『韓国語初級』クラス便り(2022.02)

山びこ通信2021年度号(2022年2月発行)より下記の記事を転載致します。

『韓国語初級』

担当 郭 旻錫(カク ミンソク)

 山の学校ではじめて韓国語の講座を始めました。韓国語の文字(ハングルといいます)の形や発音を習うことから始まって、韓国語の基礎的な文法を一通り最後まで目を通すことができました。今年(2021年)の4月からのクラスだったので、8か月ほどの短い期間でしたが、日本語と色んな面で非常に似ている韓国語だからこそ可能だったと思います。
韓国語が面白いのは、日本と一番近い隣国の言葉として、日本語との相互影響関係で形成されてきた言葉だということです。韓国語を習いながら、日本語に対する理解も深めつつ、日本語との類似性や相違点も確認できたのは、とても楽しい作業だったと思います。

毎回授業のはじめには、いままで学んだことを復習してみて生じた疑問点を解決する時間を設けました。言語は完全に論理的にできているものではなく、また深めればどこまででも深められるので、真剣に考えれば必ず疑問が生じるはずです。その疑問点を他の受講生の方々と共有しながら、一緒に考えることができたのは、非常に実りの多い作業だったと思います。それは教える立場からしても、もっともエキサイティングな時間でありましたが、たくさんの質問を積極的に投げかけてくださった受講生の方々に感謝の言葉を申し上げたいと思います。

(2022-03-12 事務担当補足)上記クラス便りのあと、2021年度冬学期の途中でこのクラスは郭先生から高先生へと引き継がれ、現在に至ります。
4月からは、同じテキストを用いて最初から、じっくり初歩をおさらいするクラスとなります。