岸本です。

今日は病気でお休みの生徒さんがいたのが残念ですが、新美南吉の『おじいさんのランプ』を読み終わることができました。
そこで、今回はこの物語について感想文を書いてもらうことになりました。

残っていた部分はエピローグで、回想の中の主人公が語り手であるおじいさんであったことが明かされました。
そして、それを聞いていた東一君とのやり取りで物語は結ばれます。
短くて単純なやり取りではありながら、悲哀と決意の綯い交ぜになった様子が見て取れる面白い部分です。

簡単な解説を加えた後、感想文に取り組みました。
まず私から、テーマと「設計図」すなわち構成を考えてから書き始めるというアプローチを紹介し、それに沿って進めてもらいました。
ただ、「書きながら考える方法」が良いと強く主張する生徒さんもいました。
一時、私と生徒さんの間で「論戦」が繰り広げられましたが、無理強いするのは好きではありませんし、彼の主張にもそれなりの論拠があったため、その生徒さんには独自の方法で取り組んでもらいました。

「設計図」については、まず作文全体の「流れ」を意識してもらうことを意図しています。
それによって、テーマからぶれることなく、すっきりとした作文が書けることになります。
また、自分の展開した文に矛盾や問題点・改善点がないか、実際に書く前に見つけて修正することが出来るのも利点でしょう。
生徒さんの「設計図」にアドヴァイスを幾つか与え、それが完成した後、実際に作文用紙に書いてもらうことにしました。

一度「設計図」を考える手間があるために、今回は完成には至りませんでした。
ただ、「書きながら考える方法」を選択した生徒さんは、得意な方法だというのもあるのでしょうか、きれいに書き上げてくれました。
内容は、「興味のあること」というテーマで、今回の物語を捉えた感想になっていました。
やはり構成にやや難はあるものの、すっきりした文章を書いてくれた点は評価したいと思います。
あとは口語表現などを工夫すると、十分立派な出来になると思います。

来週は、この感想文作成の続きを行いたいと思います。

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