クラスのご紹介「日本文化論を読む」(柳宗悦)

日本文化論を読むクラス(オンライン授業)では、その都度受講生とテキストを相談して決め、事前に読んできて頂いた箇所についての感想や疑問点等を受講生に幾つかあげて頂き、それらをもとに講師が解説を行い議論へと導いていくゼミ形式です。

現在は、昨年末から読み始めた柳宗悦『民藝四十年』(岩波文庫)を引き続き読み進めています。アンソロジー型の構成なので、最初から順番どおりに読むというよりは、気になるところから読んでいるそうです。

柳宗悦と言えば、現在、東京国立近代美術館で、柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」という展覧会が2月13日まで開催されています。展覧会をご覧になった方もそうでない方も、民藝に興味をお持ちの方やもっと深く知りたいという方は是非お問い合わせ頂けましたら幸いです。

(ちなみに、この授業では西田幾多郎や鈴木大拙の著作も課題図書として扱ったことがありますが、柳宗悦自身、高等学科で彼らに学んでいたのですね!)

『民藝四十年』を手に取り、皆さんで語り合うことで、心和む民藝の美について再発見したり、生活の「豊かさ」について再考したりするきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

(事務担当 梁川)