September 03, 2004

9月3日(金) / 母子の絆

 今週は水曜日から始まったこともあってか、子どもたちに疲れはなく、朝からもみんな爽やかで今日のお天気のような明るいお顔がつぎつぎと集まりました。

「おはようございます!」とご挨拶ができるし、また、「おはよう」と声かけをすると、「おはよう!」と返ってきます。小さな声でも声に出してご挨拶をすると言うことは案外勇気のいることかも知れません。声に出してご挨拶ができたら、とてもすがすがしく嬉しいことですね。毎日の生活の中で、小さな頃から無理なく自然に“ご挨拶ができる習慣”が身につけばいいなと思います。

 2学期に入り思うことは、子どもたちの気持ちがとても安定していることです。きっと、夏休みの間にご家庭で受けられた溢れる愛情と楽しかった夏の思い出が、目で見える大きな成長として伝わってくるのでしょう。心身共に成長が著しいこの幼児期に、ご家庭では安心と愛情をたっぷり受けて心から休まり充実する、そしてまた次の日にはその栄養を土台にして、お子さんがお母さまから離れた幼稚園で、単独で元気にたくましく数々の体験を積み重ねていかれるこの毎日の繰り返しの中に、何にも代え難い将来のための大切な礎が育まれているのでしょう。

 今日のお昼前のことです。ある子が、お山の上の市内が広く見下ろせてお家がたくさん見える景色を指さし、「お母さんはどこ?」と、私に尋ねました。
「お母さんはおうちやね、きっと幼稚園で元気にしていると思ってご用をしてはるよ。」と言いますと、コクンとつぶらな目をしてうなずいていました。
母と子は離れていても必ず心が通じているものです。きっとお母さまも、お家でお子さんのことを思い出されていた頃に違いないと思います。この、離れていることを意識しながらも、お子さんにとっては目の前にある幼稚園という社会の中で、一人経験することのひとつ一つは、親元にいて守られた中でできることとは全く別の意味があり、当たり前にできることではありません。ご家庭の愛情が不可欠です。
朝、「行って来ます」をした後、お山の石段を登りながら、お昼にはお母さんが朝つくってくれたお弁当を開けながら、またお帰りのお歌をみんなと歌いながら、お子さんはいつもご家庭の愛情を糧に幼稚園での一瞬一瞬を過ごしています。どうぞこれからも、お子さんがお家に戻られましたら十分抱きしめて、いろんな思いをもって幼稚園で頑張って過ごされたことを想い、小さなことでも褒めてあげて下さい。

 今日の幼稚園のお庭も、「だんごむしさがそー」「葉っぱあつめしようーよ」「鉄棒であそぼ!」と、とても賑やかな一日でした。また、来週もひとりひとりの笑顔に会えることを心から楽しみにしています。

       *  *  *
 
  ◇明日9月4日(土)の予定

   “おやまのミニミニ幼稚園”
     時間 午前10:00~11:00
     場所 第3園舎
     対象 未就園児とそのご家族
     内容 ようちえんをたんけんしよう!
   
※ご家族お揃いでお山へいらして下さい。お待ちしています。    

Posted by ikuko at September 3, 2004 09:38 PM | TrackBack
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