今回は、前回から始まった蘇軾「魏武帝論」を最後まで読み終えました。

論の大略は次のようなものです。

「世の中には物事の利害得失を計ることに長けた人はいるが、それだけでは天下を勝ち取ることはできない。物事の利害得失を計った上で、競争相手の情況をよく考えて判断するのでなくてはいけない。
曹操という人も、このことがよく分かっていない。劉備に対してはじっくり攻め、孫権には軽々しく兵を進めたが、けっきょく成功しなかった。その反対に、劉備は一気に攻め、孫権には計画を練りに練ってこそ上手くいったのに。
そのせいで、魏はあれだけ強大な力をもっていながら、曹操は天下統一を果たせないままこの世を去ることになったのだ。」

蘇軾の三国論・その一ということで取り組んでいますが、どうしても「たら・れば」の話になってしまいがちのようで、どうにも腑に落ちないという感想をいただきました。
次回から「諸葛亮論」に入りますが、今度はいかがでしょうか。

木村

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