ラテン語初級講読C

前川です。

「ルキリウスへの手紙」第28書簡の5節から7節途中まで読みました。
たとえフォルムの中でも、静かに暮らそうと思えばできるのだ、と
述べられています。その方法が具体的に示されていないのは残念ですが、
他のエッセイ等を読みなさい、ということでしょうか。
悪い環境は健康だけでなく心も害する、というのは今の社会にも
そのままで警告となるように思われます。

今日の一文。
Prima … quaeque placuisset, si omnem tuam crederes.
もし全てが君のものであると信じていたなら、最初の場所を君は気に入っていただろう。
「住めば都」に近い意味でもあるかと思われますが、
心の持ちようで文句にも満足にもなるという物事の
見方の重要性を語っているとも思われます。

今日のおまけ。

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たくさんではありませんが、原文も販売されています。
面白いものがあれば、また購入してみます。