『王への手紙』を読む(西洋の児童文学を読むA、2022/9/22)

福西です。

『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫)を読んでいます。

5章 3「ヤロとの別れ」を読みました。

受講生の要約です。

H.F.さん

三人はメナウレスと別れる。ピアックがどこかにいくとヤロがきた道をもどると言いだす。ヤロは赤い騎兵の一人だった。ティウリを殺害する予定だったが、助けられたため、殺せなくなってしまったと話す。「ありがとう」とティウリは言う。ヤロは笑う。そして別れる。が、ヤロはまたもどってきて、スルーポルという悪人のことを教え、気をつけるように言う。

Y.Y.君

ティウリ、ヤロ、ピアックは、朝早くから出発する。と中、少しきゅうけいし、また進む。ピアックはおそいがその分、休まずいくことができた。と中、ヤロが自分だけひきかえすと言う。ヤロはティウリに命をすくってもらったことで暗殺ができなくなっていた。自分が赤い騎兵だということを明かす。ある一人(スルーポル)に気をつけろと言う。それ以上はなにも言わず、ヤロは山をおりる。

S.K.君

旅人と案内人は、隠者メナウレスに祝福をもらい、出発する。前からピアック、ヤロ、ティウリの順番で歩く。

三人は腰を下ろす。ピアックが木の実を取りに行き、ティウリとヤロは二人きりになる。

ヤロは、「あんたは、おれの命を救ってくれた」と言い、自分が赤い騎兵の密偵だと白状する。「達者で、な」と言って去りかけるが、戻ってくると、他の密偵(スルーポル)のことを話してくれる。今度こそ「さらば」と言って去る。