡辺先生の解説だけを聞きたい」という動機で受講された方もいらっしゃるほどです)

先生によれば、ベルクソンのフランス語自体は読みやすく、それほど難しくないそうなので、哲学書と聞いて「レベルが高そう…」と尻込みすることなく、ご関心をお持ちの方は是非この機会にお問い合わせ下さい!

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(事務担当 梁川)

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※1,2 筑摩学芸文庫、書籍紹介ページより引用 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480093073/
※3 白水社、書籍紹介ページより引用 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b206428.html