高木です。

今日は、先週書いた自己紹介文を発表してもらいました。
トップバッターはH君。
最初は少し照れくさそうでしたが、後半は、彼のハキハキとした声が活きてきました。
とくに、習っていた水泳のことと、好きな本について、詳しく紹介してくれました。
彼は「国語」が「大きらい」らしく「特に読書や漢字がきらい」なのだそうですが、
本当に読書が嫌いなら、好きな本(星新一『ボッコちゃん』)について、
あれほど詳しくあらすじを紹介できないと思います。
おそらく彼は、「国語」に対しては、実際に苦手かどうかというよりも、
〈苦手意識〉を持っているということが大きいのでしょう。
この「ことば」のクラスで、彼が自信をつけるのを応援したいと思います。

次に発表したのはA君。
彼は発表の際、ときどき原稿用紙から目を上げて、聴いているこちら側と目を合わせます。
また、分かりにくい部分は、原稿用紙の文語を口語に直し、
さらに、書かれていない言葉も即興でつけ足して説明を加えてくれます。
発表者としての意識、また、聴く側への配慮が、行き渡っていると感じました。
内容は、非常に多岐にわたるA君の好きなもの、それぞれについての、詳しい紹介でした。
彼もまた好きな本(乙一「幸せは子猫のかたち」、『失はれる物語』所収)について、
あらすじを紹介してくれていたのですが、言葉の流れがスムーズで、つい引き込まれました。
「…これではすいり小説になってしまうのでできれば読んで下さい」という言葉であらすじが中断されると、
続きがすごく気になってしまいました。今度読んでみようと思います。

最後は、K君が自己紹介文を発表しました。
昨年一年間の蓄えがある彼は、さすがというべきか、とても落ち着いて発表していました。
彼は今年の自己紹介では、頑張っている野球のこととボーイスカウトのことに話題を絞りました。
野球については、小学校の頃からやっていて、これからもやりつづけて、
将来は甲子園で野球をするのが夢だということを、
ボーイスカウトについては、ナイフを持つ許可が得られたこと、それでさまざまな工作ができることを、
それぞれ淀みない言葉で紹介してくれました。
体を動かすことがK君という人間の大事な部分を形づくっているということが、
彼の文章のテンポの良さ、力強さに表れていました。

それぞれの発表の後、上に書いたような感想を互いに取り交わして、
私が主に作文技術的な側面から自己紹介文を添削すると、
ちょうど終了時間になりました。
次回は清書をします。それから、次の単元に移ります。

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