0529 英語講読(ドナルド・キーン『日本文学の手引』)

引き続き読み進めています。

 

今回は関係代名詞に着目しました。後ろから修飾するように訳すべきか、それとも前から訳すべきかわからないと言われました。最も簡単な考え方は、関係代名詞の前にコンマがあれば前から、なければ後ろから訳すというものです。

 

thatが導く名詞節も重要です。これが正確に見抜けるかどうかが理解に関わる文があります。

 

It is interesting to note in this connection that over two centuries later the editor of an anthology of English and American imagist poetry made the same discovery as Chikamatsu and wrote:…

 

in this connection(これに関して)の部分をかっこに入れて、note that…(…に注目する)だと見抜けるかがポイントです。think that…, know that…などと同じ使い方です。「これに関して、that以下のことに注目するのが興味深い」です。that以下は新しい完全な文がきます。その主語はthe editor of an anthology of English and American imagist poetryで動詞はmadeとwroteです。「これに関して、二世紀以上後に、英米写象主義詩の選集の編者が近松と同じ発見をして、…と書いたことに注目するのが興味深い」となります。