0424 英語講読(ハリー・ポッター)

ロックハート先生の初めての授業です。

 

ハリーはロックハート先生を直視したくないので、後ろの席に座って目の前に教科書を積み上げます。隣の席のロンはこう言ってからかいます。

 

You could’ve fried an egg on your face.

 

直訳すると「顔で目玉焼きが作れたかもしれないよ」なので、それくらい赤面していたという意味です。

 

ロックハート先生はネヴィルのcopyを取り上げて表紙に載っている自分の笑顔を見せました。このcopyは素直に本の部でよいでしょう。ドラコがロンをからかうときなら正規の本ではなくて複写だという意味かもしれませんが。

 

ロックハート先生は指定された本に書いてある、ロックハート先生についての事柄を問う小テストをみなに課します。

 

テストの内容もさることながら、その解説も軽薄だったので、ロンは不信にかられます。一例を挙げると次のようなものです。

 

my secret ambition is to rid the world of evil and market my own range of hair-care potions

 

「僕の秘密の野望は世界から悪を取り去ることと、僕自身の一連の整髪料を売り出すことさ」といった具合なのです。ここでなぜ整髪料が登場するのかは本人にしかわからないのかもしれませんが、potionはホグワーツの授業科目にもなっているものですね。

 

それでもハーマイオニーは満点で、先生からほめられます。

 

ここから授業の本題に入ります。ピクシーを教室に放って、それに対処するのがこの日の課題です。ここで出てきたピクシーに加えて、バンシー、マンドレイクなどは実在するものであったり、広く伝承されているものであったりします。

 

ピクシーは小さい生物ですが、教室で大量に解き放つと大変です。窓ガラスが割られたりとめちゃくちゃになります。しばらくしてからロックハート先生が事態を収拾しようとPeskipiksi Pesternomi!という魔法を使います。解説本によるとこれはpesky pixies, pester not meという英語を縮めたもののようです。「うるさいピクシーよ、私を悩ませないで」という意味です。

 

しかしこの魔法はまったく効果がなかったようで、そのまま授業時間が終わり、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人に後始末をするように言って先生は去りました。ロンとハリーは訝しがりますが、ハーマイオニーだけは実地の体験をさせようとしたのだとあくまでも好意的に解釈します。

 

ここから7章です。

 

ハリーはそれからの数日間はロックハート先生を避けるようにします。ロックハート先生は避けられても、写真を撮らせてくれと言ってきたコリンを避けることはできません。フクロウのヘドウィッグは怒ったままですし、ロンの杖もおかしなままです。金曜日にはフリットウィック先生に杖が当たってしまい目の間にgreen boilができてしまいました。私はこれが何だかわかりませんでしたが、boilには吹き出物という意味があることを教えてもらいました。しかし緑の吹き出物というのも変な話です。greenが「出来立ての、未熟な」ということを表しているのかもしれません。

 

ようやく週末を迎えたハリーですが、朝早くからクィディッチのチームのキャプテンであるウッドに起こされました。夜明けから練習をするとのことです。渋々起きて練習に出かけるハリーを、コリンが呼び止めます。この前の写真が出来上がったようです。これは動く写真なので、私たちにとっての動画だと思ったほうがよさそうです。コリンはクィディッチについても興味を示しました。

 

ここでこの日は終わりです。次回は連休明けです。