11/1 中学ことば

岸本です。

今日は、熟語のクイズに初めに取り組んで、それから『人間失格』を読みました。

熟語のクイズは、四字熟語の空欄を選択肢から探す問題と、二字熟語のしりとりの空欄を同様に選択肢から埋める問題でした。
しりとりは、ひっかけの選択肢もありましたが、おおよそよくできていました。
四字熟語では、「五里[  ]中」を「夢中」としたり、「言語[  ]断」を「両断」とする間違いが多く見られました。
熟語の成り立ちや意味から、漢字も覚えられるようにしましょう。

その後、『人間失格』を輪読しました。
今回は、死を意識し始めた「自分」に好意を寄せている三人の女性の話でした。
始めの二人について、「自分」は全く気にしていませんでしたが、「れいの受け身の奉仕の精神」から嫌々ながら付き合いを続けていきます。
そんな中、カフェで出会った「ツネ子」は、関西訛りもあって、普通の人とは違う空気をまとった女性でした。
彼女に対しては、「自分」も安心感を覚えます。
この場面では、「自分」が子供のころから演じてきた「道化」によって、逆に追い詰められていく様子が窺われます。
その辺りを、生徒さんには読み取ってもらえたらと思います。

来週も、クイズをしながら『人間失格』を読み進めていきます。