『小公女』を読む(西洋の児童文学を読むA)その3

福西です。

『小公女』(バーネット、高楼方子訳、福音館書店)を読了した記念です。

受講生の要約を残しておきます。(最終章) (前の18章はこちら

第19章「アン」

I.Madokaさん

セーラは、たちまちカリスフォード氏と仲良くなる。

セーラは、自分がお金をはらうから、こじきの子たちにパンをあげてほしいとパン屋さんにたのむ。パン屋さんは、喜んで同意する。

セーラがパンをあげた子は、パン屋さんのむすめ(?)になっていた。名前はアン。アンは、前とはみちがえるようにきれいになっていた。

セーラとアンは少しだけ話し、セーラは帰った。アンは、ずっとそれを見つめていた。

S.Kei君

セーラは、カリスフォード氏と話をしていた。そのとき、あの寒かった日のことを思い出したので、カリスフォード氏に話した。そこで、セーラは、そのパン屋の前で苦しそうにしている人がいたらセーラの立てかえで助けてあげようと考えた。

パン屋に行ってそのことを伝えようとしたら、パン屋はセーラの変化におどろいている。セーラはそしてあの日苦しんでいた子がパン屋で「アン」という名で働いていることを知った。

T.Aoiさん

・カーマイケルの子たちはみんなロッティーのように屋根裏部屋に憧れる。

・カリスフォード氏の昔の話にはセーラも出てきた。

・ラムダスがセーラのために魔法使いになった(ことをセーラは聞いて知った)

・パン屋のおばさんに会いに行って、アン(あの乞食の子)に会う。

Y.Megumiさん

セーラは、カリスフォード氏たちに、今までの話をして楽しく思う。また、セーラの知らないことも教えてもらう。セーラと<インドの紳士>は、仲良くなる。

セーラがつらかった時、自分よりも空腹だと思えたあのパン屋で会った少女のことを考える。そこで、そのパン屋のおかみさんに、貧しい子が来たら中に入れて助けてあげ、その分、お金をパン屋に渡すことを提案する。パン屋に行って事情を説明すると、おかみさんは、セーラは王女様のようだと尊敬する。気になっていた少女は、ここで手伝いをしていた。その子は「アン」という名だった。セーラはアンに、子どもにパンをあげる役を頼む。アンは承知しただけだったが、同じような思いをする目で見つめ合った。セーラは、アンの気もちがわかるような気がした。

以上。読了、おめでとうございました!