つくる1年(0415)

福西です。春学期が始まりました。よろしくお願いいたします。

さて、1年生のクラスでは、ガラクタ工作をしました。速乾の接着剤で、空き箱やプラスチックの端切れを、手早くくっつけていきます。そのあとで、黒いスプレーで下地を作り、その上からさらに銀色のスプレーをかけることで、渋みのあるメタリックな作品ができます。

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1年生のY君にとっては、もちろん今回のような工作は初めての試みとなりますが、緊張半分、工作好きな気持ち半分、見よう見まねで上手にイメージを形にしてくれていました。

同じ部品を二組使う時に、たまたま選んだそれが長さが違っていたりすると、「これ、同じにしたい!」と言って、はさみで丁寧に切り揃えていました。そこにY君のこだわりが見られました。また接着剤の塗り方も、本体の方に塗るか、これからくっつけようとする部品の方に塗るかで迷った時、「こっちに塗った方が、ぼくはいいと思うんや」と言って、部品の方に塗るのを自分の流儀にしていました。丁寧に塗るのが好きな様子でした。

作品の形は、だいたい1時間ぐらいで組上がりました。

最後の仕上げのスプレーは、注意事項をよく聞いて、真剣に吹きかけてくれていました。表と裏、黒と銀と、計4回吹きかけるので、乾燥にはどうしても時間がかかってしまうのですが、その間が待ち遠しいという気持ちを、Y君と私とで共有しました。逆に私の方が待ちきれなくて「もういいかな、もう乾いてるんとちゃうかな」と言うと、Y君の方が「いや、まだ乾いてへんと思うで」と制するシーンもありました(笑)。

何とか全体を一通り塗り終えることができ、最後の乾燥にはちょっと時間が足りませんでしたが、何とか持ち帰ってもらうことができました。

クラスの様子をまたギャラリーでご覧ください。

やっぱり一つできあがった時の喜びは大きいと見えて、最後の最後の表情が一番嬉しそうに輝いていたY君でした。

次回も、何を作るか、楽しみにしておいてくださいね。