0614 山の学校ゼミ(倫理)

浅野直樹です。

 

プラトンの『国家』の概観を終えました。

 

最後のあたりで注目すべきは芸術論です。芸術というのはイデアをコピーした具体的な事物をさらにコピーしたものであるから劣っているというのがプラトンの主張です。その主張は写実主義的な芸術には当てはまるかもしれないけれども、イデア論を受け入れたとして、イデアを直接写し取ろうとする芸術もあるのではないかという反論が考えられます。