しぜんD2(2022-10-07)

秋学期3回目の記録。

数日まえから突然寒くなりました。この日は雨天のため、まず教室の中で過ごしました。

これまで、室内での取り組みとしては、粘土づくりや、ダンゴムシの実験などをしてきましたが、それらも含めていくつかのネタを準備していました。

まず、「顕微鏡」が一台ありましたので、それを使って、何かしぜんのものを観察してみようと提案しました。
手始めに、教室にあった「お花がみ」(薄めの色付き和紙)をちぎって、観察してみました。

「おぉ!線みたいのが見える!」Genji君が言います。そして、みんなで交代して接眼レンズを覗き込みました。
今度は、「髪の毛はどうだろう」とKazuma君が言って、自分の髪の毛を一本抜いて(!)セットしました。
「うわぁ、ぶっとい!」「ギザギザしたのが見えるね」と、皆で驚きながら観察しました。
それから、以前にMashiroちゃんが作った結晶のかけらがあったので、それも見てみました。結晶の中に、キラキラゆらゆらした曲線が幻想的に見えました。

次に、いつものようにKazuma君が発表したいことがある、と言って「鳴く虫」の羽根の仕組みについてホワイトボードに図解して教えてくれました。
クツワムシは特に鳴き声が大きいこと、羽根の断面は学期の「ギロ」のようにギザギザで、そこに鉤型の突起をこすりつけることで音が出ることなどを説明してくれました。それこそ、顕微鏡で見られたらよいですね!

雨があがったので、何か顕微鏡で見られそうなものを探しに行こう、ということで、外に出ました。

結果、米粒ほどの赤ちゃんカタツムリ、池の藻、ヌマエビ、それからバッタを見つけて、教室へ持ち帰りました。(最後のバッタだけは、教室で飼育していたカエルのごはんに…)
立体的なものは(しかも動いているので)ピントを合わせることが難しく、顕微鏡できっちり像を結ぶことができたのは「藻」だけでしたが、「え!?すごい」「つぶつぶが見える!」と、みんなそれなりに感動してくれたのがよかったです。

虫眼鏡で見る3倍〜10倍の世界も十分に驚きがありますが、400倍から600倍の世界を見ました。
このように、時々ミクロの世界も覗いていけたらと思います。

(顕微鏡は、山の学校に親子で通ってくださった元会員のOkadaさんがご寄贈下さったものです。この日、初めて取り組みに活かすことができました。この場を借りてお礼申し上げます。)

(担当 梁川)