0522 英語講読(ドナルド・キーン『日本文学の手引』)

前回の続きから読み進めました。その都度必要最小限度の文法や構文の紹介をしています。

 

今回は次の箇所がいかにもな構文でした。

 

it was even possible for poets to keep two different sets of images going at the same time…

 

これはIt is interesting for me to study English.(私にとって英語を勉強することはおもしろい)という文と同じ構造です。for ~のところは「~にとって」あるいは「~が」と訳し、to doの部分は「~すること」という名詞的用法だと解釈して、これが文全体の主語(itは形式主語)だと考えればすっきりします。先の引用文は「詩人にとって2組の異なるイメージを同時に進行させておくことが可能でさえあった」というのが直訳となります。

 

詩の解釈などはややこしかったので既存の訳を参考にさせていただきました。そのおかげもあって今回の範囲は理解できたのでよかったです。