百木です。12月の将棋道場のご報告です。
今月の将棋道場はいつもより人数が少なめでした。参加者は6~7人。
たまにはそういう少人数も悪くないです。というのは、子供たちを見る僕たち先生側に余裕ができるので、指導対局などをいつもより多目にしてあげることができるからです。実際に僕も今月は4回ほど指導対局をやりました。

指導対局では上手(強い人)が駒を落として指します。今のところ、僕は子供たち相手に6枚落ち(飛角香桂落ち)や8枚落ち(飛角香桂銀落ち)などで指すことが多いです。結構なハンデですが、まだほとんど子供たち(下手)に負けたことはありません。

でも子供たちも少しずつ上達している印象は持っています。今回でいえば、Yu.Mちゃん、Yu.Sくんと8枚落ちで指したのですが、ふたりとも定跡どおりに端を攻めて(上手は香桂がないので端が弱い)、ちゃんと飛車を上手陣に成り込むことができました。

駒落ち対局では、下手がまず目指すべきは上手の陣地に飛車や角を成り込むことです。これが成功すればぐっと勝利に近づきます。これまでもその定跡をなんどか説明してきたのですが、そのコツを少しずつつかんできてくれているようです。

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でも残念ながら、飛車を成り込むところまでは成功しても、そこから上手の王様を詰めるのが思った以上に大変です。ほとんど無防備な上手の王様も、龍一枚だけではなかなか寄せることができません。王手王手を繰り返していても、上手の王様はするすると逃げていってしまいます。そのうちに上手から反撃をくらって残念ながら下手負け、というのがよくあるパターンです。

この「寄せ」 の壁を突破できる子はいまの将棋道場にはほとんどいません。「寄せ」の力とは、いいかえれば終盤の力です。将棋道場に何度も通ってくれている子たちは、序盤の力や中盤の力はずいぶん付けてきてくれたように思うのですが、終盤の力はまだまだなようです。

でもこの終盤の力は、詰将棋をたくさん解いたり、寄せのパターンを覚えたりすることで、着実にレベルを上げることができます。実際に、今月の大盤解説では3手詰めの詰将棋をいくつか解いてもらいましたが、センスの良い子は短時間でそれを解くことができるようになってきています。このあたりは算数でいう計算問題のようなもので、単純な問題を繰り返したくさん解くことで着実に実力を上げることができる分野です。ですから、根気強くたくさん詰将棋に取り組む子の力が伸びやすいかもしれません。

僕以外にも、中務先生や亮馬先生にも子供たちと指導対局をしてもらいました。中には結構いい勝負になったものもあったようです。子供たちがもっと実力をつけて、大人たちを負かしにきてくれる日を楽しみにしています。

 

 

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