『赤毛のアン』を読む(西洋の児童文学を読むB、2022/9/30)

福西です。

『赤毛のアン』(モンゴメリ、村岡花子訳、新潮社)を読んでいます。

受講生のこれまでの要約です。

『赤毛のアン』

要約/I.U.さん

1章 レイチェル・リンド夫人の驚き

アヴォンリー街道を下った所に住んでいるリンド夫人は、ある日、窓から、めったに家をはなれないマシュウを見かけおどろき、マリラに聞きにいく。マリラは、10か11くらいの1人の男の子をもらいにブライト・リバー駅へマシュウは行ったと言う。リンド夫人はさらにおどろき、なぜ自分に相談しなかったのかとおこり、少しいやみを言って帰っていった。

2章 マシュウ・クスバートの驚き

マシュウはブライト・リバーへ男の子をむかえにいく。だがどこかの手ちがいで、女の子をつれて帰ることになる。馬車にのっているとちゅう、女の子はずっと話しつづけていて、並木道を「歓喜の白路」、バーリーの池を「輝く湖水」と名付けたりした。そう話しているうちに「グリン・ゲイブルス」につく。

3章 マリラ・クスバートの驚き

家につくとマリラはおどろき、なぜ男の子ではないのか、マシュウに問いただす。eをつけたアンと名乗る女の子は、その日はグリン・ゲイブルスにとまる。

4章 グリン・ゲイブルスの朝

アンは朝の窓の外の景色にうっとりし、夢想にふけっていた。マリラに呼ばれ、食事や皿洗い、ベッドづくりをすませた。しばらくしてからスペンサーの奥さんのもとへマリラとアンは馬車でむかう。

5章 アンの身の上

アンは馬車のドライブを楽しむことを決意した。マリラにアンの身の上話を聞かれ、アンは自分のことは話す値うちがないと言いつつ話しはじめる。アンのお母さんやお父さんが亡くなった事、トマスの小母さん家での話などを聞き、マリラはアンをかわいそうに思い、それ以上は聞かなかった。

6章 マリラの決心

アンとマリラはスペンサー夫人の家につく。マリラはスペンサー夫人の奥さんに、どこかのいきちがいでアンが来た事、その筋道を聞いた。スペンサーの奥さんはあやまった後、手伝いの女の子を欲しがっていたブリュエット夫人に引きとってもらうのはどうかとマリラに勧める。ブリュエット夫人はアンを見て引きとってもよいと承だくしたが、ブリュエット夫人の評判が悪い事を知っていたマリラは、アンを自分の家で引きとることに決めた。

7章 アンのお祈り

その日の晩、マリラはアンにお祈りをしてねなさいと指示するが、アンはお祈りをしたことがないという。マリラは最初はお祈りのし方をアンに教えていたが、このお祈りはアンに不向きだと気づき、1人でお祈りをしてみなさいと指示した。アンは歓喜の白路や輝く湖水などに感謝し、グリン・ゲイブルスに置いてもらうこと、大きくなったら美人にしてくださいとお祈りした。マリラは、アンにものごとを教えてやる事や、学校に行かせる事など、これから手いっぱいの仕事になりそうだと感じた。

また次回も楽しみにしています。