岸本です。

季節も冬らしくなってきた今週、このクラスでも冬学期が始まりました。

冬学期は短編を読んでいくことにしました。

記事の読解、書き取りも継続して行っていきます。

 

今日は寺田寅彦の『蛆の効用』を読みました。

蛆は人間の嫌われ者ですが、「市井の清潔係」や、病気の治療にも用いられるという効用があると、寺田は指摘します。

さらに、その成虫である蠅も、体を「ワクチンの製造所」にしているかもしれないと考察しました。

ですから、蠅を絶滅させようとすると、別のところでその弊害が出るのではないか、と危惧しています。

自然の平衡状態というものを乱す際はよく考えねばらないと、彼は結論付けます。

70年以上前の短い文ですが、その考えは現在の身近な問題に通ずるものがあります。

生徒さんも、カエルや草食動物の激減が自然界に与える影響を例として挙げてくれました。

そうした事例に本文の要約も合わせて、感想文も書いてもらいました。

漢字のミスや、表現などをいくつか修正しましたが、本文が伝えたい内容やそれに対する感想はしっかりかけていました。

 

残りの時間が少なかったため、書き取りは行わず、記事を読解していきました。

海外の記事や、国内の選挙の記事、また携帯電話についての記事などを読みましたが、できるだけ身近な話題に結び付け、興味を持ってもらえるようにしました。

次回は、来年になりますが、同様の取り組みを行っていきます。

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